図書イシバシ モノガタリ080007650

石橋物語 上

サブタイトル1~10
編著者名
山口 祐造 著/情報資料研究会 編集
出版者
土木施工管理技術研究会
出版年月
1978年(昭和53年)7月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
17,322p
ISBN
NDC(分類)
515
請求記号
515/Y24/1
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

はじめに
推せんのことば

 
1 アーチ石橋との出合い
1 諫早大水害
2 市長、石橋保存に孤軍奮闘
3 眼鏡橋の解体責任者
4 旅の苦労
5 土木哲学を見つけたり
 
2 アーチの原理「π」の起り
1 エジプトに発したπ
2 意外に古い東洋の数学
 
3 本文の概要と先人の哲学
 
4 アーチの理論初めて成る
1 エトルリヤ人アーチの理論を開発
2 ローマ人アーチ石橋を架く
3 アーチ橋の構造名称説明
 
5 欧州に於けるアーチ石橋の発達史
1 イタリアの石橋
2 フランスの石橋
3 スペインの石橋
4 ペルシャの石橋
5 ドイツの石橋
6 イギリスの石橋
 
6 アーチの技術東洋へ
1 シルクロードを中国へ
2 海洋を伝って長崎へ
 
7 中国の石橋発達史
1 趙州橋
2 洛陽橋
3 蘆溝橋
4 その他の橋
 
8 長崎の石橋発達史
1 末次一族文化の橋渡し
2 唐通事を中心に中国人活躍
3 僧「如定」我が国初めての石橋
4 政治路線を先行
5 生活路線にも続々架設
6 天災地変石橋架設を中断
7 石橋文化発祥の地
8 石橋は住民による庶民文化
9 石橋群の保存と市民意識
10 長崎石橋群一覧表
 
9 長崎石橋群の特徴
1 庶民の寄附で架けた石橋群
2 何回も架け替えた石橋群
3 櫛の歯のように至近距離の石橋群
 
10 長崎の技術九州へ広まる
1 藩の政策による伝わり方
2 林七独自の技術を曲(まがり)尺で
3 三五郎一族のアーチ、肥後を席巻
4 三五郎鹿児島へ招かる
5 備前の石工肥後でアーチの訓練
6 大分県は一部肥後の技術
 
11 長崎式
1 壁石の平行積
2 勾欄の美しさ
3 橋面石張り
 
12 熊本式
1 勾欄がないこと
2 壁石が粗石積であること
 
13 鹿児島式
1 アーチを二重に設計
2 壁石の扇型石積
3 水制工の工夫
 
14 諫早眼鏡橋を裸にする
1 解体前の調査測量
2 筵巻や畳を敷かせた重要文化財
3 建築の継手を用いた勾欄
4 壁石が崩れない仕掛
5 夢にも考えなかった楔鉄
6 アーチを一枚のバネに
7 応力不安を中詰石で補う
8 アーチの平衡を図った基礎石
9 墨銘や刻印発見
10 人柱?・・・・・・・・・の石発見
11 荷重を分散する基礎枕木
12 荷重を支えた松杭
13 泥土に置換えた大冒険
 
15 模型実験
1 解体後の思案
2 復元の疑問点
3 模型作製の経過
4 支保工及び全体の見通し
5 実験で得たデーター
6 模型実験の結論
 
16 諫早眼鏡橋の復元
1 工事入札
2 基礎工の変更
3 支保工の設計
4 アーチの組み立て
5 アーチの締め方
6 補足石と接着補修
7 壁石積の修正に苦労
8 地覆(ふく)の据付
9 橋面及び勾欄
10 石の着色に腐心
11 附帯工事
12 復元成る
 
付録
石橋一覧表