図書目録ニイガタ キョウド モノガタリ資料番号:080007571

新潟郷土物語

サブタイトル
編著者名
石川 秀雄 著
出版者
歴史図書社
出版年月
1980年(昭和55年)3月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
10,245p
ISBN
NDC(分類)
291
請求記号
291/I76
保管場所
開架半藤文庫
内容注記
巻末:主要参考文献
昭和館デジタルアーカイブ
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

今日いわれる越後は千二百年前に形成
ヒスイや燃える水等豊かの反面遠流の地
大国は謙信時代から幕末は十一藩が分立
国境の長いトンネルを抜けると雪国
 
越後の女性・今昔
歴史のトビラは女性がひらく
時代によってタイプも変る
頼母しき女武将板額
松江
はつ女
あっぱれ節婦・女傑おせん
小縫
不運悲恋の遊女初君
今紫
花の都から四百キロ雪と氷と美人の国
人情深く辛棒強くヨメに最高働き者
日本一健康美の肌特有の風土が影響
本来の美も型も時代とともに変る
 
越後の七不思議
いろいろあった七不思議
北越奇談の七不思議
燃える水
燃える土
白兎
燃える木
海鳴
胴鳴
無縫塔
親鸞の七不思議
(一) 国府の片葉の芦
(二) 鳥屋野のさかさ竹
(三) 田上のつなぎかや
(四) 保田の三度栗
(五) 小島の八房の梅
(六) 小島の珠数掛桜
(七) 山田の焼鮒
 
加賀へ翻んだ越後の魔女
弥彦面と婆々踊り
 
越後の三僧と国上寺―謙信・良寛・酒吞童子―
仏門に帰依した日本的人物
酒吞童子
上杉謙信
かつて国上は越後一の聖地霊場
 
越後のかくし金山
あまり知られなかった〝かくし金山〟
慶長小判などの原料に多く使われた
本格的な採金は天正期上杉景勝が開発
慶長時代が産金の最盛全国随一を誇る
金山狙う武将の思惑景勝移封もその為
体育館スッポリの坑洞今はコウモリの住み家
 
越後の大地主・億万長者
幕府や藩との関りあいで成長
一に市島、二に白勢、三に田巻で続く和泉屋
問屋・質屋・酒造屋が武家金融等で儲ける
幕府や藩の強要で莫大な上納に苦悶
会社社長と医師がトップ
 
越後の船絵馬
絵馬の起源
絵馬の変遷
絵馬の種類
越後の絵馬の特色
船絵馬と画工
 
越後の和紙ものがたり
晩秋から桃咲く春まで続く紙づくり
書く紙張る紙着る紙用途は広かった
全盛期は明治・大正、今は風前の灯
あそこの家に紙漉き上手の娘がいる
 
越後・佐渡の和算
その歴史と和算家
支那から伝わり日本流で高度化
日本的人物の多い越佐の和算家
西洋数学に押された和算の終末
奉納された算額
算額とは難問解答を額で奉納
越後には四十三面が現存は僅か九面
算額にみる和算活動向学に燃えた若者達
 
小説の中の越後
旅情ただよう新潟
「雪国」の湯沢
「奥の細道」の親不知
「上杉謙信」の春日山城
「山椒太夫」の直江津
「源平盛衰記」の花園の観音堂
「松山鏡」の松之山
「放浪記」の直江津港
「スキーの黎明」の高田市
「崩れ去る大地」の牧村
「縮図」の三国峠
「南総里見八犬伝」の闘牛
「北越雪譜」の越後ちぢみ
「米百俵」の長岡市
「元帥山本五十六」の長岡悠久山
「良寛」の出地、出雲崎
「沈める滝」の銀山平
「逃げたい心」の十日町
「雪女」の米山さん
「民選知事」の大湯温泉
「弥彦山」
「鞍馬天狗」の角兵衛獅子
「新津松坂」の新津
「親鸞」の鳥屋野の里
「義血侠血」と新潟芸者
「月光」の新潟港
「黒い花粉」の新潟の花火
「白鳥物語」の水原町
「青年安兵衛」と新発田市
「捕虜をいじめたか」の村上堆朱
「佐渡流人行」の相川鉱山
「山水小説」の黒木御所
「伴大納言絵巻」の佐渡国分寺
「煙霞療養」の越の松原
「源のイカつり」のイカと両津
「君の名は」ドンデン山
「かくまきの歌」とかくまき論
 
越後と佐渡の正月行事
正月は身を清め神を迎え慎みの態度で過すもの
正月の準備行事は実は神を迎えるため
大正月の行事心気一転円満繁昌祈る
子どもと女に楽しい小正月行事
明治時代の田舎の正月素朴で無邪気で純真
 
