勧進帳
まえがき
勧進帳の創成
七代目市川団十郎の再評価
七代目団十郎のおいたち
俳優としての教育
俳優の社会的地位
シーボルトと七代目のであい
鶴屋南北 による劇化
勧進帳の初演
上演までの苦心
江戸十里四方追放
追放の本質
追放八年間の活躍
江戸に帰る
ふたたび江戸の舞台に
家庭と私生活
九代目市川団十郎による完成
八代目団十郎の弁慶
九代目団十郎のおいたち
六代目河原崎権之助という人
九代目団十郎の理想
団十郎の勧進帳上演記録
天覧劇勧進帳
団十郎ぶし
勧進帳のアンサンブル
勧進帳の継承者たち
二代目市川段四郎
初めて見た段四郎の勧進帳
「大向こう」と「楽屋」
勧進帳の上演権
弁慶の役の重さ
「寄せ」の解釈
立志伝中の人、段四郎
段四郎夫人
「延年の舞」から「引っ込み」まで
写真と「型」
「いわゆる型」 と「内容からくる形式」のこと
唄と振りの関係
弁慶と義経の衣の袖
六代目の義経
富樫を演じた人々
義経を演じた人々
勧進帳の大衆性
段四郎の勧進帳上演年表
七代目松本幸四郎
未曾有の上演回数
幸四郎と天皇制思想
劇場の影響力
観客層
幸四郎の人がら
魔女のダッパ
幸四郎最後の弁慶
写実性と能
具体的分析
伝統と創造
『新演劇論』の一節から
初演の思い出
大きゅう見えたらよろし
能装束
夜行の三等列車
訓練
しんぼうづよい継承
理論化へのいとぐち
創造ノート(一九六四)
労音と勧進帳上演
上演まで
稽古入り
総ざらい
舞台稽古
初日
中日
千秋楽
今度の上演のしめくくり
終章―古典のいぶき―
一日二回の勧進帳
役者の理屈
仕舞猩々と槍
集団トレパン姿の摺り足稽古
活気づく稽古場
勧進帳の上演から
上演態度の問題
勧進帳前進座上演台本
参考書目
勧進帳上演年表
前進座勧進帳上演年表