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「黒い霧」は晴れたか

サブタイトル1~10
松本清張の歴史眼
編著者名
藤井 忠俊 著
出版者
窓社
出版年月
2006年(平成18年)2月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
214p
ISBN
489625080X
NDC(分類)
910
請求記号
910/Ma81
保管場所
開架半藤文庫
内容注記
書誌:p181-186
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

「ノンポリ」作家だった清張
流行語になった「黒い霧」
調査能力と学習能力
書くことで生れた歴史認識
「日本の黒い霧」の構成
正当に評価されていない清張作品
 
黒人兵集団脱走暴行事件――「黒地の絵」
東京の人は知らなかった
清張の現地取材
二五年後の証言
米公文書館で発見された被害届
映画化への執念と挫折
 
七三一部隊の影――「小説帝銀事件」と「帝銀事件の謎」
裁判記録を資料に推理する
捜査の壁は七三一部隊とGHQ
清張を継ぐもの
七三一部隊免責の事情
 
G2とGSの対立――「下山国鉄総裁謀殺論」
下山・三鷹・松川の連鎖
自殺説と他殺説
占領期のタブーに挑戦
事件研究会と資料の刊行
GHQ資料でも謎はとけず
CIAの影も
 
CICの疑惑――[推理・松川事件]
知識人の松川裁判関与
真犯人の推理へ
諏訪メモに記されたCIC
 
清張の史眼――[追放とレッド・パージ]
追放者の復権のさま
非軍事化をめぐるG2とGSの暗闘
公職不適格者の審査基準
米対日策の「覗き穴」
昭和電工事件と造船疑獄
審査にかかわった法務庁特審局
 
事件の帰結――「謀略朝鮮戦争」
予見された朝鮮戦争
敵能力を過小評価した米軍
朝鮮戦争に参加した日本人
いちはやく動員された黒人部隊
 
占領が解除されたら・・・・・・
書き終えた後に
清張の仕事をどう評価するか
占領期は遠く
 
書誌
シナリオ「日本の黒い霧」――遥かな照射
あとがき