須磨弥吉郎外交秘録

はしがき（衞藤瀋吉）
　
一、報国憂記（昭和二十年六月四日稿）
序
豪、印を衝かざりし謬見
大東亜省新設と戦争
三国同盟の弱体
対独態度の変改
矮小の気宇
敵米国の企図
米国の本性
米英新刊書概観
米英主義反対論書籍
米英精神支配論の根拠
米国外交を一貫する基調
ルーズヴェルト外交と其の時代
米国最近外交政策の検討
米国外交事実の重要事象
三大会談
政治外交の一貫性
帝国政治の継続性
基本的国策の方向と外交の一貫性
転進戦局とその原因
無比の日本精神の発揚
米英の帝国への狙ひ所
救国の大本
　
二、満州時局対策要綱（昭和六年十一月二十一日稿）
　
三、支那事変と米国（昭和十四年八月二日稿）
　
四、有田八郎外相声明問題（昭和十五年七月三日口述速記）
放送問題
二十八日有田放送案に関する外、陸、海打合せ会議の模様
二十八日夜の外相官邸に於ける記者団との会見
案文の確定
放送当日
憲兵隊への任意出頭
各方面の反響
解決
解決後の発表振り問題
倒閣問題
憲兵隊聴取書要領覚
有田外務大臣陳述要旨
畑陸軍大臣陳述要旨
有田外務大臣演説「国際情勢と帝国の立場」
　
五、在支十有一年と外交秘話
北京時代―田中外交から幣原外交へ
広東総領事に転任
陳友仁と満支問題を語る
日支同盟案を白崇禧に口説く
上海時代と南京総領事
ハル米国務長官と三国同盟阻止の密談
大西洋会談をスクープ
西安事件のスクープ
名画はスクープしたが大使に成り損った話
　
須磨弥吉郎年譜・関係事項年表　主要著作
　
あとがき（須磨未千秋）