図書イタガキ セイシロウ080007632

板垣征四郎

サブタイトル1~10
編著者名
西郷 鋼作 著
出版者
政治知識社
出版年月
1938年(昭和13年)9月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
308p
ISBN
NDC(分類)
289
請求記号
289/I86
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

陸軍大臣としての板垣
一、 何が板垣を大臣にさせたか
板垣が大臣になるまで―砲煙彈雨の裡から―何時死んでもよい覺悟―板垣のどこが偉い―「始末に困る人」―肚の時代
二、 板垣を分析する
彼の眞價は―板垣はロボットか―陸軍大臣としての最初の訓示―板垣の魅力―板垣の大きさ―味がわかるに二年かゝる
三、 陸相板垣と首相近衞
「荻窪會談」の眞相―板垣獨特の戰法―眞夜中の陸相邸―板垣と近衞が初めて會つた時の話―傳へられる、軍の見解
四、 板垣・宇垣・池田
我が國獨特の長期建設―板垣と宇垣―板垣と池田
五、 板垣・多田・石原
板垣と多田―板垣と石原
六、 大臣板垣と次官東條
板垣の女房役―二つの挿話
七、 板垣と支那大陸
板垣の半生―支那通としての彼―事變の處理をどうする
八、 無敵陸軍の再建
十六期の陸軍大臣―板垣と陸軍若返り工作―彼の幕僚
九、 陸軍若返り工作の論據
近代戰の二つの源泉―武將年齡の史的考察―ソ聯赤軍の年齡―ナポレオンと年齡―最も理想的な年齡
一〇、 板垣陸相に期待するもの
板垣の危險性―國防の本然に歸れ―眞に國を愛するもの―支那事變の終末
一一、 板垣陸相に關する各國の批評
彼の登場を世界はどう見たか―ドイツは―イタリーは―支那抗日政權は―イギリスは―アメリカは―フランスは
 
戰爭論
一、 事變戰場にみる板垣中將
蔣介石の察南作戰を破る―徐州包圍戰における牽制作戰の妙―武將板垣の面目―銃後、農村の姿を見る彼―苦戰を云ふ勿れ―戰ひの跡をふりかへる
二、 彼の戰爭論
事變前の戰爭理論―彼の戰爭理論と事變に關する指導の目標―「國家總力戰」の修正から發展へ―支那事變の目標―大陸における長期建設―日本資本主義の修正發展への暗示
三、 暴露されたスターリンの對日戰備計畫
肅淸工作は精神的戰爭準備だ―ソ聯極東戰備の擴張と對支援助の眞相―赤軍內部に於ける肅淸工作の目的
四、 將來戰に對する戰爭論
戰爭とは、一にも二にも三にも金―戰爭とは臺所―動員兵力の大衆化と機械化―砲彈の豫測し難き消耗性―新たなる武器と軍需資源―將來戰の勝敗を決する途―將來戰の本質―赤軍の作戰に如何にして備ふるか
 
大陸派の人々
一、 板垣登場の意義
板垣を進推したものは―遠心と求心力
二、 板垣陸相が齎すもの
大陸派の進出―陸相板垣は若過ぎるか?―近衞首相は板垣より若い―大陸派は立ち上つた―大陸派不振の理由―將來の大陸派
三、 板垣と東條
陰陽相牽く―宰補の人、東條の風格―板垣、東條をめぐる挿話
四、 板垣と十河
板垣と十河の因緣―十河の活躍―滿洲事變と十河―滿鐵の十河―滿洲事變の裏面史
五、 板垣と大陸派の人々
板垣の同期生―板垣と岡村―板垣と土肥原―四聲を習ふ土肥原―板垣と木曜會―板垣と甘粕
六、 板垣と石原莞爾
滿洲事變勃發直後の板垣と石原―板垣の石原觀―或る人の板垣、石原觀―板垣のギルドと石原のギルド―人物批判における板垣と石原―着眼の石原、實行の板垣―板垣の抱擁力と石原の見識―本庄、板垣、石原
 
長期建設論
一、 支那事變と滿洲國との關係
滿洲國は今事變を何と見ているか―本庄繁大將の表明(その一)―本庄繁大將の表明(その二)
二、 板垣と滿洲國經濟建設
滿洲國經濟建設要綱―在滿機構の一元化
 
板垣征四郞著作集
一、 滿洲建國を顧みて
緖言―滿洲國の政體―中央集權と地方分權―民族協和―日滿合作―滿洲國の對外政策―緖言
二、 亞細亞は亞細亞人で守れ
明治天皇國是を定め給ふ―日支邦交の惡化―作霖と學良―九・一八事變の眞相―滿洲建國事情―日支兩者の國防―亞細亞は亞細亞人で守れ
 
彼が叫ぶ「日本民族の大陸移動」
一、 日本民族の大陸移動
滿洲國の特殊性―大和民族の大陸―二十ヶ年、百萬戶、五百萬人の大量移民計畫―滿蒙開拓靑少年義勇軍
 
板垣と滿洲國協和會
一、 民族問題解決の方法としての協和會運動
協和會運動の意義―協和會運動の潑生
二、 協和會と板垣
トゲ多き荆の道―板垣と協和會のつながり―張弧氏の描いた滿蒙獨立運動―民族協和運動の創立―資政局の解散―滿洲帝國協和會の根本精神―協和會理事板垣征四郞
三、 離滿に當りて
第二の故鄕滿洲―滿洲全班の事𧰼を綜合的に把握せよ―協和會の未來に對する所懷
四、 協和會の活動方針
滿洲帝國協和會綱領―工作方針
 
日滿支經濟論
一、 日滿經濟ブロックの基礎としての滿洲國產業五ケ年計畫
滿洲產業五ケ年計畫修正の根據―鑛工業部門の活躍
二、 修正五ケ年計畫の實際
各部門の飛躍的增產方針―滿蒙と外資問題
三、 滿洲國における重工業資源
未開發資源の發見―鑛物資源の推定量
四、 日滿支の經濟關係はどうなるか
日滿支經濟と北支產業五ケ年計畫―北支開發會社を繞る問題―交通及び炭鑛會社
 
板垣を育てたもの
一、 彼を育てた故鄕
赤山の茅葺家―軍國岩手の豪華版―祖父桑蔭先生―祖父の訓育
二、 若き日の征四郞
苦心した通學―轉校―泣き蟲だつた板垣―學業成績―盛中寄宿舍時代―呑氣千萬な性質―月四圓の學費―一番變つた服裝―彼と文學―ストライキ、サボタージュ
 
軍人入門
一、 幼年學校時代
怠けている受驗生―試驗場電報―大臣をつくつた軍醫殿―間借の學校で猛訓育―無駄口を利くな
二、 情の人、板垣
秀才型ではない大物―日露戰役の負傷
三、 鐵の健康
馬と劍の健康―不盡のエネルギー
 
人間板垣を描く
一、 軍服を脫いだ彼
家庭での板垣―リンゴに偲ぶ―兄政參から見た板垣―兄賛造から見た板垣
二、 板垣の結婚物語
見合をしない結婚―板垣の良き半身―一つの問答―歌人としての夫人
 
板垣征四郞年譜