黒枠のドラマ

まえがき
　
序章　なぜ死亡広告を読む
　
１章　近ごろ死亡広告名作集
温く濃やかに迫慕の情
ウエットとドライ
「さよなら」など遺言も盛る
葬儀は近親のみ…それでもと
異常な死に出会っては…
　
２章　明治の死亡広告㊤
文章の型が固まるまで
臨終の床で遺族らへ指示
ご供物拝辞のエスカレート
戦争を死亡広告にも色濃く
　
３章　明治の死亡広告㊦
黒枠の話題で綴る明治１３～４５年
明治の黒枠こぼれ話
　
４章　大正の死亡広告㊤
文章が平易になる傾向へ
行列をやめて告別式の形へ
黒枠にも関東大震災の惨マザマザ
　
５章　大正の死亡広告㊦
黒枠の話題で綴る大正２～１５年
黒枠めぐる営業広告も栄え
　
６章　昭和の死亡広告
黒枠が痩せた戦中
やさしい文章への足どり
　
７章　黒枠雑記あれこれ
固くなると時に変な言葉づかい
追って書きのお願いご注意
広告を手引きに香典ドロ
広告を黒枠現場からみる
　
８章　海外の死亡広告
弔問・迫慕に洋の東西なし
漢字でも美しく「死」