新人国記 8
福島県
妥協なき舞台人生
お色気とペーソス
宇宙創造への思い
負けない女性たち
頑固通す会津っぽ
歴史情緒を守って
行動力ある革新派
童心育てる心遣い
マイペースの人生
体験が生んだ執念
息長く大自然守る
世界の楽壇またに
国際平和熱っぽく
美に取り組む群像
古代のロマン追う
白珠にかける意地
放送文化の実力派
多彩な顔の芸能界
命のあかし求めて
地の利生かす研究
阿武隈山に生きる
佐賀県
ムツゴロウの海辺
松浦党の作家たち
古文書に光あてて
いひゅうもん群像
経済界の論客たち
先人の技術を思う
アイデアでも売る
味の時代の米作り
"わさん"と呼び合う
多彩な外交官人脈
技術の先端に立つ
野生の命を愛して
頑固で一徹の文人
美しさを織り込む
肥前陶磁の粋守る
陶芸の里の異色人
芸能に生きる人々
スポーツにかける
新潟県
雪国の思いは深く
日本海の海鳴りよ
頭の傷を見てくれ
角栄路線をたどる
「米百俵」に託して
二十二万票の風圧強く
「目白」との深い縁
角栄路線に相対す
ミナト新潟への夢
「雪国」の宿その後
聖と俗のはざまで
老いて生きる日々
われらマジメ人間
どこかさめてます
白鳥追い良寛求め
トキに魅入られて
はるかなるわが島
人形の村、版画の森
根無し草と土着と
歴史を生かしつつ
病に挑み雪に挑む
「医の目」を鍛える
初心持続する日々
人間形成みつめて
瞽女の唄なお耳に
風土背に歌いつぐ
花と俳句と童話と
世界文化の懸け橋
巨大企業を率いて
模索を重ねながら
新しい美、風土の美
生活に向き合って
今、残し継ぐもの
徳島県
踊る阿呆 見るお方
人形浄瑠璃の里で
智に根づく歌、踊り
えん罪と闘う日々
非核運動と防衛と
骨肉争う保守政界
白珠人生悔いなし
ダイナとキャッツ
美を引き出す喜び
文芸の道に進んで
学問の道ひと筋に
医療大県の異色人
貯蓄県の経営人脈
遍路の国の求道者
伝統残し継ぐ執念
故郷を懐かしんで
石川県
野田山は父祖の地
文学館、過去と今
四高、戦後の青春
金沢、食べもの記
伝統と前衛の交差
金沢を世界に開く
美を生む工業学校
伝統の陶芸・漆芸
工芸の美に生きる
歳月の恵みの中で
アジアと出版文化
新宿と故郷の町と
能登のスポーツ人
宗教と人間と自然
星のように永遠に
それぞれの経済人
成長の波に乗って
一度に閣僚が四人
人々に信頼されて
支え合って生きる
技術と人間の哲学
城主たちの今と昔
あとがき
人名さくいん