図書目録マージナル ピープル資料番号:080006546

マージナル・ピープル

サブタイトル
二十世紀の千人 10 鬼才・異才・奇才
編著者名
朝日新聞社 編
出版者
朝日新聞社
出版年月
1995年(平成7年)11月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
438p
ISBN
4022586087
NDC(分類)
280
請求記号
280/A82/10
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
参考文献:p418-427
昭和館デジタルアーカイブ
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

まえがき
本シリーズ執筆者
凡例
蘆原将軍 一直線にゆらぎなく狂った者の威厳(朝倉喬司)
小泉八雲 異文化の回路を経て甦った日本人の記憶(紅野謙介)
白瀬矗 個性が〝孤性〟に終わった日本初の南極行(竹内義朗)
フリチョフ・ナンセン 北極探検からノーベル平和賞に至る壮挙(竹内義朗)
志賀重昻 万境悠々の旅が描き出す日本の未来像(高田公理)
明石元二郎 帝政ロシアの転覆を画策した軍人スパイ(朝倉喬司)
杉山茂丸 西洋文明の「惨毒」克服のための権謀術数(ホラとハッタリ)(朝倉喬司)
スヴェン・ヘディン 楼蘭とトランス・ヒマラヤ発見の功績(竹内義朗)
狩野亨吉 埋もれた思想家の発掘と旺盛な性の探究(宮本治雄)
河口慧海 鎖国チベットの奥深く仏教経典を求めて(前田良一)
仕立屋銀次 仕立屋は表の稼業、じつは警察の密偵?(朝倉喬司)
強盗亀 万事破天荒だが憎めない一途さが身上(朝倉喬司)
村岡伊平治 「女」を資金源に「南洋開発」を進める(朝倉喬司)
洪範図 抗日闘士から劇場守衛に終わる劇的生涯(徐京植)
阪田三吉 何ごとかに賭ける大阪的野性のシンボル(朝倉喬司)
宮崎滔天 中国革命に託した「三十三年之夢」(紅野謙介)
グリゴリー・ラスプーチン 一怪僧が帝政末期のロシアを操るまで(竹内義朗)
ロアルド・アムンセン 十五歳から探検に賭けたひたむきさ(下坂英)
無法松 「男の純情」譚を生き抜いた民話的英雄(大月隆寛)
桃中軒雲右衛門 歴史の向こう側から響いてくるような声(大月隆寛)
相馬黒光 芸術家・革命家を支え、日々の糧を作る(紅野謙介)
中山太郎 「史癖」の赴くところ遂に『盲人史』を完成(朝倉喬司)
大谷光瑞 中心に安住するにはあまりに奔放な精神(井上順孝)
大谷米太郎 「元力士」の伝説を計算し抜いた世渡り術(朝倉喬司)
橘樸 理念頓挫を見た満州建国のイデオローグ(朝倉喬司)
平山蘆江 花柳小説の第一人者になった新聞記者(大月隆寛)
種田山頭火 「文学」を背負って漂泊、放浪に身を任す(朝倉喬司)
モーナ・ルダオ 山林開発を巡って起きた反乱の先頭に(朝倉喬司)
北大路魯山人 おのれの美意識を貫く自負と貪欲さ(竹内義朗)
長谷川伸 日本人の最大公約数に〝おはなし〟を紡ぐ(大月隆寛)
内山完造 日中文化交流の窓口となった「老板(ラオパン)」(藤井省三)
町田佳聲 エロスを隠蔽した民謡集大成の偉業(朝倉喬司)
サッコ&ヴァンゼッティ 反共と排外の嵐の中でつくられた冤罪(徐京植)
T・E・ロレンス ヒーロー、アンチヒーローを兼ねた存在(山内昌之)
ターザン 自然と文明の狭間をさまよう孤独な存在(能登路雅子)
江連力一郎 〝赤化ロシア〟への復讐を図る怪しの海賊(朝倉喬司)
夢野久作 「非知」の言語化というすさまじい力業(朝倉喬司)
石田天海 米国で花開いた「グレート天海」の術技(邨野継雄)
朝日平吾 「超国家主義」テロの出現を告げるエトス(朝倉喬司)
甘粕正彦 〝裏の国事〟のはまり役として満州で暗躍(朝倉喬司)
ニコライ・ネフスキー <周縁>に生き、<中心>に抹殺される(高田公理)
石井四郎 七三一部隊を率いて人体実験に打ち込む(常石敬一)
鬼熊 恋のもつれの復讐から警官相手に大暴れ(朝倉喬司)
橘孝三郎 農村疲弊を憂い「五・一五」襲撃に参加(五十嵐暁郎)
シャイム・スーティン 根無し草の叫びを激烈な色で塗り込める(徐京植)
I・ヴェリコフスキー 『衝突する宇宙』が呼んだ賛否両論の渦(下坂英)
