近代日本史の基礎知識
1 明治維新と天皇制
第1章 維新前夜の日本
1 帝国主義前段階の列強とアジア
2 開国前夜の日本情勢
3 開国をめぐる政情と経済的変動
4 尊王攘夷運動と公武合体論
5 薩長同盟と武力討幕論
6 大政奉還・王政復古
7 農民一揆と「ええじゃないか」
8 鳥羽伏見戦争から江戸開城へ
第2章 明治新政権と諸改革
9 五カ条の御誓文と政体書
10 上野戦争・奥羽同盟・函館戦争
11 祭政一致と大教宣布
12 世直し一揆と民心離反
13 版籍奉還と太政官制
14 太政官札と通商司
15 親兵創設と廃藩置県
16 中央集権制の確立と岩倉遣外使節団
17 壬申戸籍・大小区政・郡区町村制
18 内務省設置と警察制度
19 徴兵令と鎮台制
20 地主改正と地主制
21 政商保護と殖産興業
22 開拓使と北海道開拓
23 明治維新論
第3章 文明開化と「四民平等」
24 華士族制と「新平民」
25 「富強の基」としての文明開化
26 学生頒布と教育の目的
27 文明開化・学校教育と農民
第4章 征韓論から民権運動へ
28 征韓論
29 民選議院設立建白と民選議員論争
30 佐賀の乱と台湾征討
31 立憲詔勅と地方官会議
32 讒謗律・新聞紙条例・廃刀令
33 士族反乱の続発と西南戦争
34 伊勢暴動・那珂真壁暴動・阿蘇一揆
35 琉球処分と先島分島案
36 生糸荷預所事件とノルマントン号事件
第5章 アジアを圧迫、欧米に屈従
37 日露国境問題と千島・樺太交換条約
38 効果等事件の挑発と日朝不平等条約
39 不平等条約下の日本
40 岩倉条約改正外交と寺島税権回復交渉
41 井上・大隈条約改正交渉と秘密外交
42 壬午・甲申政変と日清関係
43 参謀本部の独立と対外戦争の準備
第6章 自由民権運動の発展と挫折
44 民選議院設立建白書
45 地租改正反対運動
46 国会開設運動と自由党結成
47 自由民権派の憲法構想
48 明治一四年政変
49 自由党と改進党
50 松方デフレ・軍拡財政の運動への重圧
51 福島事件とその意義
52 激化諸事件自由党解党
53 国民党騒擾と秩父事件
54 壬午・甲申政変・清仏戦争と民権派
55 三大事件建白運動と大同団結運動
56 自由民権運動研究の諸段階
第7章 明治憲法体制の確立
57 皇室財産設定と華族令
58 「教学大旨」から「教育勅語」へ
59 内閣制度設置・官僚機構と地方「自治」制
60 大日本帝国憲法の制定と国民
61 明治憲法体制
62 帝国議会と超然内閣・民党
63 軍制改革と軍備拡張
64 条約改正交渉と「対外硬」
65 司法権独立と民法典論争
2 日清・日露戦争
第8章 日清戦争と朝鮮
66 日本銀行創設と官業払下政策
67 紡績・製糸業と鉄道・海運
68 日本資本主義と朝鮮市場
69 朝鮮出兵をめぐる国内政局と世論
70 日英新条約調印と日清関係
71 日清戦争の経過と国内の動き
72 下関条約調印と列国の動き
73 台湾占領と初期植民地政策
74 朝鮮甲午改革と閔妃事件
第9章 日本資本主義と産業革命
75 日清「戦後経営」と政情
76 金本位制の成立
77 八幡製鉄所創立と軍備拡張
78 地主的農政の展開
79 納屋制労働・囚人労働・寄宿舎女工
80 都市下層社会
81 米と繭と農民
82 足尾鉱毒事件と公害問題
83 謝花昇と奈良原琉球王
84 隈板内閣と第二次山県内閣
85 労働組合期成会と治安警察法
86 政友会の結成
87 普通選挙同盟会
第10章 日露戦争と民衆
88 義和団事件と満州問題
89 日英同盟の成立とその意義
90 社会民主党結成と平民社
91 反戦論・非戦論・対露強硬論
92 日露開戦外交
93 日露戦争の経過と兵士
94 日露戦争下の国民
95 戦時外交とポーツマス条約
11章 日本帝国主義の確立
96 日比谷焼打事件と都市民衆暴動
97 鉄道国有化と金融資本
98 日韓協約と韓国併合
99 満洲問題をめぐる国際緊張
100 桂園時代
101 軍備拡張と在郷軍人会
102 反動恐慌と公債整理
103 足尾暴動と労働問題
104 農村支配体制の再編と地方改良運動
105 議会政策と直接行動
106 赤旗事件・大逆事件
107 国定教科書と戊申詔書
108 日本帝国主義の成立
3 第一次大戦とデモクラシー
第12章 大正政変前夜
109 辛亥革命と日本
110 軍部と政党
111 大正政変と民衆
112 シーメンス事件と廃税運動
113 大隈内閣と総選挙
第13章 第一次大戦参加と中国侵略
114 第一次世界大戦と日本
115 対華二一カ条要求
116 寺内内閣と臨時外交調査会
117 西原借款と日中共同防敵軍事協定
118 ロシア革命とシベリア出兵
第14章 対潜かの経済と社会
119 大戦景気と日本資本主義
120 友愛会とその発展
121 工場法施行と労働者
122 民本主義と「貧乏物語」
123 米騒動
第15章 大戦終結とアジア
124 パリ講和会議とアジア
125 五・四運動
