図書キョウソ イシキ ヘンカクシャ ノ ムレ080006544

教祖・意識変革者の群れ

サブタイトル1~10
二十世紀の千人 8 宗教・性・女性解放
編著者名
朝日新聞社 編
出版者
朝日新聞社
出版年月
1995年(平成7年)6月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
438p
ISBN
4022586060
NDC(分類)
280
請求記号
280/A82/8
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
参考文献:p418-426
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

まえがき
本シリーズ執筆者
凡例
メアリー・ベイカー・エディ 聖書から独特の癒しの理論を見出す(井上順孝)
ヴィルヘルム・ヴント 実験心理学から民族心理学への飛躍(井上順孝)
アニー・ベザント B・ショーもたまげる方向転換の速さ(井野瀬久美惠)
エレン・ケイ 児童教育と女性解放思想への新視点(若一光司)
チャールズ・T・ラッセル 旅と活字と講演の並外れた布教力(井上順孝)
ジェームズ・フレーザー 呪術原理の考察に至る「GB(金枝篇)」の巨大さ(井上順孝)
植村正久 武士の末裔としてのキリスト者の面影(井上順孝)
井上円了 ユニークな理性的・哲学的妖怪研究(井上順孝)
エメリン・パンクハースト 投票権を求めて激闘する女たち(井野瀬久美惠)
ルドルフ・シュタイナー 「オイリュトミー」への道をひらく(井上順孝)
巖本善治 男女平等思想にもとづく結婚の先駆者(佐伯順子)
福田英子 家父長制に回収されない愛の冒険家(紅野謙介)
古在紫琴 近代的自我と「エコ・フェミ理念」の実現(藤本憲一)
マグヌス・ヒルシュフェルト 「ゲイの賢人」として信望を集める(香川檀)
ルドルフ・オットー 『聖なるもの』と「ヌミノーゼ」の生みの親(井上順孝)
ヘレーネ・シュテッカー 「生の肯定」から「性の自立」に向かう(香川檀)
福来友吉 学問の限界を痛感し宗教体験に傾く(井上順孝)
フランチスカ・ツー・レーヴェントロー 〝女ドン・ファン〟の恋の遍歴(香川檀)
牧口常三郎 「利・善・美」を柱とする「創価」思想(小長谷有紀)
出口王仁三郎 アウトローから宗教に転生した深み(朝倉喬司)
西田天香 便所掃除を通して争いなき社会を望む(井上順孝)
アレクサンドラ・コロンタイ 革命と「翼のあるエロス」の結合を謳う(香川檀)
山室軍平 「平民の福音」を訴え社会鍋で救済を図る(井上順孝)
綱島梁川 「見神の実験」が若い知識人をとらえる(紅野謙介)
エドガー・ケイシー 必要情報を催眠状態で「読み取る」能力(井上順孝)
暁烏敏 伝道者としての危機をはい上がる(井上順孝)
イサドラ・ダンカン 「自然のままの舞踏」への情熱(若一光司)
与謝野晶子 近代の「恋愛」の理想を地で行く(佐伯順子)
ラデン・アジェン・カルティニ 一夫多妻への憤りを起爆剤に(香川檀)
管野スガ 一検事への恨みが育んだ天皇暗殺計画(井野瀬久美惠)
メラニー・クライン 母と子の関係を見据えた精神分析の重み(鵜飼哲)
マーガレット・サンガー 有力者を味方に避妊公認と名声を獲得(香川檀)
バチェラー八重子 日本語の短歌でアイヌの誇りを歌う(井野瀬久美惠)
エレノア・ルーズベルト 大統領の「目と耳」、良心を代行(能登路雅子)
藤井日達 太鼓を叩き非暴力・不殺生を説く(井上順孝)
平塚らいてう 「元始、女性は太陽であった」の不滅性(佐伯順子)
カール・バルト 社会の矛盾を凝視しつつ神学を深める(井上順孝)
神近市子 「愚直な白蟻」を自認する前進の衝動(藤本憲一)
賀川豊彦 貧民窟で鍛えた有言実行のキリスト者(井上順孝)
明石順三 国家批判と兵役拒否で信仰を守り抜く(井上順孝)
B・R・アンベードカル 不可触民が一斉に仏教徒になった日(井上順孝)
清水安三 布教に教育に転がり続けた石ころ人生(井上順孝)
ラインホールド・ニーバー 上辺の信仰より誠実な不信仰を愛する(井上順孝)
市川房枝 男女平等の実現に賭けた一途な実務家(香川檀)
