民謡風土記
- サブタイトル
- 編著者名
- 毎日新聞学芸部 編
- 出版者
- 時事通信社
- 出版年月
- 1982年(昭和57年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 296p
- ISBN
- NDC(分類)
- 388.91
- 請求記号
- 388.91/Ma31
- 保管場所
- 地下書庫半藤図書
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
北海道地方
江差追分
節回しの難しさは民謡中屈指
ソーラン節
ニシン漁の作業唄
アイヌ・ユーカラ
自然に流れ出る「うた」の原点
北海盆唄
新潟の盆踊り唄に起源
いやさか音頭
東北地方
津軽じょんがら節、津軽よされ節
唄い続ける女旅芸人一座
弥三郎節
津軽の"嫁いびり"唄
十三の砂山
津軽の心映した鎮魂の歌
鯵ヶ沢甚句
大漁の昔の名残り唄
南部牛追い唄
合いの手に愛情が表現
お立ち酒
別れを惜しむ唄
さんさ時雨
祝席に欠かせぬ明るさ
大漁唄い込み
「斎太郎節」と「遠島甚句」が一つの唄に
秋田音頭
五百もある替え歌
湯沢酒屋唄
いまは唄の"匂い"が変わる
秋田おばこ
健康的エロチシズム
最上川舟唄
かけ声と追分をブレンドした唄
真室川音頭
特攻訓練生が全国に広める
花笠踊り
「阿波踊りを倒せ」の勢い
相馬盆踊り唄、相馬流れ山
風土に溶けこんだ江戸期移民たちの唄
会津磐梯山
"小原庄助さん"にも諸説ふんぷん
ホーハイ節 南部馬方節 長持唄 塩釜甚句 生保内節 紅花摘唄 酒田船方節
関東地方
磯節
荒っぽい舟唄をまろやかに編曲
八木節
栃木生まれの群馬育ち
草津節、草津湯もみ唄
チョイナチョイナと観光の花
秩父音頭
盆唄と農村歌舞伎がもと
大漁節
若い漁民は歌謡曲時代
木更津甚句
落語家がつくった民謡
大島節
保存と伝承にかける女性二人
東京音頭
戦後の焼け跡に明るく流れる
江戸木遣り
鳶に伝承された祝儀唄
東京の獅子舞
神事の性格残す洒落た遊び
野毛山節
開港"明治の横浜"を歌う
箱根馬子唄
今では観光資源として
天王謡
江戸木遣りのルーツ説も
三崎甚句
港の色町の騒ぎ唄
小念仏 ダンチョネ節
中部地方
岩室甚句
昭和の初め座敷唄に
佐渡おけさ
PR公演、海外にまで
新津松坂
渋くて味わいのある節
米山甚句
江戸の相撲甚句で流行
相川音頭
かつては心中ものが歌われた
三階節
もとは盆踊り唄
越中おわら節
「風の盆」に淡々と踊る
コキリコ節、といちんさ
図抜けた明るさと軽み
麦屋節
男ばかりで独特の踊り
山中節
ルーツは船頭衆の海の唄
三国節
民謡ブームで息ふきかえす
粘土節
正調を歌える人すでになし
縁故節
ジーンと胸うつ哀調
安曇節
神州三大民謡の一つ
小諸節
悠揚迫らざるメロディー
一茶の聞いた盆踊り唄
信濃の風景と盛りこんだ「おけさ」
木曾節
歌うものでなく踊るもの
郡上甚句
町あげて踊る三十一夜
ちゃっきり節
鉄道会社のCMソング
下田節
ロマンを誘うハヤシ
岡崎五万石
おっとりとした曲調
両津甚句/田切唄/越前製紙唄/甲州綿打唄/信濃追分
近畿地方
尾鷲節
東西文化をミックスした唄
鈴鹿馬子唄
峠を行く人馬をしのぶ
伊勢音頭
伊勢参りの風俗から誕生
江州音頭
寺新築記念の盆踊り唄
福知山音頭
住民にうたいつがれて四百年
宇治茶摘み唄
いま歌えるのはお年寄りだけ
宮津節
「財布が空に……」新説も
河内音頭
遊芸人の"語りもの"が起源
デカンショ節
語源は諸説入り乱れる
灘の酒造り唄
機械化に消えた労働歌
吉野川筏唄
いまはなき筏流し労働歌
串本節
祭りにしか歌わぬ地元
鯨踊り唄
捕鯨のメッカも昔日の影なし
根来の子守唄
歴史の重みを織りこむ
中国・四国地方
貝殻節
ホタテを取る漁民の唄
安来節
「サカナ」か「土壌」?起源は不明
関の五本松
初代で残るは一本だけ
石切り唄
機械化と共に"現場"追われる
下津井節
正調よりも替え歌が有名
中国地方の子守唄
山田耕筰子守唄のルーツ
音戸の舟唄
海路の重要性説く"清盛伝説"
通の鯨唄
人と同様に過去帳まで作る
阿波踊り
俗説では城落成祝い無礼講
金毘羅船々
風土を反映した陽気さ
伊予節
江戸時代末期に江戸、大阪で大流行
よさこい節
踊りとともに全国に知れわたる
どっさり節/茣蓙織唄/小豆島盆踊り/今治よいやな/鰹節造り唄
九州・沖縄地方
黒田節
ラジオの全国中継で普及
正調博多節
粋な歌詞と節まわし
博多どんたく
博多っ子気質にピッタリ
北九州炭坑節
哀調を帯びた陽気さ
梅干し、岳の新太郎さん
城下町の唄と田園の唄
ぶらぶら節
遊び、祭り好きの長崎生まれ
五木の子守唄
子守娘の忍従と絶望
おてもやん
徹底した方言の魅力
田原坂
"西南の役"が題材に
牛深ハイヤ節
全身揺さぶる激しいリズム
草地踊り
踊り子はすべて若い女性
稗搗節
稲作以前の歴史と民俗のヒダ刻む
刈干切り唄
"一谷一節"鎌ふるう作業唄
鹿児島おはら節
中山晋平編曲でヒット
沖縄語れーぐゎ
会話の数だけ唄のある語らいの唄
トゥバラーマ節
苦しい野良仕事に憩い
小浜節
豊作祈願に奉納された
キンキラキン節/安久節/谷茶前節/安里屋節
あとがき
資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。
- 担当:
- 図書情報部 図書係
- 電話番号:
- 03-3222-2573
- FAX:
- 03-3222-2626