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汪兆銘遺書の謎

サブタイトル1~10
編著者名
関岡 渉 著
出版者
メディアアーカイブ出版
出版年月
1999年(平成11年)12月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
265p
ISBN
4931540007
NDC(分類)
289
請求記号
289/O11
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

まえがき
 
1 汪兆銘、上海に上陸
一九三九年 朝日新聞社上海支局―初仕事に気負う中原記者
特ダネを追う直良記者
林記者汪兆銘の上陸地点を察知
汪兆銘をガードする塚本憲兵少佐
 
2 革命家汪兆銘の軌跡
汪兆銘 孫文に出会う
清朝摂政王の暗殺に失敗
清朝の滅亡と辛亥革命
孫文の死と汪兆銘、蔣介石の対立
汪兆銘 共産主義と訣別
蔣介石と宋美齢の結婚
汪兆銘の反蔣運動
満州事変と汪、蔣両派の合体
西安事変で汪兆銘急遽帰国
日中戦争の開始
 
3 汪兆銘の重慶脱出
和平交渉打切り、蔣介石を相手にせず
ターゲットは汪兆銘
 
4 テロの嵐・上海
腹心 曽仲鳴の死
テロ組織、特工総部七六号
テロ対テロ、血にまみれた汪政権
破壊された抗日テロ組織
 
5 尾崎秀実と周仏海
尾崎秀実による汪兆銘グループの分析
喧騒と享楽の街、上海
歓迎されなかった東亜共同体
尾崎秀実の東亜共同体論
周仏海の見た日中戦争の行方
中国共産党の分析
再び周仏海
内部分裂する汪グループ
 
6 汪兆銘政府にかかわった人々
南京―一九四〇年三月
門屋博氏の証言(1)―影佐大佐との出会い
門屋博氏の証言(2)―汪兆銘政権とのかかわり
門屋博氏の証言(3)―太平洋戦争開始の頃
汪兆銘政権と日本の知識人たち
南京政府樹立と汪兆銘の悩み
 
7 汪兆銘政府 破滅への道
呉四宝の死
じゃま者になった李子群
周仏海と李子群の争い
清郷運動でつまずいた李子群
蔣介石の命令で李子群暗殺
暗殺の影に七三一部隊が
 
8 汪兆銘 遺書の謎
なぜ遺書が二十年間封印されたのか
汪兆銘の病状
汪兆銘は遺書を書くことができたのか
周仏海、謎の訪日
聖戦完遂のかけ声の裏で
遺書に見られる幾つかの論点
遺書の作者は周仏海?
遺書はどこに潜んでいたか
奇妙な論理
遺書をめぐる関係者の推測―遺書でない遺書
 
9 汪兆銘の評価
門屋博氏の証言(4)―敗戦と汪兆銘政府の人々
一九九〇年 上海・北京
蔡徳金教授への書簡―芦溝橋の一発、汪兆銘問題など
蔡教授の返信―汪兆銘の評価について
蔡徳金『汪精衛評伝』より
汪兆銘をテレビ番組化する
黒川利雄教授と汪兆銘
汪兆銘の再評価はあるのだろうか
リベラリスト汪兆銘の誕生
 
あとがき
 
資料 汪精衛氏の国事遺書