メディア社会の旗手たち
- サブタイトル
- 二十世紀の千人 6
- 編著者名
- 朝日新聞社 編
- 出版者
- 朝日新聞社
- 出版年月
- 1995年(平成7年)2月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 438p
- ISBN
- 4022585846
- NDC(分類)
- 280
- 請求記号
- 280/A82/6
- 保管場所
- 地下書庫半藤図書
- 内容注記
- 参考文献:p418-427
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
本シリーズ執筆者
凡例
村山龍平 新聞と新聞社の自立を守るために(武田徹)
アイダ・ターベル 「元祖マックレイカー」の誕生秘話(香川檀)
黒岩涙香 メディア・パフォーマンスの達人(紅野謙介)
ウィリアム・ランドルフ・ハースト 火のないところに戦争をつくる(武田徹)
アルフレッド・ノースクリフ ニュースは簡潔、醜聞(スキャンダル)はハデに(井野瀬久美惠)
ヴァシリー・カンディンスキー 「抽象画の創始者」になった法学士(徐京植)
宮武外骨 癇癪と色気もエージャナイカ(前田良一)
フセウォロド・E・メイエルホリド ソ連最高の演劇人が銃殺刑に(若一光司)
アルノルト・シェーンベルク ドイツ音楽の伝統を完成した前衛(鴋澤歩)
D・W・グリフィス 映画の歴史を拓いた『国民の創生』(能登路雅子)
下中弥三郎 「成長する筍」を自認する思想巡礼(五十嵐暁郎)
野間清治 「理想的国民」創りをめざす雑誌王(紅野謙介)
パウル・クレー 未曽有の色彩世界を生み出す(鴋澤歩)
立川熊次郎 「こうでたらめだと、いっそ面白い」(紅野謙介)
ガストン・ガリマール 「必要なら春をもひさぐ」出版人(若一光司)
ベーラ・バルトーク 古典性と革新性の奇蹟的結合(猪木武德)
岩波茂雄 教壇を捨て、文化の配達夫に徹する(小長谷有紀)
イーゴル・ストラヴィンスキー 真におそるべき優等生の創作姿勢(鴋澤歩)
竹久夢二 美人画に託すメディア戦略の妙(紅野謙介)
正力松太郎 警察官僚から一躍メディア王へ(武田徹)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー ナチスも求めた「正統ドイツ」の化身(香川檀)
山田耕筰 日本の心を五線譜にしるす(小長谷有紀)
藤田嗣治 生粋の江戸っ子が異邦人になるまで(藤本憲一)
斎藤昌三 書物への飽くなき愛情ゆえに・・・・・・(紅野謙介)
マルク・シャガール 主観的精神世界の視覚化をめざす(高田公理)
マルセル・デュシャン 権威で固めた近代芸術への反逆(高田公理)
菊池寛 文学を信用していなかった文学者(紅野謙介)
ウォルター・リップマン 「汝、国王に信を置くなかれ」(武田徹)
清沢洌 細い尾根道をたどるリベラリスト(武田徹)
ワスラフ・ニジンスキー 天から下りてきたような舞踏(若一光司)
マン・レイ ブレボケ写真で成功した「光(レイ)の男(マン)」(武田徹)
アグネス・スメドレー 「フリーランスの革命家」を貫く(徐京植)
ノーマン・ロックウェル 米国民の郷愁(ノスタルジア)を癒すセラピスト(能登路雅子)
ジョン・フォード 「西部劇」を完成させた活動屋魂(能登路雅子)
アントナン・アルトー 「狂気」が口にする真理は阻まれる(鵜飼哲)
加藤唐九郎 何かにつけて目立ちたがり屋(若一光司)
ヨゼフ・ゲッペルス ヒトラーを主と崇める妄想の力(武田徹)
セルゲイ・M・エイゼンシュテイン 「革命が私を芸術家にした」(若一光司)
ヘンリー・ルース 「報道の使命は啓蒙にあり」の実践者(能登路雅子)
佐伯祐三 悲劇的な客死伝説の内側(徐京植)
