ある文学史家の戦中と戦後

I　ある文学史家の戦中と戦後
ある文学史家の戦中と戦後 I
はじめに－文学史家論
戦中の文学史家－漱石言及より
勝本清一郎氏の戦中と戦後
三好行雄氏の戦中と戦後
前田愛氏の場合
ある文学史家の戦中と戦後 II －猪野謙二氏追悼－
最後の文学史家
偲ぶ会にて
『座談会明治文学史』のことなど
ある文学史家の戦中と戦後 III －高村光太郎 「少年飛行兵の夢」 その他－
ある文学史家の戦中と戦後
〈戦争〉体験と〈戦後>
高村光太郎「少年飛行兵」
陸軍少飛生徒の日記
ある軍国少年の戦中と戦後
戦後－「近代主義と民族の問題」
　
II　ある戦中と戦後
日清日露戦争・戦後と作家たち、そして漱石
日清戦争・戦後
日清戦後文学の作家・作品
日露戦後文学、そして漱石
戦前・戦後の与謝野晶子－近代文学の位置－
二つの伝記小説－晶子像
晶子の低音部－デモーニッシュな力
夭折と長命－生き抜いた晶子
ある戦後－宮本百合子『播州平野』私論－「少年兵」の描写を中心として
＜戦後＞と少年像
「少年兵」の描写
「少年兵」描写批判
イデオロギーと感覚
ある戦後－大西巨人『神聖喜劇』－対島への旅
対島への旅
村野温『対島－こころの島－』
『対島』と紀行文スタイル
紀行文スタイルを取らぬ『神聖喜劇』
対島要塞重砲兵聯隊趾－空白
「最も濃密かつ圧縮的に」－軍隊内務班
大西巨人氏を囲んで
ある戦後 江藤淳 『アメリカと私』
＜戦後＞からの自立
自立としての英語
「自分の町」プリンストン
『アメリカと私』と”母“
『成熟と喪失』『一族再会』へ
ある戦後－松本清張『両像・森鷗外』
「或る『小倉日記』伝」から『両像・森鷗外』へ
伊沢蘭軒の墓
土山宿－祖父の墓
鴎外研究家批判と二、三の問題
ある戦後の青春と文学－大西忠治追悼－
人間大西忠治
臨終の朝
ある戦後－平和と民主主義
文芸部と哲学研究会
大西忠治たらしめたもの
大西忠治『詩画集』序
　
III　韓国・中国・アメリカ・イギリス・ロシア
光州事件のことなど
韓国全羅道講演紀行
韓国で講演して－石川啄木の＜夕暮れ＞
安重根の写真
留学生と再会して－台湾・韓国
北京スケッチ三
北京の小春日和
ハーバードとイェール
カーライルの秋
歴史遺跡・歴史標識
コンコード行き－エマソン・透谷－
アメリカ・夏の思い出－永井荷風のことなど－
川は流れる－リバー・ランズ・スルー・イット－
芥川作品をアメリカで読む－「蜜柑」と「奉教人の死」－
日本文学とアメリカ文化－芥川作品をアメリカの学生はどう読んだか－
はじめに
神の恩寵としての蜜柑
教訓的批評－ピューリタン的文学観
聖書による読み－「奉教人の死」
作品は伝道の手段
婚姻による子を抱く感情
文学と人生は同次元
Ｐｏｒｔｓｍｏｕｔｈ，　Ｐｏｓｔ－Ｒｕｓｓｏ　－　Ｊａｐａｎｅｓｅ　Ｗａｒ　ａｎｄ　Ｌｏｂｓｔｅｒｓ
シェークスピア雑感
「草枕」－その土壌はロンドンに－
『アンナ・カレーニナ』の窓
ロシア・トルストイ紀行
ヤースナヤ・ポリャーナ
モスクワの庭
芥川龍之介「山鴫」の舞台
　
IV 隅田川・戦中と戦後
隅田川幻想地図
隅田川－原像と幻想
向島－幻影の里
本所から亀戸・深川へ
浅草のおもかげ
谷中・上野界隈
隅田川のほとり－増田みず子『隅田川小景』－
東京文学散歩
東京文学散歩のこと
わが足の記憶
三月十日のことなど
陸軍少年飛行兵学校体験
三君の思い出
ある思い出－二人の区隊長－
終戦・盛岡・啄木賞
ある再会－「薩摩おごじょ」再訪
ふるさとは遠きにありて
海越えて－知的好奇心を育む風土－
　
V　上州にて
真珠湾特別攻撃隊長岩佐中佐の墓
国定忠治の墓
羽鳥千尋の墓
羽島千尋の墓再訪－父文作と鷗外－
森鷗外と青年－羽鳥千尋・石川啄木－
鷗外は冷たいか？
鷗外と石川啄木
鷗外と羽鳥千尋
日露戦後の時代と青年
羽鳥千尋を尋ねて
上毛の三山
村上鬼城と内村鑑三
上州の文人塚越停春
塚越停春－十二文豪『滝沢馬琴』のこと－
『滝沢馬琴』執筆と停春
『滝沢馬琴』における馬琴と停春
馬琴の文章・停春の文章
徳冨蘆花の文学
『思出の記』と『不如帰』
徳蘆冨花「恐ろしき一夜」
花袋と国男－日露戦争のころ－
鴎外と花袋
「自然主義文学のふるさと」碑－ 花袋『重右衛門の最後』にふれて－
『歌人土屋文明－ひとすじの道－』序
夢みることができるなら－女性宇宙飛行士向井千秋さん－
豊かな自然のなかで
片山慶子歌集『帰雲』序
映画『眠る男』
錦野祭テーマの六年
平成四年度　群馬県立女子大学入学式学長告辞
新しい春
平成六年度　群馬県立女子大学大学院第一回入学式学長告辞
思い出すことなど
あとがき