図書カワラバン メイジシ080007376

かわら版明治史

サブタイトル1~10
角川新書 228
編著者名
遠藤 鎮雄 著
出版者
角川書店
出版年月
1967年(昭和42年)8月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
248p
ISBN
NDC(分類)
302
請求記号
302/E59
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
本書に引用した新聞一覧:p240-244
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

幕末騒動のなごり
一 榎本武揚と共和国
五稜郭のこと/榎本の生い立ち/幕府の瓦解/艦船ひきい脱走/北海道平定/共和国成る/党閥の令下る/共和国軍降伏/黒田の助命奔走/昇進と晩年
二 広沢参議の暗殺
暗殺ムード/横井の横死/大村の遭難/広沢の斬殺/天皇の激怒/愛妾かねの自供/自供をひるがえす/目鼻つかず/無罪の判決/ついに迷宮入り/真相への推理
 
文明開化へのとまどい
一 廃刀問題の始末
新しい刀狩り/洋行帰りの森/公義所の紛議/武士の失業/廃刀令の公布/禁令の余波/森のさいご
二 血税騒動――徴兵制度の反発――
血をとられると扇動/騒動の前ぶれ/北条県の大騒動/有料の義務教育/女性徴兵の流言/徴兵・懲役一字の違い/徴兵のがれの根絶
 
抵抗へのめざめ
一 竹橋騒動
予測されていた暴発/事件の経過/西南の役の余波/疑問のこる処刑/岡本大隊長のなぞ/軍人の政治関与
二 栃木・加波山事件
苦悩する自由党/三島通庸の圧政/県庁を宇都宮に移す/暗殺派の師父鯉沼九八郎/栃木県庁襲撃計画/二つのつまずき/富松正安の登場/加波山にこもる/敗北をさとる/事件の影響/志士たちの処刑/激挙はつづく
三 車会党騒動――奥宮健之のなぞの行動――
人力車と馬車鉄道/社会党と車会党/奥宮の奔走/奥宮の正体/奥宮と名古屋事件/大逆事件と奥宮の死
 
国民感情のたかまり
日露戦争と国民大会
開戦論と非戦論/おいつめられた宣戦布告/なんとか勝つ/この一戦/講和に踏み切る/講和成る/大荒れの国民大会/戒厳令に屈服/狂乱のなかで非戦を/小村の帰朝/勝利のもたらしたもの
 
市井のよどみ
一 毒婦ナンバーワン―高橋お伝―
貞淑から毒婦へ/彼女への評価
二 浜町河岸の惨劇―花井お梅―
悲恋は虚構/死一等を減ぜられて
三 巌頭に関あり―少年藤村操の投身―
いわく不可解/失恋の果てとは
四 臀肉切り事件―野口男三郎―
事実は小説よりも/恋愛狂のさいご
五 でばがめ事件
銭湯のぞき/利用された亀太郎
六 スリも忠義―仕立屋銀二―
親分は安全/銀次捕わる
 
本書に引用した「新聞一覧」
 
あとがき