126 三・一運動と朝鮮統治の動向
127 尼港事件とシベリア出兵
128 ワシントン会議
第16章 原内閣と普通運動
129 原内閣と積極政策
130 普通運動
131 小選挙区制と民衆対策
132 大戦後の教育
133 市民政社と地方の動向
134 森戸事件・大本教事件
135 原首相暗殺事件・疑獄事件
第17章 社会運動の発展
136 友愛会から労働総同盟へ
137 戦後恐慌と独占の確立
138 神戸大争議
139 日本農民組合の結成
140 部落解放運動の発展
141 婦人運動の展開
142 日本社会主義同盟
143 極東勤労者大会と第一次共産党
第18章 関東大震災と大衆文化
144 関東大震災とその意義
145 朝鮮人虐殺と亀井戸事件・大杉事件
146 国本社・行地社・天剣党
147 独占と合理化
148 大都会と大衆文化
第19章 普選法・治安維持法と幣原外交
149 第二次護憲運動
150 普通選挙法と治安維持法
151 中国民族運動と幣原外交
152 宇垣軍縮と学校軍事教練
153 総同盟の分裂
154 無産政党の結成
155 学生運動と京都学連事件
156 大正デモクラシー論
4 恐慌とファシズム
第20章 中国革命と金融恐慌
157 国民革命の進展
158 金融恐慌
159 若槻内閣から田中内閣へ
160 東方会議
161 山東出兵
162 張作霖爆殺事件
第21章 階級闘争の激化
163 共産党の再建と二七年テーゼ
164 最初の普選
165 治安維持法改悪と特高の拡充
166 評議会
167 農民運動の戦闘化、分裂と再統一
168 三・一と四・一六
第22章 大恐慌
169 浜口内閣金解禁政策
170 世界恐慌の勃発
171 日本の恐慌
172 農村の恐慌
173 独占の進行
174 労働・小作争議の深化
175 恐慌下の無産政党
176 恐慌下の植民地問題
177 ロンドン条約問題
178 右翼の擡頭
179 軍部の革新運動
第23章 満州事変
180 満蒙問題と三月事件
181 満洲事変の勃発
182 事変勃発と国民の反応
183 十月事件と協力内閣運動
184 犬養内閣と金本位停止
185 第一次上海事変
186 「満州国」の樹立
187 血盟団事件と五・一五事件
188 国際連盟脱退
第24章 ファシズムへの道
189 高橋財政
190 農村更生運動
191 満州経営とその矛盾
192 教育の軍国主義化
193 司法官赤化事件と滝川事件
194 天皇機関説問題
195 日本共産党と反戦闘争
196 転向と知識人
5 第二次大戦下の日本
第25章 日中全面戦争の開始
197 二・二六事件
198 国策の基準と国防方針改定
199 華北分離工作と西安事件
200 日独防共協定
201 日本の人民戦線
202 林内閣と軍財抱合
203 近衛の登場
204 盧溝橋事件
205 全面戦争の展開
206 長期戦の泥沼へ
第26章 日本ファシズムの成立
207 国民精神総動員運動
208 国家推す動員法
209 戦争経済の進展と国家独占資本主義
210 国民生活の窮乏
211 戦争指導の混迷
212 ノモンハン事件
213 大戦勃発と南進政策
214 三国同盟
215 新体制と大政翼賛会
216 町内会・部落会・隣組
217 報国会
218 国民学校と教育の軍国主義化
219 企画院事件とゾルゲ事件
220 日本のファシズム論
第27章 太平洋戦争
221 日中戦争の行きづまり
222 日米交渉の開始と日ソ中立条約
223 独ソ開戦と関特演
224 仏印進駐と開戦決意
225 東条内閣と開戦
226 初期作戦の成功
227 世界戦局の転換と戦争指導
228 大東亜共栄圏の現実
第28章 総戦力とその矛盾
229 翼賛選挙と翼賛議会
230 言論・文化統制
231 総力戦体制の矛盾
232 海上輸送の途絶
233 軍需生産の崩壊
234 国民生活の破綻
第29章 大日本帝国の崩壊
235 戦線の崩壊
236 東条政権の崩壊
237 レイテ沖海戦から硫黄島へ
238 疎開と本土空襲
239 沖縄戦と本土決戦体制
240 ポツダム宣言
241 原爆投下とソ連参戦
242 降伏への経過
243 大日本帝国の崩壊とアジア諸民族
244 中国・朝鮮の解放
245 八・一五と国民
6 戦後の日本
246 国体護持と東久邇宮・幣原両内閣
247 対日占領政策の成立と展開
248 「民主化」と「民主革命」
249 占領下の労働運動
250 農地改革と財閥解体
251 日本国憲法体制
252 冷戦体制と占領下の日本
253 復金インフレからドッジデフレへ
254 朝鮮戦争
255 極東のかなめ石・沖縄
256 サンフランシスコ両体制
257 一九五五年体制
258 平和・民主主義の国民運動
259 よみがえる独占資本
260 六〇年安保条約
261 再軍備政策の展開
262 戦後の教育
263 日韓基本条約とヴェトナム戦争
264 沖縄の本土復帰運動
265 経済大国主義