図書シンブン タイヘイキ080007483

新聞太平記

サブタイトル1~10
編著者名
御手洗 辰雄 著
出版者
鱒書房
出版年月
1952年(昭和27年)10月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
230p
ISBN
NDC(分類)
070
請求記号
070/Mi59
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

口絵写真
まえがき
 
第一篇 明治・大正新聞興亡記
一、 日本新聞界創生期
新聞は社会の鏡
政論の東京、報道の大阪
商品主義で売り出した大朝・大每
大朝かくて大当り
村山・本山紙上の一騎討ち
両社東京へ進出す
東京新聞界の総転換
二、 特ダネ戦と速報戦
元号と乃木将軍の遺書
国際スクープ合戦
宮內省廊下の報道レース
機械化報道戦の裏おもて
輪転印刷今昔譚
三、 大阪紙、東京紙を蹂躙す
新聞、二つの藩閥內閣を倒す
黑岩、政治に深入りして自壞
大戦の風雲に乗じた朝・每両社
四、 東京各社の販売決戦
大震災中の号外戦
灰燼を蹴つて各社奮起
国民・時事、復興資金の調達に狂奔
報知・東日の販売決戦
東朝・時事の声望を奪う
東朝・東日、報知を叩く
東朝・東日の時事非売騒動
販売戦遂に正力を斬る
 
第二篇 朝・每・読・三社鼎立の動乱期
一、 読売の驚異的進出
根津の金力、德富を追い出す
時事末期の苦悶
增資ならず、時事崩壞
報知の衰運
和製〝ラスプーチン〟始末記
內相と警保局長の首を取る
報知、野間の手に移る
七百万円の借金棒引
天満空を往く正力の凄腕
読売かくて東京一の大部数
正力と野間の大衝突
二、 朝日・毎日のお家騒動
商品としての桃色思想
白虹日を貫いて村山襲わる
存亡の岐路に立つ朝日
大正日日八ケ月の夢
大每騒動をめぐる金と女
血で血を洗う城戶騒動
三、 新聞の自由と暴力の戦い
自ら入獄した最後の主筆
軍馬並みに扱われた従軍記者
英皇太子訪日の記事ボイコット
警視庁が保護した暴力団
編集局に白刄一閃
 
第三篇 戰時下新聞の実態
一、 軍部を叱咜した新聞
軍を戒めて復讐された朝日
叛乱部隊朝日を襲う
サーベル、社說を取消さす
凜然、節を守つた福岡日日
銃剣と爆擊機で威嚇
その日の福日編集局
主筆菊竹の人となり
福日は何故強かつたか?
東条に〝懲兵〟された記者
二、 新聞通信独立の第一歩
世界のニュース網と外交戦
電通全国にUP電を流す
ロイテル電報とその功罪
国際通信社創立由来記
ロイテルより独立の苦心
岩永、新聞聯合を興す
三、 電・聯合併の泥合戦
虛々実々の闇試合
合併承認と勅選の取引
〝救いの神〟放送協会
地方紙の反対から光永豹変
賴母木、強引に合併を押し切る
負けた雲助・勝つた天一坊
四、 新聞統制と自由の戦い
用紙の駈引と新聞の消長
三木の一喝、王子を凹ます
用紙配給から統制事始
弱小新聞雑誌の廃合
新聞一元会社の大陰謀
廃刊を賭して三社反対
統制が生んだ塞翁の運
古野の策謀とその功罪
 
第四篇 戰後新聞爭議秘錄
一、 戦後の混乱と新聞労仂運動
大正初期の新聞スト
記者総聯合と労仂運動
革命勢力を指導した新聞労組
村山、社內より追放さる
三年間に六人の編集局長
共產党に占拠された道新
二、 読売の赤色大争議
共產党、読売を狙う
争議中、正力戦犯に指定さる
日刊〝アカハタ〟化す
肅淸成らず、馬場退社を声明
共產派対再建派の社內決戦
コーエン労仂課長の怪行動
実力をもつて共產派掃蕩
三、 社運を賭した宣伝戦
プロ野球をめぐる読・每の確執
訪欧飛行と世界一周飛行
正力、獄中の名企画
囲碁将棋欄の舞台裏
四、 新聞はどこまで伸びるか?
追放解除で大物続々復帰
新聞だけは世界水準
統制に恵まれた地方紙
ラジオ、テレビは新聞の敵か?
プレス・コード