図書タカミ ジュン ロン080007013

高見順論

サブタイトル1~10
魂の粉飾決算
編著者名
坂本 満津夫 著
出版者
東京新聞出版局
出版年月
2002年(平成14年)11月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
249p,図版1枚
ISBN
4808307758
NDC(分類)
910
請求記号
910/Ta43
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
参考資料:p242-245 参考資料一覧:巻末 高見順の肖像あり
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

まえがき
 
序章 「魂」の粉飾決算
生涯書かなかったこと/実名小説「仮面の人」/「悪女礼讃」の自己偽瞞/「語れば」と「語らざれば」
 
第一章 「内視鏡文学」への試行錯誤
プロレタリア文学とモダニズム文学/皮膚感覚と二律背反
 
第二章 高見文学の今日性―昭和の苦悩
高見順賞三十年の感慨/尖端芸術と心象表現/深層心理の内面描写/左翼崩れの迷彩保護色/昭和精神史を小説で/内なる理想の女性像/昭和知識人の共通認識
 
第三章 昭和文学の傷痕
 
第四章 「故旧忘れ得べき」の自虐と擬態
永遠の起承転々/デカダンな転向文学/心のうたの感情装飾
 
第五章 「二十世紀文学」と前衛小説
風景と視覚と心象と
 
第六章 「わが胸の底のここには」の虚実
二人羽織の誤差効果/自虐と魂の粉飾/「転向」へのこだわり
 
第七章 「月報」で描く高見順の肖像
①詩集「死の淵より」と炯眼の編集者/②「故旧忘れ得べき」までの暗夜彷徨/③「如何なる星の下に」と大阪の一夜④「わが胸の底のここには」の同級生たち/⑤「生命の樹」の光と「深淵」の闇/
⑥癇癪玉がヤケッパチ風に炸裂する時/⑦最後の文士「臨終のとき」の喧騒
 
あとがき
参考資料一覧