図書目録コノエ フミマロ資料番号:080007188

近衛文麿

サブタイトル
天皇と軍部と国民
編著者名
岡田 丈夫 著
出版者
春秋社
出版年月
1959年(昭和34年)5月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
357p,図版 [8] p
ISBN
NDC(分類)
289
請求記号
289/Ko77
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
近衛文麿の肖像あり
昭和館デジタルアーカイブ
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

序にかえて
 
一 近衛文麿を死にまで追いつめたもの 民族集団と個人の悲劇
 
1 自決
2 "天皇の前にたちはだかろう!"
3 歴史は近衛の頭上をのり越えて進む(憲法改正問題など)
4 事つねにことごとく志と違う 運命の子
 
二 中国との戦争が日本の命運を制した
1 昭和十一年という年 二・二六事件と軍主導下の対外抑圧・対外侵略の態勢
2 中日戦争「不拡大」方針はどのようにくずれたか
3 東亜「新秩序」の意味するもの
4 「極東ミュンヘン」陰謀の基礎
5 中国民族解放闘争こそが日本帝国主義をうちやぶった
 
三 支配者は日独伊三国同盟によって自らの手をしばった 近衛の世界政策にひそむ矛盾
1 国際的孤立からファシスト世界枢軸へ
2 新米英派、新独派の形をとった支配層内部の対立
3 近衛構想 日独伊ソ四国同盟
 
四 ソ連邦と共産主義への恐怖 天皇制の政治構造
1 張鼓峰・ノモンハンの軍事冒険の教訓
2 「日米国交調整論者たりし余は、一面に於て対ソ警戒論者であった」(近衛手記)
3 「協賛革命」から日本を救うために!
4 降伏への途 おぼれるもの藁をもつかむ
 
五 太平洋戦争の内と外 ついに来るべきものが来た
1 日米両帝国主義の妥協と敵対
2 「自存自衛」戦争の心理学
3 真珠湾は必然だった
 
六 日本ファシズムとしての政治新体制≪詩と真実≫
1 既成政党の自壊と近衛新党
2 ヘゲモニーは誰の手に? 近衛の大政翼賛構想は苦衷分解する
3 国民を包みこむ周密な網
4 国民の精神と感覚の歪みが深まる
 
七 天皇と近衛と軍部 天皇制の戦争指導
1 日本のなかにもう一つの国がある(統帥権の独立)
2 派閥と下剋上
3 いわゆる重臣層の無力と「現役」主義について
4 内乱よりは戦争を!革命よりは敗戦を!
5 天皇はたんなる飾りものではなかった
八 戦争責任は誰が誰にたいして負うのか?
1 日本のおかした戦争犯罪の意味 極東軍事裁判を中心として
2 「平和」の価値
3 しかも国民は必ずしも戦争に反対しなかった
4 「戦後」はどのようにしてはじまったか? 一億総ザンゲ方式の役割

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