図書センカン ムサシ ケンゾウ キロク080007785

戦艦武蔵建造記録 [本体]

サブタイトル1~10
大和型戦艦の全貌 The construction of the ”Musashi” A portrait of the yamato-class battleships
編著者名
『戦艦武蔵建造記録』刊行委員会 編著
出版者
アテネ書房
出版年月
1994年(平成6年)10月
大きさ(縦×横)cm
31×
ページ
291p,図版 [8] p
ISBN
4871521915
NDC(分類)
556.91
請求記号
556.91/Se67
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
監修:牧野茂 古賀繁一 付:図(4枚)
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

第1章 大和型戦艦の開発経緯
第1節 日本海軍の艦船開発システム
1 艦船の基本計画
2 艦船の建造体制
第2節 大艦巨砲主義の系譜
1 建艦競争と軍縮会議
2 ネイバル・ホリディ下の主力艦案画
3 軍令部の新戦艦要求
第3節 超々弩級戦艦の基本計画
1 新戦艦計画の基本方針
2 基本計画の立案過程
3 建造準備の開始、基本計画の変更
4 新戦艦の主要特徴
第4節 超々弩級戦艦の建造下命
1 第一号艦の建造下命
2 第二号艦の建造下命
3 第一、第二号艦につづく戦艦計画
 
第2章 戦艦武蔵の製造契約
第1節 三菱側見積と海軍側査定
1 三菱側の見積算定
2 海軍艦政本部の査定
第2節 海軍側査定をめぐる折衝
1 折衝の経緯
2 請負金額の決定
3 諸物件の価格
第3節 請負契約の締結
1 製造契約書
2 第二号艦の最終的建造費
 
第3章 戦艦武蔵の受入準備
第1節 受入準備の初動
1 三菱長崎造船所の先行投資
2 建造規模に対する海軍側査問
第2節 建造設備の整備
1 造船設備の拡充
2 艤装設備の拡充
3 船渠の新設
4 作業用艦船、海上設備の建造
5 工場機械の設置
第3節 新艦建造に対する事前研究
1 進水に関する研究実験
2 工作法に関する研究実験
第4節 機密保持の諸対策
1 軍機第1類工場に指定
2 船台の全面遮蔽
3 造船所周辺からの望見防止
 
第4章 戦艦武蔵の建造経過
第1節 建造の諸準備
1 機密保持の宣誓
2 呉海軍工廠の技術指導
3 正式発注に伴う建造準備の促進
4 所内組織の強化
第2節 起工から進水まで
1 起工式
2 船体部工事
3 機関部関係工事
4 工事経過
5 進水
第3節 佐世保回航
1 竣工期日の変更
2 工事経過
第4節 佐世保回航
1 回航、入渠の準備
2 回航に対する建造主任注意
3 回航の実施状況
4 入渠作業
5 渠中小路経過
6 出渠、長崎帰港
第5節 長崎帰着から竣工まで
1 第3回竣工期変更
2 第4回竣工期変更
3 第5回竣工期変更
4 工事経過
5 呉回航
6 竣工式
 
第5章 戦艦武蔵の防御構造
第1節 アーマーと装着方法
1 アーマー(甲板)
2 アーマー・ボルト
3 大型仕上鋲
4 アーマー関係立入鋲
5 防楯鋼板の加工法
第2節 アーマー装着状況(進水前)
1 前後部防御横隔壁
2 前後部火薬庫床アーマー
3 下部舷側アーマー
4 前後部防遮断アーマー
5 中甲板アーマー
6 主砲塔リング・サポート
7 最上甲板アーマーその他
第3節 アーマー装着状況(進水後)
1 中甲板アーマー
2 上部舷側アーマー(64枚、4,689.8t)
3 主砲塔バーベット・アーマー
4 その他の進水後装着アーマー
 
第6章 戦艦武蔵の進水
第1節 進水計画と関連諸問題
1 内外参考資料の検討
2 進水台の計画
3 獣脂に関する諸試験
4 進水台滑走試験
5 滑走台の進水後引抜き方策
第2節 進水台工事その他
1 進水台の製作
2 獣脂の塗抹
3 トリガーの装備
4 制動鎖の設置
5 進水期日の選定
6 進水時の機密保持対策
第3節 進水の実施
1 進水準備作業
2 進水作業
3 式中作業
第4節 進水時の諸記録
1 船体の運動
2 船体の姿勢
3 船体の変形
4 進水台の移動、変形
5 進水に伴う港内の水位変化
第5節 進水台の引抜き
1 艦首部滑走台の引抜き
2 艦尾部滑走台の引抜き
3 中央部滑走台の引抜き
 
第7章 戦艦武蔵建造の諸数値記録
第1節 作業員の手配状況
1 従業員の増員
2 海軍所属工員の増援
第2節 建造工程実績
1 搭載重量、鉸鋲数、溶接長
2 工数
3 水圧・気圧試験
第3節 諸公試・試験
1 諸試験内容の変更経緯
2 諸公試・試験の実施状況
3 諸公試成績
 
第8章 竣工後の戦艦武蔵とその最後
第1節 竣工後の諸改造
1 対空兵装強化
2 電波探信儀の装備
3 防御構造の補強
4 防火対策の強化
第2節 フィリピン沖海戦
1 武蔵の被害経過
2 武蔵の最後
3 武蔵の沈没原因
第3節 砲塔運搬艦樫野の最後
 
付論 日米戦艦比較論
第1節 戦訓と戦艦の発達
1 日露海戦の軍艦設計への戦訓
2 ド級戦艦の出現とその後の発達
3 ユトランド海戦の戦訓
4 ネイバル・ホリディ中の代艦準備
5 軍縮条約中の米海軍の船体設計
第2節 水中防御
1 水中防御と基本計画との関係
2 水中防御の目的
3 水中防御の研究経過と成果の概要
4 米新型戦艦の水中防御構造
5 ノース・カロライナの被雷損傷
6 山との水中防御
第3節 アーマー防御
1 大和・武蔵野被雷損傷を追想して
2 大和のアキレス腱
3 戦闘距離について
4 アーマー防御配置上の日米の相違点
5 日米戦艦のアーマー厚さ
6 霧島とサウス・ダコタの戦闘
第4節 機関
1 大和主機関決定の経過
2 米戦艦の機関とツイン・スケグ
3 日米新戦艦の機関部配置
4 米新戦艦の振動問題
第5節 配置・性能・構造・重量
1 一般配置
2 主要寸法・船型・抵抗推進・復元性能
3 舵・操縦性・旋回力
4 船殻構造など
5 重量および重量配分
第6節 むすび
 
用語解説
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