図書キエテユク トウキョウ ノ チメイ080007735

消えてゆく東京の地名

サブタイトル1~10
編著者名
本間 信治 著
出版者
自由国民社
出版年月
1987年(昭和62年)4月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
372p,図版 [8] p
ISBN
4426761018
NDC(分類)
291
請求記号
291/H85
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

古代ゆかりの地名
豊島区にはない豊島地名
天神さまと聖堂
古代の耕作地
あしたちのさと
江戸川の自然堤防
古代の残照
皇女と衛士
川ぞいの岩が多い土地
 
神仏ゆかりの地名
八幡さまは武人の神さま
消えた八幡の地名
いまもある八幡地名
大宮が"宮"になる
畠山重忠の守り本尊
御祭神は仁徳天皇
古代出雲の神々をまつる
村は消え下はのこる
新旧ともにゆかりあり
新しい氷川地名
わが心すがすがし
国ゆずりで敗れた神さま
火伏せの神
愛宕の山に入りのこる月
生きている俗称
神明さまは伊勢神宮
神宮の神領
め組の喧嘩
神明地名の移り変わり
熊野権現の若一王子
熊野三山十二叢祠
山神・地祇を祭る
海をまもる神さま
安産や水難よけの神さま
江戸っ子の神さま
上野国にある古い社
キリシタン大名の天神さま
富士信仰の名残り
不老長寿の仙薬
明治神宮の南の町
神仏にゆかりのない宮地名
井戸からでた石の棒
立石稲荷の大きな石
駒沢大学の前身
延命長寿財宝満足
田の神信仰
夫婦和合の神さま
祖師と太子
猫にたすけられた話
用賀は多賀か
村びとの口ぐせ
寺院の名が町名に
欲界に君臨する大魔王
 
武将伝説ゆかりの地名
真夏の激闘
浅瀬はどこか
猿の藤太
源氏の白旗
鎧と兜
城塞の跡
いまなんどき
いとしの妻よ
紅皿伝説
渡辺綱は江戸っ子
金剛夜叉明王
古代の住居跡
宮は八幡
ひな鶴のはばたき
歌枕の地
古代の戦い
二人の道灌
コウガイ問答
 
長者伝説ゆかりの地名
下谷長者
白金長者
黄金長者
中野長者
 
徳川将軍ゆかりの地名
名主の娘お花
目黒の秋刀魚
日光お成り街道
十四歳でお嫁入り
下谷お成り道
御殿地名
中央区浜離宮庭園
もとは御鷹場
官立の病院
寺社名が地名に
弁天さまの御利益
龕前堂が我善坊に
将軍が指さした谷
淀の川瀬の水車
暗黒政治二十四年の悪夢
桃ばやし女房の苦
 
大名ゆかりの地名
大名が請負った埋立工事
先憂後楽
相撲の大関とは無関係
分家の領地
象潟の六郷邸
浅野内匠頭終焉の地
藩名と官名・氏名の町
屋舗の数
イノシシ退治の功
本多か土取場か
宇和島の伊達
世の中に蚊ほどうるさき
フランス式庭園
幕府・高家の今川氏
越中島と高等商船
水上交通の要衝
屋舗名を借用する
うしろがあってまえがない
考古学に必要な名称
 
異国人ゆかりの地名
碧眼の旗本W・アダムス
船員ヤン・ヨースティン
明の官職名か
江戸の唐人地名
トルコ風呂の草分け
わが海軍の恩人
 
大奥・女性にゆかりの地名
烈女・春日局
秀忠の乳母・初台局
大奥女中のよび名
お女中衆か幕臣か
老女松ヶ枝と小泉
茶店の美女お玉
悪代官のメカケ玉の井
塚に埋もれた悲劇の美少女
 
人名ゆかりの地名
省略された姓
材木商・冬木屋弥平治
追悼町名
沼地の埋め立て跡
大老を出した家系
江戸開拓かげの功労者
甲武鉄道の始発駅
神保氏もおどろく古本街
馬場の名が国政の中心
地主も名主も山本姓
問屋街の代名詞
上人の名が寺名と地名に
大使館とホテルと和尚
名主・黒沢市兵衛
木曾義仲の四天王
宇田川喜兵衛定氏
大工の棟梁
佐久間氏の邸宅がずらり
格式の高い草分け名主
御小人頭・牧野金助
伊勢の御師・春木太夫
戦闘部隊の森川一族
塩を搬入するための運河
清住弥兵衛
有名な松原氏三兄弟
御研師・佐柄木弥太郎
砲声とどろく徳丸ヶ原
江戸歌舞伎の発祥地
消滅した人名ゆかりの地名
深川地区の人名地名
庶民的な人名ゆかりの地名
日本橋と京橋の人名地名
現存する人名地名
 