谷口雅春 鎮護国家と世界浄化のための住吉信仰(井上順孝)
高群逸枝 日本史の常識を覆した母系制の証明(香川檀)
アルフレッド・キンゼイ 高レベルの「性歴」収集と分析の衝撃力(鷲田清一)
伊藤野枝 主義と生身の女のはざまを揺れ動く(井野瀬久美惠)
山田恵諦 世俗の論理を消化しつつ理念を曲げず(井上順孝)
アンナ・フロイト 父権的フロイト主義への反乱(香川檀)
ジャン・ピアジェ 子供の発達心理の面白さを追う(井上順孝)
加藤シヅエ 産児調節を通して女性解放を目指す(井野瀬久美惠)
ヴィルヘルム・ライヒ オルガスム体験への飽くなき執着(井上順孝)
北村サヨ 俗人を「蛆の乞食」と罵る「躍る神様」(香川檀)
戸田城聖 折伏と座談を重ねて桁違いの教勢へ(井上順孝)
御木徳近 獄中からの解放を象徴するPLの二字(井上順孝)
山田無文 「今の日本には宗教がない」と喝破(井上順孝)
勅使河原蒼風 床の間革命の旗手「華道界のピカソ」(藤本憲一)
岡田光玉 巣立ち、立ち上がり、広がる「真光」(井上順孝)
ジャック・ラカン 言語の海から生まれ育つ主体に着目(武田徹)
璽光尊 双葉山、呉清源らを魅了した女教祖(井上順孝)
岸本英夫 癌と戦いつつ死の意味をつきつめる(井上順孝)
金子文子 日本人を憎みに憎んだ日本人(徐京植)
伊藤真乗・友司 夫婦ともに霊能を示した密教的新宗教(井上順孝)
庭野日敬 焼き芋屋の女性と共に新教団を創る(井上順孝)
ミルチャ・エリアーデ 「ヒエロファニー」という概念の魅力(井上順孝)
高橋鐵 無垢な好奇心を自負する性の博物誌家(朝倉喬司)
シモーヌ・ド・ボーヴォワール 教訓・女だけがバカを見るのはやめよう(香川檀)
金光鑑太郎 神前奉仕のために座り続ける教祖(井上順孝)
堀一郎 シャーマニズム重視の先鞭をつける(井上順孝)
宗道臣 宗教性を加味した新しい武道の誕生(井上順孝)
長谷川テル 売国奴と呼ばれることを恐れず(徐京植)
五井昌久 獣のような世の中を浄めるための祈り(井上順孝)
ビリー・グラハム 癒しのオーラを発する熱い語りかけ(井上順孝)
文鮮明 「統一」をキーワードとする使命感(井上順孝)
ヨハネ・パウロ二世 「天駆ける教皇」は情報時代の名優(井上順孝)
ベティ・フリーダン 「女らしさの神話」を乗り越えるために(能登路雅子)
千石剛賢 「方舟」が漂流し錨をおろすまで(井上順孝)
謝国権 オルガスムスの一致を重視する性愛観(鷲田清一)
石牟礼道子 「人喰いの文明」に対する究極の刃(若一光司)
メアリー・デイリー キリスト教を卒業したフェミニスト(香川檀)
イヴェット・ルーディ 女の変革のベル・エポックを推進(香川檀)
ハーヴェイ・ミルク 「カムアウト」こそ権利獲得の道だ(徐京植)
ナワール・エル=サアダーウィ 六歳の時の女子割礼が闘いの原点(鵜飼哲)
ジェームズ・ウォレン・ジョーンズ ガイアナに悶死した人民寺院の幕切れ(若一光司)
バグワン・シュリ・ラジニーシ 文明社会の病を照らすインド産の瞑想(井上順孝)
オノ・ヨーコ レノンに食われないためのアピール(香川檀)
ケイト・ミレット 日本滞在が『性の政治学』を生み出す(香川檀)
グロリア・スタイネム フェミニズムと美貌のあいだで(能登路雅子)
ダライ・ラマ十四世 小国の苦難に巻き込まれた活仏(井上順孝)
久保継成 魂の悩みに応える「魂の開発運動」(井上順孝)
黒住宗晴 おおらかな宗教を志す「老舗の新宗教」(井上順孝)
ジェーン・フォンダ ヒーローの座を得たニュー・ヒロイン(香川檀)
ジュディ・シカゴ 「女性のからだ万歳!」アートの革命性(香川檀)
ジュリア・クリステヴァ 前衛神話の最後を飾る夫との共同作業(鵜飼哲)
田中美津 まず、存在まるごと「とり乱し」・・・・・・(香川檀)
ダニエル・コーン=ベンディット 五月革命を誘発した「ドイツ・ユダヤ人」(鵜飼哲)
ドロレス・フレンチ 性労働者の権利要求運動のシンボル(香川檀)
李昴 「夫殺し」という人類の悪夢を主題に(藤井省三)
マドンナ 「エロスの女神」役をみずから選ぶ(佐伯順子)
プライム・エッセー 「女の性の歴史」を書くならこれからがいよいよ佳境だ(香川檀)
参考文献
写真提供
本巻執筆者紹介
索引