図書ジダイ ノ イチメン080007452

時代の一面

サブタイトル1~10
外相東郷茂徳 1 東郷茂徳外交手記
編著者名
東郷 茂徳 著/東郷茂徳記念会 編
出版者
原書房
出版年月
1985年(昭和60年)5月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
438p,図版 [3] p
ISBN
NDC(分類)
319
請求記号
319/To23
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
略歴:p437~438
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

新版への序(西春彦)
序(西春彦)
序に代へて(東鄕いせ)
前書き
第一部 第一次大戰より第二次大戰迄
第一章 奉天在勤時代(第一次世界戰爭勃發と日支交涉)
奉天在勤――歐州大戰勃發――北支視察――二十一箇條要求――日支交涉成立後の情勢――巴布察布事件
第二章 瑞西在勤時代(第一次世界戰爭中期より獨逸帝國崩壞に至る迄)
瑞西赴任――瑞西在勤――瑞西の國情――歐州大戰終息――共產主義を硏究す――三浦公使の歸朝
第三章 第一次伯林時代(對獨講和前後)
講和會議――山東問題――大戰直後の獨逸――講和問題に對する獨逸の意嚮――共產主義に對する見方――獨逸復興の見透――戰爭責任の問題――講和條約調印――カップ騷亂――日獨外交關係再開とゾルフ大使――歐州視察――米國の第一印象
第四章 第一次東京在勤時代(一九二一年より一九二六年迄)
ロシア・サーヴィスに入る――大連會議――ワシントン會議と米國の對日政策――ゼノア會議――シベリア撤兵――後藤ヨッフェ會談――芳澤カラハン會談――北京條約と日蘇國交回復――米國在勤を命ぜらる
第五章 華府在勤時代(一九二六年より一九二九年迄)
米國赴任――米國事情の硏究――米蘇關係と對日政策――不戰條約問題――禁酒法問題
第六章 滿洲出張及印度洋航行
滿洲出張――南滿洲の事態――北滿に於ける蘇支紛爭問題――畑司令官との會談――財部全權――歸朝と牧野內府に對する報吿――獨逸赴任 英國の帝國主義活動
第七章 第二次伯林在勤時代(附壽府軍縮會議)
對獨關係の改善――日獨關係――高松宮御來遊――ナチ勢力の抬頭――滿洲事變勃發す――一般軍縮會議――列國の不一致と不熱心――一時歸朝す――歐米局長を命ぜらる――軍縮會議閉幕――壽府に於ける滿洲問題
第八章 歐米局長時代
國際聯盟脫退――內田外相に意見書を提出――豫の根本思想――東支鐵道讓渡問題――買收に關する交涉――滿蘇國境畫定問題――外務省機構の改變――五相會議――國際情勢の推移.――米國の情勢――海軍軍縮條約問題――
一九三四年豫備會議――一九三五年倫敦軍縮會議――二・二六事件と廣田內閣組閣――北洋漁業交涉――防共協定問題――防共協定の功罪――廣田內閣倒壞――第一次近衞內閣成立――駐獨大使任命の經緯――對英交涉の準備――乾岔子事件――
支那事變勃發――滿洲視察――伯林赴任
第九章 在獨大使時代
獨逸の情勢――伯林外交團――ヒトラーに御信任狀呈示――ヒトラーとナチ首腦部――日本一部のヒトラー心醉――獨逸の在支將校引揚と滿洲國承認――リッペントロップ外相就任――獨の墺國倂合と對獨政策――三國同盟問題――
ミュンヘン協定――ベルヒテスガルテンにおけるヒトラーとの會見と伯林離任
第十章 在「ソ」聯大使時代
北洋漁業問題――在歐大使會合と伊藤公使訪歐――漁業暫行協定成立――モロトフ外務人民委員となる――波亂に關する英・佛・蘇交涉と獨蘇不侵略條約締結――第二次大戰勃發――ノモンハン事件處理――漁業交涉――不侵略條約締結後の獨蘇の關係――
獨軍の優勢――日米關係の惡化日蘇不侵略條約の構想と通商協定に關する交涉――不侵略條約に關する交涉――日本の政狀と三國同盟條約締結 莫斯科離任――近衞首相との會談――松岡外相との會談――獨蘇戰爭
 
