絶版文庫発掘ノート
緒言
概説――絶版文庫本鳥瞰
第一章
シュテフター『森の小径・水晶』
ヤコブセン『マリイ・グルッペ夫人』
スターン『センチメンタル・ジャーニー』
ベルグマン『カムチャッカ紀行』
●紙魚のつぶやき●古書探索日記から
『ギリシア抒情詩選』
『ミユッセ小説集』
アクサーコフ『家族の記録』
サッケッティ『フィレンツェの人々』
●紙魚のつぶやき●百円均一本
レスコーフ『真珠の首飾り』
シュー『さまよえるユダヤ人』
ギッシング『蜘蛛の巣の家』
『グウルモン詩集』
●紙魚のつぶやき●古い文庫解説目録から
ロート『酔ひどれ聖譚』
フィツジェラルド『夜はやさし』
デュアメル『阿蘭陀組曲・北方の歌』
ラーベ『雀横町年代記』
●紙魚のつぶやき●忙中スキあり
『支那童話集』
ハズリット『時代の精神』
トーマス・ハンショウ『天國の門』
『ジイドの日記』
●紙魚のつぶやき●岩波の「文庫」について
ワーグナー『ベエトオヴェンまいり』
レーゲルレーヴ『地主の家の物語』
ホフマン『音楽小説集』
サン・ピエール『海の嘆き』
●紙魚のつぶやき●「読書論」論
ヒュルスホフ『ユダヤ人のブナの木』
カロッサ『指導と信従』
マンスフィールド『序曲・入江のほとり』
コロレンコ『悪い仲間・マカールの夢』
●紙魚のつぶやき●閑話休題
ヴェリエ・ド・リラダン『残酷物語』
ジョルジュ・サンド『笛師のむれ』
トゥルゲーニェフ『春の水』
『セヴィニェ夫人手紙抄』
●紙魚のつぶやき●読書の場所
コンラッド『蜥蜴の家』
バルザック『天上の花・シャベェル大佐』
シチュドリン『大人の為の童話』
シュトルム『美しい誘い』
●紙魚のつぶやき●最近発刊された文庫から
ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』
スタニスラフスキー『芸術におけるわが生涯』
マルセル・アルラン『悩める魂』
ジャン・ジロドゥ『ジークフリート』
●紙魚のつぶやき●幻の文庫たち
ジャン・コクトオ『山師トマ』
ゴールドスミス『ウェークフィールドの牧師』
ケストナー『人生処方詩集』
ビョルソン『日向丘の少女』
●紙魚のつぶやき●夢の休暇
トルストイ『文学論』
ピエール・ロチ『青春』
『津村信夫詩集』
薄田泣菫『茶話』
●紙魚のつぶやき●読書空間
瀬木慎一『ゴッホ 生涯と芸術』
『山内義雄譯詩集』
石森延男『バンのみやげ話』
佐々木邦『笑の王國』
●紙魚のつぶやき●幸福な読書の思い出に寄せて
森田たま『もめん随筆』
『八木重吉詩集』
井伏鱒二『貸間あり・おこまさん』
中島敦『光と風と夢・李陵』
●紙魚のつぶやき●文庫日記から
『中村草田男句集』
豊島與志雄『高尾ざんげ』
矢内原伊作『抵抗詩人アラゴン』
岸田劉生『美の本體』
『長田幹彦集』
●紙魚のつぶやき●生きるための読書
上司小剣『鱧の皮』
獅子文六『達磨町七番地』
福原麟太郎『英文学入門』
春山行夫『読書家の散歩』
●紙魚のつぶやき●骨董品!?
佐藤垢石『釣随筆』
島木健作『赤蛙』
齋藤礒雄『フランス詩話』
内田百閒『冥途・旅順入城式』
●紙魚のつぶやき●十年間でたった二冊
北原白秋『からたちの花』
第二章
『春香伝』
バローハ『バスク牧歌調』
ルキアーノス『神々の対話』
プルースト『失われた時を求めて』
ホーソン『伝記物語』
バイコフ『偉大なる王』
ウェルズ『世界文化史』
ボードレール『若き魔術師』
フォックス『風俗の歴史』
高田保『第一ブラリひょうたん』
小山清『落穂拾ひ』
小杉放庵『唐詩及唐詩人』
丸岡昭『幼年時代』
土岐善磨『明治大正芸術史』
あとがき