幻の総理大臣

プロローグ――なれなかった人
　
第一章　原敬に知らる
西郷南洲に私淑
藩閥に頼らず
内務省地方局長
　
第二章　政友会に入党
内務次官
鉄道院総裁
入党の辞
　
第三章　原内閣の成立
大隈内閣と戦う
寺内内閣を行く
内務大臣
　
第四章　順風満帆
選挙法の改正
社会政策
総選挙に大勝
　
第五章　原首相の遭難
一蓮托生
宮中某重大事件
原敬の深慮
　
第六章　政友会内争
高橋首相の醜態
残燭内閣
火の手上がる
　
第七章　政友会大分裂
清浦の内閣
策士の跳梁
運命の大評定
　
第八章　政友本党の戦い
第一党結成
総選挙に敗る
総裁に就任
　
第九章　政友本党の分裂
普選案をめぐって
合同への動き
政・本提携
　
第十章　離合集散
憲・本連立問題
朴烈事件
憲・本連盟
　
第十一章　民政党の結成
政界引退の辞
民政党の発足
対支政策に異見
　
第十二章　政友会に復帰
民政党を脱す
新党倶楽部に拠る
古巣へ帰る
　
第十三章　雌伏三年
総裁を逸す
鈴木派と争う
再び総裁を逸す
　
第十四章　岡田内閣を扶く
議会擁護の叫び
検察ファッショ
床次の入閣
　
第十五章　見果てぬ夢
政友会の醜態
五十万元事件
床次逝く
床次二郎年譜
付録――政党の系譜