図書イチゴ イチエ080007218

一語一会

サブタイトル1~10
出会いで綴る昭和史
編著者名
保阪 正康 著
出版者
清流出版
出版年月
2000年(平成12年)8月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
446p
ISBN
491602866X
NDC(分類)
210.7
請求記号
210.7/H91
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

第一章 歴史に生きる実像
「五・一五事件では被害者が肩をすくめるという時代でした」(犬養道子)
「開戦前夜、主人は官邸の一室で泣いておりました」(東條カツ)
「大本営参謀時代は、皮膚がはがれるような思いをしたな」(瀬島龍三)
「死ぬための特攻命令を下す権利は誰にもない」(美濃部正)
「海軍側から見ると陸軍の指導者は愚かだった」(実松譲)
「私は日米開戦時の政策起案者だが・・・・・・」(石井秋穂)
「大東亜戦争肯定論者は、ベトナム戦争に反対しなければならない」(中谷武世)
「二・二六事件というのは見る人によって違うからね」(末松太平)
「君、そりゃあ戦争などしたくなかったよ。それなのに海軍さんが・・・・・・」(赤松貞雄)
「二・二六事件で私を撃った弾丸はこれなんだよ」(片倉衷)
「一九四一年十二月七日、ワシントンの日本大使館にて」(煙石学)
「本土決戦を相模湾で戦ったら、日本はどうなったか」(赤柴八重蔵)
「東條、斬るべしの覚悟はあったが・・・・・」(牛嶋辰熊)
「シベリア抑留はなぜ起こったか、を解明するのが私の役目だ」(斎藤六郎)
「モノがないからあの戦争を始めたんだよ」(鈴木貞一)
 
第二章 昭和史を貫く心
「昭和十六年秋、あの年は雨の多い年と記憶しております」(秩父宮妃殿下)
「彼(父・吉田茂)は男性として魅力的な人物でしたね」(麻生和子)
「三木内閣の時代に出会った意外なこと」(三木睦子)
「戦後は父・正顕のことでよくいじめられたなあ」(高坂正堯)
「『東京行進曲』は私が唄った歌なのよ」(佐藤千夜子)
「敗戦直後の教育内容がもっともよかったね」(槙枝元文)
「ベルリンと東京で二度の敗戦をむかえて思ったこと」(新関欽哉)
「お前は日本人か、日本人なら許さない、と殴られたよ」(高橋雄次・昭治)
「石原将軍が死の床から起ちあがるのを見た」(高木清寿)
「昭和十六年十月、近衛はなぜ内閣を投げだしたか」(細川護貞)
「一九六七年の年間分析の見方はあたっている」(森恭三)
「日米安保条約が危険だと指摘したのは、戦前の枢軸外交を知っていたからだ(西春彦)
「昭和天皇は『今のはどうであったろう』といわれた」(岡部長章)
「私の体験を語ることはもう時間との戦いだ。疑問はすぐに電話をーー」(大井篤)
「二十一世紀、日本の生きる道はどのような道か」(後藤田正晴)
「プリンス・オブ・ウェールズを沈めた一枚の海図」(佐藤作治)
「君の質問は、前提そのものを知らない」(矢次一夫)
「田中さんの内奏は不思議な光景だったようです」(宇佐美毅)
「旧華族の目で昭和史を眺めると・・・・・」(酒井美意子)
 
第三章 先達の飾らぬ一言
「著作者としての自分の権利を大切に守ることだね」(美作太郎)
「七人のA級戦犯は法話に関心をもちましたね」(花山信勝)
「今にして思えば、自分には勇気がなかったんだね」(湊守篤)
「こんな短時間に食生活を変えた民族はいないよ」(黒川利雄)
「資本の論理だけでな<人間>を大切にしなければならない」(鈴木永二)
「人権とは私権と対峙させて考えるべき重いものです」(武谷三男)
「百年後には社会党の非武装中立論は認められるだろう」(三宅正一)
「戦没学徒の志を継いでいきたい。それが『きけわだつみのこえ』を編んだ理由です(中村克郎)
「六十年ひとすじ、この右手こそ私自身だったのです」(松田権六)
「政治家は誰もが心にエアポケットをかかえこむものだ」(伊藤昌哉)
「これからの日本は耳の長い兎になるのが得策です」(堀栄三)
「人間にはニセモノとホンモノしかいないよ」(中野雅夫)
「私はこの世で社会福祉事業を行うために生まれてきた男だね」(長谷川保)
「時代は国民的意識から全人類的意識へと進んでいる」(木川田一隆)
「私の皮膚の外側は日々矛盾と戦っている」(橘孝三郎)
 
第四章 一路邁進に生きた人
「欧米航路の船長五十年、英国人作家との友情・・・・・」(森勝衛)
「人生、六十歳になって初めて考えたことがある」(服部四郎)
「ポツダム宣言受諾のスクープは命がけだった」
「確かに父はひどい状況でがんばっていたと思います」(江田五月)
「フェルマーの定理に挑む、それは私のアリバイです」(茂利要)
「家族から見れば、父・愛一郎は幸せだったと思いますよ」(藤山覚一郎)
「革命家としての人生に後悔はしていない」(八木秋子)
「ひたすら走ること、それが私の人生だったね」(吉岡隆徳)
「これほど面白い時代はないだろうね」(田原総一郎)
「僧侶・医師として見た日本人の死生観は・・・・・」(大森亮雅)
「孫文さんを助けた伯父山田良政を心底から尊敬しています」(山田順造)
「軍備亡国、これが私の人生を通しての結論です」(遠藤三郎)
「医師優遇税は国を亡ぼす税制である」(吉村仁)
「熊沢天皇などあのころの自称天皇は私がお墨付きを与えた」(富士原石山)
「近代日本史を精神分析してみたいのだが・・・・・」(宮本政於)