建造物ゆかりの地名
東西をタテとし南北をヨコ
道のまんなかの排水路
ボルガの舟唄江戸版
一大人造湖
海浜・沼地の築立地
月見にふさわしい島
海上の要塞
町方役人の組屋敷
河川改修にちなむ地名
掘割の終着点
汽笛一声
花菖蒲のみどころ
通船専用の掘割り
土手をくずした跡地
土手のかたわらのむら
塀のかわりに竹矢来
土と瓦でできた塀
板の小橋
高く造られた橋
わかれのなみだ
戦勝を祝して勝鬨
江戸っ子の産湯
乱杭による水制工
矢を格納する倉庫
高層凌雲閣
戦艦安宅丸
黒船異聞
 
盗賊ゆかりの地名
盗賊の姓
渋谷道玄
盗賊変じて古着屋となる
旧橋名にのこる盗賊名
 
幕府職制にゆかりの地名
鉄砲百人組同心
兵器掛りのまち
弓弦の音がきこえる町
忍者のまち
大切な御留守居番
大御番役と御書院番
御破損奉行の拝領地
御切手同心の大縄屋敷
一組十騎編成で二組
御鷹匠たちの組屋敷
幕府の歩兵部隊
衣服調度係と支払い方
調度品や用具の調達係
諸大名のお世話係
茶事一切をつかさどる
幕府料理番
公儀のの清掃局員
乗物はお駕籠
係長クラス
一味同心
幕府民政官
 
城下町ゆかりの地名
城をとりまく地名
消えた商人と職人の町
浅草の仲見世と仁王門
材木商と大工さんの町
香具師と米穀商の町
江戸の金座と小判の鋳造
大工と桶職人の町
通りにちなむ繁華街
江島・生島が生きる町
畳職人と染物師と鉄砲の町
左官と漆職人と武具の町
差札と材木問屋の町
土蔵の町・日本橋室町
職人たちが住んだ神田の町
江戸のにおいがする下町
 
交通・宿泊にゆかりの地名
江戸の四新宿
古い宿駅
博労の町
逓送用人馬をつかさどる
旅館の町
峠の馬子がうたう追分節
諸国廻船の入港地
船が入る町
 
農耕・漁業にゆかりの地名
田んぼが町になった
泥町変じて田町となる
もっとも古い青果市場
浅草田中町と浅草田原町
千五百坪の田
新しくひらいた田んぼ
かくし田
高台の田畑
田の端にある集落
租税を免除された田
田のなかの島
都の西北
荒野の開墾
お寺のなかの畑地
稲束十把の千倍
江戸にあった漁師町
浜町、芝新網朝、芝浦
蛤町と二つの猟師町
 
動・植物にゆかりの地名(I)
天から龍がおりてきた
起つを龍とする
四神思想
少ない熊にゆかりの地名
馬のいななきが聞こえるか
馬の訓練場
駒こみたり
馬場にゆかりの地名か
馬が落ちた沢
狭い谷あいのみち
馬の専用道路
川沿いの干潟
馬をメと読むこと
めじろ押しの参詣人
オンマイバシ
汐入り田
めす狸の穴
神鹿の急死
外国使節はキジが好き
サギかカラスか
南北朝からの集落
沼の名が町名に
鵜茅葺不合命
鷹匠屋敷
鳩と八幡様のむすびつき
平和のシンボル
桜あれこれ
その他もろもろのサクラ
あおいのない葵町
振袖火事
 
動・植物にゆかりの地名(II)
菓子屋の屋号
牡丹の栽培
茗荷で忘れて小日向に
本願寺の門前町
蛇の目傘に紫の鉢巻
火付盗賊改め
またとはた
境内で草花の栽培
神社名か庭か
寛永寺のお花畑
風にやなぎ
榎の老大木
むかしの一里塚
つわものどもの夢のあと
柿を抜く
篠やすすきがしげっていた
むかしは御殿いま監獄
森林地帯
萱が千駄
林氏の居住地
ちがやのはえていたところ
二つの茅場
境界の杉並木
仏縁の地
大森と小林
森の下
どんぐりの木
消えた忍者
苗木の栽培
栴檀は双葉より芳し
東京オリンピック
新しい林
地名に罪はないが
 
