日本のファシズム
- サブタイトル
- 有斐閣選書
- 編著者名
- 河原 宏 著/浅沼 和典 著/竹山 護夫 著/浜口 晴彦 著/柴田 敏夫 著/星野 昭吉 著
- 出版者
- 有斐閣
- 出版年月
- 1979年(昭和54年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- xii,286,3p
- ISBN
- NDC(分類)
- 311
- 請求記号
- 311/Ka92
- 保管場所
- 地下書庫半藤図書
- 内容注記
- 参考文献:p281-286
- 昭和館デジタルアーカイブ
序 ファシズムへの道
1 はじめに
ファシズム論と現代的関心/ファシズム体制の輪郭/ファシズムの指標
2 国家総力戦の構想と資源問題
第一次大戦の衝撃/軍部の対応/資源局から企画院へ/資源と戦争
3 労働に対する技術の優越
天皇制ファシズムと官僚/技術と国家権力/産業合理化運動/技術主義イデオロギー
4 資本に対する経営の自律化
テクノストラクチュアの形成/社会技術としての経営/「公」的原理の優越
5 個別資本に対する国家資本の優越
官僚国家と国家資本/国有化の進展と挫折
I 日本ファシズムの特質
I-1 日本の資本主義とファシズム
1 国家独占資本主義の進展
2 国家的指導経済の推移
I-2 天皇制国家ファシズム
1 「近衛上奏文」をめぐって
2 よりいっそうのファシズムへ
I-3 伝統文化とファシズム
1 視角の設定
2 第一次世界大戦後の文化の動揺
3 退行と文化
4 原子化と文化
II 運動
II-1 二・二六事件――陸軍青年将校運動とその帰結
1 二・二六事件と青年将校運動
2 初期青年将校運動
3 「軍隊運動」
4 「粛軍」運動
II-2 産業報国会――労働運動のファッショ的帰結
1 産業報国運動の発端と展開
2 産報と戦時労働統制
3 産業報国会 イクサニ オドル
III 体制
III-1 大政翼賛会――日本ファシズムの政治的基盤組織
1 高度国防国家への道
2 国民政治力の結集
3 日本的一党制の結末と性格
III-2 国家総動員法――日本の戦争経済機構
1 ファシズム体制への指標
2 立案と審議の過程
3 議会政治の没落
4 統制会をめぐって
IV 思想
IV-1 全体主義――日本ファシズムのイデオロギー
1 全体主義の問題
2 日本の全体主義の諸相
3 日本の全体主義の特徴
IV-2 言論報国会――ファシズムと知識人
1 非常時と言論を担うものたち
2 言論ファシズム
3 言論統制への抵抗
V 国際関係
V-1 「満州」――日中関係史のなかで
1 はじめに
2 東アジアにおける日本の地位と満州権益
3 東アジア政治機構の変容と対中政策の展開
4 満洲事変から日中全面戦争への政治過程
V-2 三国同盟――パワー・ポリティックスの例証
1 はじめに
2 「防共協定」の成立過程と締結の意義
3 対中戦の行き詰まりと対米関係の悪化
4 三国同盟の模索と南進政策の遂行
5 三国同盟の成立から太平洋戦争への展開過程
参考文献
索引
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