渋沢敬三 実業と学問を撚り合わせつつ生きる(小長谷有紀)
今東光 正真正銘バラケツで極めつきのハイカラ(大月隆寛)
天野芳太郎 海外雄飛の事業家が拓いた考古学への夢(邨野継雄)
アメリア・イヤハート 太平洋上で消えた「女リンドバーグ」の謎(香川檀)
アル・カポネ 禁酒法と浮沈を共にしたギャングの興亡(宮本治雄)
稲垣足穂 ウルトラモダンな彗星人さながらの生涯(藤本憲一)
ジャック白井 国境や人種を超える夢に身を託す(徐京植)
薩摩治郎八 日仏交流まで手がけた一代のダンディー(邨野継雄)
小熊秀雄 民衆的な地声で「しゃべり捲くる」力(徐京植)
説教強盗 「悪事は悠然と働いてこそ光る」が座右銘(朝倉喬司)
ピーター・パン 「大人になんかならない」症候群の元祖(井野瀬久美惠)
西堀栄三郎 「人生は探検」を押し通した<多動>の人(高田公理)
正岡容 ライオン、ジャズ、ふしぎな人という異名(大月隆寛)
高橋貞樹 水平運動で発揮した「群を抜く力」(高田公理)
阿部定 男と離れずにいるにはこれしかない・・・・・・(朝倉喬司)
川島芳子 日中の思惑に弄ばれ刑場に消えた元王女(井野瀬久美惠)
ホルスト・ヴェッセル ナチズムの殉教者はチンピラか英雄か(香川檀)
赤松啓介 「雑」と「野」を呑み込んだ一人歩きの知性(大月隆寛)
児玉誉士夫 戦後日本の政財界を操った稀代の政商(高田公理)
カルロス・マリゲーラ 次世紀への社会的胎動を促した血の遺産(邨野継雄)
槙村浩 孤独なまでに屹立した革命的想像力(徐京植)
田岡一雄 港湾荷役と興行利権を武器に全国制覇(朝倉喬司)
金史良 植民地支配下で「光」を求める屈伸運動(徐京植)
横井庄一 「恥ずかしながら陛下に銃を返すために」(小長谷有紀)
都井睦雄 女性への遺恨、近隣への復讐、戦争の影(朝倉喬司)
趙文相 日本の戦争で戦犯にされた朝鮮人の胸中(徐京植)
小野田寛郎 「終えてはならぬ」戦争を戦った秘密戦士(朝倉喬司)
鶴見俊輔 生活に根ざし行動に結びつく思想の探求(武田徹)
山崎晃嗣 合理主義の極に足をすくわれた学生社長(朝倉喬司)
邱永漢 言語・貨幣・国家の関係を見据える(藤井省三)
免田栄 無罪判決でも拭えぬ世間の微妙な眼差し(朝倉喬司)
江分利満 昭和の日本を生きた「恥」を知る小市民(徐京植)
ギュンター・ギヨーム 西独首相の寝首をかいた〝勤勉な実務家〟(香川檀)
斎藤龍鳳 躍動する身体を思い知った知性の気配(大月隆寛)
ポパイ 「俺は俺で、だから俺なんだ」に漂う明暗(武田徹)
林承賢 自己嫌悪から「美に対する妬み」に至る道筋(朝倉喬司)
一条さゆり 「炎にむせぶロウソクベッド」のNo.1(朝倉喬司)
ブロンディ マッカーサーと並ぶ「民主主義」の象徴(鴋澤歩)
辻静雄 大阪阿倍野の「辻調」が「東大」である理由(鴋澤歩)
スーパーマン 怪力、飛翔、変身・・・ああ、あの雄姿!(鴋澤歩)
リー・ハーベイ・オズワルド 世紀の謎を残す魔法さながらの狙撃弾(松岡完)
李珍宇 「朝鮮人部落」から現れた「怪物」を見る目(徐京植)
植村直己 彼は宝島ごっこをやってる少年だ!(高田公理)
山口二矢 必然化された「死の希求」に誘われて(朝倉喬司)
梁政明 被害者の痛みと加害者の罪を負って自死(徐京植)
車寅次郎 日本人はなぜ「寅さん」を見たがるのか(大月隆寛)
サザエさん 市民生活の姿と向日性の理想を映す鏡(鴋澤歩)
ギィ・オッカンガム <五月>精神に殉じた<男色のサン・ジュスト>(鵜飼哲)
ビリー・ミリガン 二十四人分の多重人格に翻弄された男(高田公理)
麻原彰晃 〝解脱〟の大量生産を図る救済計画の末路(朝倉喬司)
金賢姫 爆弾テロは「祖国統一の革命烈士」への道(朝倉喬司)
座頭市 「どめくら一人に、この騒ぎ」の沸騰感(朝倉喬司)
宮崎勤 「醒めない夢」が動因か「性欲」が原因か(朝倉喬司)
かい人21面相 商品イメージを人質に取った饒舌の発露(朝倉喬司)
プライム・エッセー 「難民の世紀」の墓碑銘(徐京植)
参考文献
写真提供
本巻執筆者紹介
索引
『二十世紀の千人』(全10巻)執筆者別各巻掲載人物一覧

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