図書目録ヘンセツ ノ チシキジン タチ資料番号:080006785

変節の知識人たち

サブタイトル
編著者名
西 義之 著
出版者
PHP研究所
出版年月
1979年(昭和54年)12月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
205p
ISBN
NDC(分類)
309
請求記号
309/N81
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

第一章 われらが天皇を愛すべし―津田左右吉の戦後
津田左右吉の学問
プロローグ
『世界』の創刊
津田左右吉との出逢い
「建國の事情と萬世一系の思想」
津田の上代皇室観
美濃部達吉博士の天皇観
われらが天皇を愛すべし
中間的考察
「これは又自分を瞞すのか」と思召して…
「お前は頭が悪いじゃないか」
偽善的忠君愛国への怒り
戦後日本の思想状況
民主主義政治に差支えなし
敗戦後の雰囲気
統一戦線にあらずんば人にあらず
吉野編
集長の津田宛の書簡
「おかどちがいの側からの拍手」
津田左右吉の民主主義
野坂参三の天皇制解釈との相違
「君の頸に縄がかかってもいいのか」
どこに加筆したのか?
津田の期待と失望
平泉での吉野編集長
シュトウを投じた津田
和辻哲郎氏にしてこの非難が
象徴天皇論のさきがけ
「原点」には津田も立っていた
 
第二章 変ったのは誰なのか!―天皇論をめぐる戦後思想界
津田史学批判
津田史学を継承したのはマルクス史家だった?
津田の唯物史観
何だか妙な感じがするのです
あなたの背後には「人民」がいたのです
家永三郎氏の津田批判
家永氏のワイルドな変化
マルクス主義者にして「反共」も可
家永氏は「役割論」がお好き?
家永氏の作為
津田は「国粋主義者」ではない
津田はむしろ進歩的だった
津田の教育勅語観
津田は断じて変らなかった
 
第三章 文化外圧と日本人―文化大革命への反応
アイデンティティを求めて
ああ、プロレタリア文化大革命!
郭沫若氏の自己批判
老舎は自殺ではない
「時代の要請に応ずる走り使い」
進歩主義的知識人の陥穽
夢のパリ・コンミューン!
日本の教育論への影響
文化「ジャリ革命」ではないか
文革のオモテとウラ
「行過ぎのない革命などありうるだろうか」
革命はその子たちを見すてる
「きょうの訪れなんときくらん」
F氏とS氏とはだれだったか?
「日本人紅衛兵」たちのしたこと
素人にわからない言葉ばか り使って…
「私は郭沫若自身から聞いておりますが…」
大学紛争は日本の「文革」だった!?
絶大の信頼(・・・・・)だなんて…
ヨソの 国の喧嘩なのに…
三島・川端らの声明をめぐって
中国人民のことを思えば夜も眠れない
日本人は何を焼きすてたのか?
惜しかったこの十二年間
ふたたび茶番を演じないために
現実を冷厳に認識する能力を
 
あとがき

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