故郷ゆかりの地名
人夫は鎌倉
まんだら様
半七親分の住まい
戦略上の要地
使い走り
須磨なく明石のみ
魚河岸の前身
関東の連小便
家康を助けた人びと
三河国神谷村
蟹の庭
江戸に伊勢あり
江戸の難波
筑紫の筥崎
町のかたちが似ている
浜松の権兵衛
名物あべ川もち
 
おめでたい地名
字づらは農耕地名
千代田・宝田・祝田
もともと起こりは地名か
将軍は千代がお好き
おめでたい地名
地名は討入がすんでから
寺院の跡地
二つに割れた町
椿 椿山の墓所
鍋島家の茶園
皿を嫌って石をとる
旧名にあやかる
東武東上線の駅名
古歌により改称
門松の産地なので
謡曲『高砂』から
松の緑
老いもまためでたし
合成したらいい名になった
これが人の名とは
松の木ばかりが緑じゃない
竹づくし
竹橋騒動
梅が香や
結婚記念の植樹
お蔦・主税の濡れ場
町の繁栄をねがう
これ以上の佳名はない
大富にたいし新富
鳶が富に
烏の小屋
幾久しく富む町
ツルは地形
奈良朝の古地名
鶴と松にゆかりのちとせ
亀井戸
「なし」は「あり」に通ず
短命な亀の地名
鎌倉が鶴なら江戸は亀
ひかえめなしあわせ
消えた「福」の地名
残った「福」地名
千代に八千代に
永く住みたい
扇の別名
異地同称
 
しゃれと願望の地名
簡単な算数
雨のち晴れ
もとの祝い町
二つの国をむすぶ
お神楽からの連想
浄瑠璃は十二段
ホトトギスの初鳴き
ウグイスの初鳴き
ウグイスになった猿
苦を去る
三が又
ビール会社が作った地名
江戸越え
日ぐらしの里
競輪のはしり
扇に日の丸
井桁に菊
夏目坂
晴れた海をのぞむ
朝だ夜明けだ
浜の真砂はつきるとも
天下泰平をねがう
 
合成された地名
無意味な合成地名
給水の恩恵
深川十万坪
不動尊とは無関係
むずかしい解釈
分解地名
八紘一宇
地名の合成
替え地の替え地
人名の合成
坂の下
地形の合成
三大名
狼がきた町
新屋舗とお花畑
塩は消えず
ややこしい合成
お寺のオンパレード
古代地名の復活
蓮っ葉でなくてよかった
地名と人名の合成
起点と終点の地名から
東京女子大学の所在地
井口の草分け
大きい田んぼ
名づけ親は国鉄
 
地形や地質にゆかりの地名
八っ手の葉
戸のつく地名
青戸と奥戸に橋戸
谷の地名
六斎の市が立った市谷
もろもろの谷町
さんや地名
吉良氏は世田谷殿
墓地と寺の町谷中
おそれ入谷の鬼子母神
浅く水をかぶった湿地
雑式がひらいた谷
湿地を開拓した水田
窪んだ低地
目黒区吉窪の名
山のつく地名
八ッ山と大岡山、大山町
小山と尾山
向山と西山
江戸の箱根山
高台の町と丘
目黒区の自由ケ丘
空閑地の開拓
高台の下まで海であった
岬状に陸地化した町
砂洲の開墾
洲処か鴨か
水に浮いている土地
入江の中洲
高台のあぜ道
古い地形をたずねて
袋のような形の水田地帯
関東ローム層の赤土
自然地名ア・ラ・カルト
 
東京市十五区の区名由来
麹・小路・国府方の三説
橋の名が区名となる
供米田の神田
芝生まれ
寺を中心にひらけたところ
政財界の奥座敷
茶屋の数か谷の数か
牛の牧場か海の潮か
小石の多い礫川
湯島の中心的集落
上野の高台下
武蔵野の草あさきところ
御家人の町
名づけは親は徳川家康