図書コウコク ショウシ080006579

皇國頌詞

サブタイトル1~10
編著者名
山田 孝雄 著
出版者
櫻書房
出版年月
1943年(昭和18年)1月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
1,8,249p,図版1枚
ISBN
NDC(分類)
155
請求記号
155/Y19
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次


 
皇國頌詞
「君が代」と國體の眞性
神聖偉大なる皇國の理想
皇國が世界の宗國たるべき實證
肇國しらす天皇
世界唯一の神聖なる皇室
不老不死の國 金銀の國
東方日出の國
浦安の國
常若の國、世界文化の淵藪
神國日本
 
附錄 大和心

しきしまの大和心を人とはば朝日に匂ふ山櫻花(本居宣長)
櫻さく御國しらすとももしきの千代田の宮に神ながらいます(正岡常規)
山はさけ海はあせなん世なりとも君に二心わがあらめやも(源實朝)
いくそたびかきにごしてもすみかへる水やみくにのすがたなるらむ(八田知紀)
のがれても身はおく山の榊葉のさかゆくよをばいのらざらめや(荷田東滿)
うらうらとのどけき春の心よりにほひ出でたる山ざくら花(賀茂眞淵)
道の邊の草にも花はさくものを人のみあだに生れやはする(大西祝)
虎にのり古屋をすぎて靑淵にみづちとり來む劍刀もが(境部王)
すへのよの末の末までわが國はよろづのくににすぐれたる國
あまりにも瑕あらせじと思ふより小さくなりぬあたら眞玉は(小出粲)
君の爲ちれとをしへておのれまづあらしにむかふ櫻井の里(野矢常方)
おろかさのおやに似よとは思はねどをしへおかるゝ子のゆくへかな(橘枝直)
喩族歌一首幷短歌(大伴家持)
しきしまのやまとのくににあきらけき名におふとものをこころつとめよ(反歌)(大伴家持)
つるぎたちいよよとぐべしいにしへゆさやけくおひてきにしその名ぞ(反歌)(大伴家持)
海行かば水づく屍山行かば草むす屍大君の邊にこそ死なめかへりみはせじ(大伴家持)
ほことりて月みるたびに思ふかないつか屍の上にてるやと(森五六郞)
勅なれば身をばよせてき物のふの八十うぢ川のせにはたたねど(鏡月房)
君が爲世のため何かをしからむすててかひあるいのちなりせば(宗良親王)
我が上に月日はてらせ神路山あふぐ心にわたくしはなし(源親房)
かぎりあればけふぬぎすてつふぢ衣はてなきものはなみだなりけり(藤原道信)
賤が身は世にあはずとも大空にくもりなき日のてらさざらめや(吉田矩方)
にごり江の深みに魚はひそむとも何かはせみのとらでおくべき(大石良雄)
後村上天皇御製 鳥のねにおどろかされてあかつきのねざめしづかに世を思ふかな
後村上天皇御製 すなほなる昔にかへれ種となる人の心のやまとことの葉
後村上天皇御製 くもらじと思ふ心よおなじくははや日の本の光ともなれ
君がためわがとりきつる梓弓もとのみやこにかへさざらめや(藤原隆俊)
日に三度愚かなる身を顧みてつかふる道もわが君のため
おのが子を惠む心を法とせば學ばずとても道にいたらむ(二宮尊德)
天地のはじめはありて終なきわが君が代に何をたとへむ(松波資之)
霜をへてにほはざりせばもも草のうへにはたたじ白菊の花(稅所敦子)
白雲の八重立つ峰も塵りひぢのつもりてなれる山にしあらずや(藤原實泰)
敷島の大和の國に人二人ありとし思はば何かなげかむ
神の代の三種の寶傳へますわがすべらぎの道ぞ正しき(藤原長親)
ながれゆくわれはみくづとなりはてぬきみしがらみとなりてとどめよ(菅原道眞)
靑海原潮の八百重の八十國につきてひろめよこの正道を(平田篤胤)
父母のそだてし身をも君のため世のためにとて今すつるかな(川本杜太郞)
神こそは野をも山をも造りおけ人に誠の道を履めとて(藤原基家)
ふく風をなこその關と思へども道もせに散る山櫻かな(源義家)
ささなみや志賀の都はあれにしを昔ながらの山ざくらかな(平忠度)
平けき道うしなへる世の中をゆり改めむあめつちのわざ(野村望東尼)
もろこしも天の下にぞあるときく照る日の本を忘れざらなむ(成尋法師母)
忘らむと野行き山行きわれくれどわが父母は忘れせぬかも(商長首麿)
生駒根の裾曲の田居を(四條畷古戰場を弔へる長歌)(伴林光平)
うつくしくあやにたへなりかしこくも神のつくれるわがおほみやま(狩野芳崖)
目の前のものを鏡と心得てかげをまことにうつせ世の人(元政上人)
何ごとも夢とのみ見るよの中に神のまことぞうつつなりける(藤原家隆)
晴れてよし曇りてもよし富士の山もとの姿はかはらざりけり(山岡鐵舟)
國のため思ひかためしわが心玉とみがきて世を照さばや(福羽美靜)
人ばかり劣りしもせじ月も日もなにか昔の空にかはれる(伊藤維禎)
人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道にまどひぬるかな(藤原兼輔)
 
裝畫及挿畫(吉村忠夫)
竹の園
「肇國」
「巖」
「神の宮居」
「富士か嶺」
「大和」
「神意」
「徐福」
「旭日」
「大樹」
「春光」
「神の國土」