戦後思想の出発
解説 戦後思想の出発(日高六郎)
Ⅰ 八・一五前後
雄勁沈着なれ 『朝日新聞』社説
平常心を豊かに(高村光太郎)
三箇の問題(正木ひろし)
日本帝国終末(林尹夫)
原爆被災時のノート(原民喜)
詔書
日本再建の指針 東久邇首相記者会見
慚愧の念で胸裂く(吉川英治)
新しき試錬へ踏出せ(高坂正顕)
草莾の文(親泊朝省)
新日本建設の道(鮎川義介)
病間日録(河上肇)
配給された「自由」(河上徹太郎)
冬に入る(中野重治)
返事―貴司山治宛(太宰治)
Ⅱ 天皇制をめぐって
朝日新聞「声」欄から
憲法問題と天皇制―各党政策討論会―(安藤正純/黒沢西蔵/小山倉之助/志賀義雄/水谷長三郎)
詔書
天皇と天皇制(岡野進)
建国の事情と万世一系の思想(津田左右吉)
日本歴史の特殊性(羽仁五郎)
なつかしい日本(三好達治)
不合理主義の源泉(荒井作之助)
Ⅲ 未決の問題としての戦争責任
戦争犯罪と国際法の革命(横田喜三郎)
「極東国際軍事裁判供述書」から(木戸幸一)
軍国支配者の精神形態(丸山真男)
文学における戦争責任の追求(小田切秀雄)
文学と戦争責任(福田恆存)
まず主として私自身について(岩崎昶)
Ⅳ 新しい日本の出発
人民に訴う(徳田球一ほか)
民主戦線によって祖国の危機を救え(野坂参三)
民主戦線のために(山川均)
新憲法に関する演説草稿(幣原喜重郎)
改正憲法の革命的性格(恒藤恭)
日本社会党と農地改革(大内兵衛)
原子力の管理(仁科芳雄)
Ⅴ 主体の回復
戦の跡(矢内原忠雄)
近代的思惟(丸山真男)
自然科学者の反省(小倉金之助)
第二の青春(荒正人)
現代の主題(宮本百合子)
地方文化運動報告(中井正一)
岩で出来た列島(山代巴)
共産党に入るの弁(森田草平)
一つの告白(中野好夫)
執筆者略歴・関係年表