現代日本文學論爭史 下巻
シェストフ論爭
不安の思想とその超克(三木淸)
主體的リアリズムの精神(藤原定)
レオ・シェストフの「悲劇の哲學」(小林秀雄)
『虛無よりの創造』跋(河上徹太郎)
シェスト的不安について(三木淸)
「悲劇の哲學」に關するノート(靑野季吉)
シェストフの思想(阿部六郎)
シェストフ否定論(板垣直子)
シェストフ的現象について(戸坂潤)
純粹小説論爭
純粹小説論(橫光利一)
純粋小説論について(中村光夫)
小説論における必然と偶然(森山啓)
「純粹小説論」の反響(川端康成)
文學の通俗化と純粹小説論(窪川鶴次郎)
思想と實生活論爭
トルストイについて(正宗白鳥)
作家の顔(小林秀雄)
文藝時評「抽象的煩悶」(正宗白鳥)
思想と實生活(小林秀雄)
文藝時評「思想と新生活」(正宗白鳥)
文學者の思想と實生活(小林秀雄)
中野重治・小林秀雄論爭
文藝時評について(小林秀雄)
閏二月二九日(中野重治)
中野重治君へ(小林秀雄)
文學における新官僚主義(中野重治)
素材派・藝術派論爭
外的世界と内的風景(上林曉)
藝術派と素材派との對立(新潮評論)
文學者の精神(北原武夫)
「素材派」と「藝術派」(窪川鶴次郎)
農民文學と「藝術派」(森山啓)
文學非力説論爭
作家生活への反省(長谷健)
文學非力説(高見順)
決意について(尾崎士郎)
再び文學非力説について(高見順)
現狀への直言(高見順)
國民文學論爭
文學と民衆竝びに國民文學の問題(谷川徹三)
國民文學論の根本問題(淺野晃)
「國民文學論」に觸れて(荒正人)
國民文學論(板垣直子)
農民文學と國民文學(岩倉政治)
國民文學論(岩上順一)
附録(日本浪漫派論爭補遺)
人民文庫・日本浪漫派討論會(高見順他)
解説(平野謙)