やまとことばの人類学
- サブタイトル
- 日本語から日本人を考える 朝日選書;293
- 編著者名
- 荒木 博之 著
- 出版者
- 朝日新聞社
- 出版年月
- 1985年(昭和60年)12月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 202p
- ISBN
- 4022593938
- NDC(分類)
- 810
- 請求記号
- 810/A64
- 保管場所
- 地下書庫半藤図書
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
序
第一部 日本人の価値体系とことば
第一章 「れる」「られる」考
日本語の行雲流水性――「聞こえる」「見える」/主客合一の世界/「れる」「られる」の可能用法/その四機能/その通時的展望/「受身」と「自発」/自発可能/尊敬への展開
第二章 「なる」の論理と「する」の論理
「なる」への考察/「出来る」の場合/「す」「さす」「しむ」にみる論理/無私の精神
第三章 強制・禁止の日本語
「なる」への考察/「出来る」の場合/「す」「さす」「しむ」にみる論理/無私の精神
第三章 強制・禁止の日本語
「ねばならない」考/「いけない」と「ならない」/「すむ」ことへの憧憬/強制・禁忌のことばが志向するもの
第四章 西欧の個と日本の共同体
遊牧のパーソナリティ/契約の精神/愛のイデア/日本的共同体のなかの個/和の哲学/日本的共同体の構造/「おそい」と「くさて」/自己実現の方法
第二部 日本人の世界観とことば
第一章 「もの」の世界
「さだめ」と共同体の論理/「もの」と「こと」の区別/原理をさす「もの」/「ものいう」「ものおもう」/「もののあはれ」について/「もの」の属性/超自然的な「もの」/接頭語としての「もの」
第二章 「こと」の世界
「こと」の両義性/ことばを意味する「もの」と「こと」/終助詞としての「こと」/「ものがたり」と「ことわざ」/日本人と標語/かけ声・はやし・呪言/日本語における別れのことば/「こと」的世界と日本人
第三部 日本人の宇宙論とことば
第一章 「よ」論――更新される生命力
「よ」の多義性/「世乞い」の祭り/稲の殿/「とし」の意味/正月と再生の思想/年玉のこと/正月の飾りもの/「君が代」考
第二章 「ゆ」論――再生のスピリット
「ゆ」の力/女性語「オブ」/「うぶすな」の民俗/入浴と伝承/日本的宇宙論
あとがき
選書版あとがき
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