越後の茶陶雑話
茶陶の焼き初め
清水六兵衛との関係
清水焼とその特徴
 
牧野忠雅と名門清水家
牧野忠雅の御庭焼
二代清水六兵衛(静斎)
越後の茶陶を指導した京の陶師・清水七兵衛
手ひねりと陶彫を伝えた三代清水六兵衛(祥雲)
 
越後のやきもの
古くから立派なものがつくられた
縄文式土器から須恵器までの移りかわり
五頭連峰北部山麓は越後の古窯郷
おびただしい輸入陶器と六古窯の影響
戦国乱世には窯業も荒廃滅亡
なに焼でもなぜセトモノと呼ぶのか
やきものの栄枯盛衰陶磁器製造の夜明け
再び窯業が勃興した二つの要因
陶工の独立と企業化で花開く明治期
越後のやきものの代表は焼酎徳利
鉄道開通と戦争で次第に姿消す
盛衰興亡した窯は約百五十、生産地にして約七十に及ぶ
県南・上越地方の諸窯
長岡・柏崎周辺の諸窯
弥彦・角田山麓地方の諸窯
加茂・新津周辺の諸窯
五頭連峰山麓地方の諸窯
新発田周辺の諸窯
新潟周辺の諸窯
佐渡地方の諸窯
現代のやきもの
 
蒲原の陶磁史秘話
相馬で技術習得し続々と出稼
鍛えに鍛えて帰郷し徳利量産
 
越後・佐渡の土人形
歴史は古く上代から土偶や埴輪が元祖
案外多かった産地、陶窯や瓦の窯でも焼く
ざっと四十種近いバラエティの種類
型おこしから顔かき出来上りまで八工程
それぞれの人形に籠もる民衆や作者のねがい
 
雪国の藁細工品
履くもの・着るもの
藁仕事の上手な男は綺麗な嫁をもらえる
かつて藁沓は雪中第一の履きもの
軽くて温かくて雪つかず滑らず重宝
藁細工品中の花ジンベイの技工と美
雪踏みや野山に深沓
蓑は誇って着たもの美しさは東北が一番
 
食べもの民俗雑話
新そばの季節、昔流行った食い競争
意外とおいしく得な「ごんだ雑炊」
貧農は「となりしらず」世間態をはばかって
見て驚く「茶めし」食べてまたビックリ
所かわれば風かわる珍名だんご「裸巻」
生きた小鰯で作った浜漬け「かしら切り」
甚平の八という勿本物の味が食べたい
きりたんぽに負けない越後の「ひごぜん」
いたって簡単、男性が作るもの
似たものに「山もち」味噌は川魚とクルミ
冬の佐渡では「エゴ千六本」と「アオサ」
蛋白源摂取の仕組み「みそ煮豆」のやりとり
聞いて驚く「泥漬け」実は原始的漬け物法
 
越後の中門造り民家
活かされた生活の知恵と工夫
馬屋は床を低くして家畜を寒さから守る
囲炉裏は生活の中心
穴庫や甕は食料保存に活かされた
自然光を大切にする
呼吸する木と土と紙の民家
 
弥彦神社と長岡藩牧野家
牧野忠辰の弥彦神崇敬
修覆や造営に力尽す
五所神社を造営・寄進
 
異説・戊辰戦争の越後作戦
―目標は水原の天領支配権狙う―
 
新潟県会のはじまり
明治七年四月全国にさきがけて
議会二四四名の大県会旧県庁舎議事所で開く
議場の配列はコの字型議席標示は立て札式
当時の「議員名簿」など各種の資料が史実を立証
 
越後路のふるさと祭り
八幡宮の献灯祭り
おまんだら祭り
裸押し合い祭り
鐘馗様祭り
湯沢スキーカーニバル
高田夜桜
桜まつり<おいらん道中>
雪つばきまつり
佐和田まつり
けんか祭り
妙高高原大かやば焼
八幡宮大祭<三条まつり>
山と湖と温泉まつり
つぶろさし
蒲原まつり
村上大祭
流鏑馬
上越まつり
灯籠祭り
見附まつり
ぎおん柏崎まつり
鉱山まつり
長岡まつり
赤倉温泉ちゃわちゃわ祭り
きなせや祭り
あらい祭り
新津夏まつり
新潟まつり
おじや祭り
新発田市振興まつり
多加良まつり
八海山火渡り祭
義士祭
 
越後路のうまいもの
岩船麸
乙(きのと)まんじゅう
新潟のなんばんエビ(あまエビ)
福井のゆべし
弥彦の玉兎
ところ天
三条の味噌饅頭
栃尾の油揚げ
長岡の酒まんじゅう
小千谷そば
うるか
十日町そば
高田の栗飴・翁飴・笹飴
松之山町しんこ
糸魚川市の京屋の御ゆべし
ちまき
佐渡のエゴ練り
両津市のスケートの沖汁
佐和田町の沢根だんご
口絵

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