第二部 太平洋戰爭勃發迄
第一章 第一次外務大臣就任
三國同盟締結後の情勢――支那事變・三國同盟・日米交涉――獨蘇戰爭の見透し 南部佛印進駐と資產締結――外務大臣就任に關する東條大將との交涉――東條內閣の性格と入閣の意圖――交涉の膳立て――外務省電報の國內配布――外務省電報の盜取問題
第二章 日米交渉の經過
米國の强硬態度――日米交涉の發端――日米諒解案の經緯――近衞兼攝外相の照會――松岡外相の向嚮――五月十二日の日本案――獨伊よりの抗議――六月二十一日米國案――六月二十一日オーラル・ステートメント――
日本內部の失望と不滿――獨蘇戰爭の勃發――七月二日御前會議決定――七月十五日日本側對案――第三次近衞內閣成立と南部佛印進駐――米國の對日經濟壓迫――日本海軍の窮地――米國の佛印中立化案――近衞・ローズヴェルト會見申入――
ローズヴェルト・チャーチル洋上會談――近衞メッセーヂと米側四原則――九月六日日本側申入――九月六日御前會議決定――九月二五日日本案と十月二日日本側覺書――荻窪會談――第三次近衞內閣の退陣――近衞公と日米交涉
第三章 日米交涉の歷史的背景
日米關係の歷史――華府會議以後――日本の大陸發展と日米の抗爭――過去の事實を明らかにするの要――戰爭に就いて
第四章 十一月四日決定に至る經緯――連絡會議と政府・統帥部の關係――連絡會議の構成と廟義の運營――十月下旬の情勢判斷――連絡會議の臨む腹案――十月下旬以後の連絡會議の於ける全面的再檢討――檢討事項――甲案――
甲案に關する軍部との論爭――駐兵期限――甲案に關する駐米大使宛訓令――乙案――乙案に關する軍部との論爭――連絡會議の大詰――卽戰論を却く
軍部の「ヂリ」貧論――戰爭全局の見透し――「交涉不成立の場合開戰の決意を爲す」ことに付き一夜の猶豫を求む――辭職の考慮――連絡會議決定に同意す――十一月四日御前會議――野村大使に對する訓令――米國の傍受電波惡譯――
日米交涉と關係國との關係――交涉は最終段階にあつたこと
第五章 華府における交渉
來栖大使派遣――甲案の交涉――在京米英大使との會談――獨逸との關係――十一月中旬の交涉――來栖大使交涉に參加す――乙案の交涉――米國側の對日準備――華府に於ける米・英・蘭・濠・支の折衝竝びに兩大使の具申
第六章 「ハル・ノート」
ハル・ノート――ハル・ノート發送直前の華盛頓――ハル・ノート發送直後の華盛頓 ハル・ノートの內容――日本側の落膽と廟義の決着――ハル・ノートの本質と終戰後の諸論戰――ハル・ノートは何故に受諾し得ざりしや――
米英側も日本のノート受諾を豫期せず――ハル・ノートは最後通牒に等し――ハル・ノートに痛く落膽し辭職を考慮す――戰ふの外なしとの結論に一致す――自衞の範圍――ハル・ノート以後の交涉
第七章 開戦
重臣に說明す――十一月三十日連絡會議――十二月一日御前會議――海軍作戰の機密保持――開戰手續に關する海軍との論爭――對米通吿案の決定――對米通吿は宣戰通吿に等し――通吿手交の方法に關する經緯――通吿手交遲延の事情――
獨伊との關係――泰國との關係――蘭印との關係――英國との關係――十二月八日朝の米英大使引見――米大統領の親電――親電接到後の取扱ひ――親電は效果なき性質のもの――當夜の印象
 
第三部 太平洋戰爭勃發後
第一章 宣戰直後
緖戰に於ける國內の戰勝氣分――英國の和議申入說は無根――連絡會議に於ける戰局檢討――俘虜・抑留問題――我方の利益保護及び交換船派遣――滿洲國參戰問題――對獨關係――獨蘇和平問題――支那問題――東條內閣の國內施策 ――
支那事變解決問題の行惱み――爾餘の大東亞地域
第二章 對東亞政策及大東亞省問題
東亞政策――大東亞省案の風聞――ミッドウェー海戰――大東亞省問題に關する閣議――外務大臣辭職――辭職後の成行
第三章 一九四二年九月より一九四五年四月迄の戰局及考察
太平洋戰局の頽廢――船舶問題――獨逸の配敗色と伊太利の降伏――テヘラン會談――東西線戰の惡化と東條內閣の退陣――終戰の構想――戰局急迫と國內情勢――ヤルタ會談――獨逸の無條件降伏――日蘇中立條約廢棄通吿
第四章 第二次外相就任と其直後
鈴木內閣入閣の經緯――戰爭繼續の困難――大東亞大使會議――大東亞地域の情勢――獨逸の崩壞――最高戰爭會議――瑞典公使の斡旋申出の經緯――對蘇關係と其施策の準備
第五章 終戰工作
最高戰爭指導會議構成員の會合――五月中旬の構成員の話會ひ――廣田・マリク會談――戰況と外交活動――六月八日御前會議決定の經緯――木戶內大臣との會談――五月中旬申合せ第三項の發動――六月三十日の內奏――六月二十二日の御召し――
廣田・マリク會談促進の努力――日本の無條件降伏に關する米國側の宣傳――ダレス申出――戰爭繼續不可能の意見具申――特派使節問題――戰局の急迫と統帥部への申入――阿南陸相との意見交換――スチュアート門下生申出――
特派使節を近衞公に御下命――莫斯科への申入――ポツダム會談と我方申入――蘇聯政府の應酬
第六章 ポツダム宣言受諾と終戰直後
ポツダム宣言――宣言に對する判斷――宣言の取扱――宣言默殺の新聞發表――原子爆彈攻擊――蘇聯の對日參戰――八月九日構成員會議の論爭――八月九日閣議――八月九日御前會議――第一囘の聖斷――八月十日日本政府申入――
蘇聯大使との會見――八月十日重臣の御召し――蘇聯の對日參戰――八月九日構成員會議の論爭――八月九日閣議――八月九日御前會議――第一囘の聖斷――八月十日日本政府申入――蘇聯大使との會見――聯合國囘答――八月十二日閣議――
八月十三日構成員會議――陸軍內の動搖と阿南陸相――八月十三日の閣議――兩總長及軍令部次長と會見――八月十四日御前會議――第二回囘の聖斷――終戰の詔敕發布――阿南陸相の挨拶――一部の騷擾――四國政府に對する申入――
在中立國財產文書引渡要求拒否――樞密院本會議と陛下の御放送――鈴木內閣總辭職――停戰――東久邇內閣入閣辭退
 
附錄一 聯盟脫退後ニ於ケル帝國ノ對歐米外交方針
附錄二 歌稿
附錄三 略歴