溝口健二 女の情感を細やかに描いた暴君(若一光司)
ジョージ・ガーシュイン 抜きがたいイディッシュ文化の影(臼杵陽)
アルフレッド・ヒッチコック 観客の恐怖嗜好を読みとる天才(井上順孝)
ルイス・ブニュエル 西欧型思考への根源的な反抗(武田徹)
大宅壮一 評論を「芸」として磨きあげた功罪(武田徹)
神吉晴夫 創作出版をねらったカッパ精神(武田徹)
ジョン・ガンサー ブック・ジャーナリストの内幕(武田徹)
ウィリアム・ペイリー 賭け事好きがメディアに賭けた!(武田徹)
アルベルト・ジャコメッティ 作品それ自体が生成と消滅の劇(若一光司)
ジョージ・ギャラップ 国民の意識をリアルタイムで伝える(能登路雅子)
木村伊兵衛 庶民を撮り続けた下町の粋な庶民(若一光司)
レニ・リーフェンシュタール 力強いものを力強く、美しく描く(武田徹)
ダリル・F・ザナック 〝虚飾の街(ティンゼルタウン)〟に君臨したタイクーン(邨野継雄)
アレン・レイン 六ペンス本を金のなる木にした男(武田徹)
棟方志功 「世界のムナカタ」の原風景(小長谷有紀)
吉田秀雄 企業とメディアを脅かす広告の鬼(武田徹)
小津安二郎 同じバラを描き続けた画家のように(猪木武德)
アーシル・ゴーキー 不幸の錨を抱え無明の海を漂う(若一光司)
サルバドール・ダリ 「解決不能の矛盾」が創造の源泉(高田公理)
ジャン・ヴィゴ 単調な「ドラマ」を拒む映像の自律性(藤本憲一)
ルキノ・ヴィスコンティ 貴族の最期を描く最後の貴族(武田徹)
靉光 国家に強いられた死を見透かす(徐京植)
清水幾太郎 最先端の課題を追い続ける自負心(五十嵐暁郎)
アンリ・カルティエ=ブレッソン フルフレームにこだわる写真術(武田徹)
土門拳 「絶対非演出のスナップ」を狙う(武田徹)
黒澤明 金では買えないものを作る誇り(鴋澤歩)
名取洋之助 写真を商品化する卓抜した技量(武田徹)
ジャクソン・ポロック 癒しがたい苦いまどろみの中で(藤本憲一)
ジョン・ケージ 「語りえない」音を「示した」偉大さ(藤本憲一)
ロバート・キャパ 「一歩踏み込む勇気」が生死の境(武田徹)
ウォルター・クロンカイト アンカーマンの威力を見せつける(能登路雅子)
尹伊桑 二十世紀的な挿話に満ちた人生(徐京植)
フェデリコ・フェリーニ 「映画は噓の方がいい」が口癖(武田徹)
ダイアン・アーバス 衝撃的な傑作か悪趣味の極みか(若一光司)
マリア・カラス 平穏からほど遠いステージ遍歴(藤本憲一)
劉賓雁 筆を奪われた百家争鳴の旗手(藤井省三)
ピーター・ブルック 演劇の神性・野性を回復する試み(藤本憲一)
ヒュー・ヘフナー 美女を抱く英雄への憧れを煽る(武田徹)
モーリス・ベジャール 音楽と読書から「神秘」を掘り起こす(若一光司)
鴨居玲 唯一のモチーフは自分自身の真実(徐京植)
スタンリー・キューブリック 哲学の映画を作る強靭な意志(武田徹)
手塚治虫 宇宙人にも通じる(?)不滅の神話(佐伯順子)
草間彌生 幻覚を創造へ昇華させる意志力(香川檀)
アンディ・ウォーホル 自身を素材にポップを演じ続ける(武田徹)
ジャスパー・ジョーンズ 現存画家で最高価格の作品を描く(若一光司)
武満徹 「吃音」の思想と「庭園」の思想を軸に(藤本憲一)
ジャン=リュック・ゴダール 映画の永久革命家に居すわる(武田徹)
白土三平 劇画に初めて思想性を盛りこむ(武田徹)
本多勝一 正統派の取材作品と読者とのズレ(武田徹)
グレン・グールド 対位法音楽の名演奏にも似た生涯(武田徹)
スーザン・ソンタグ 「うわべがすべて」の超モダニスト(香川檀)
小澤征爾 最高の音楽を生むことだけを願う(常石敬一)
エドワード・サイード パレスチナの声に世界が応えた日(鵜飼哲)
テッド・ターナー 「ワンマン・バンド」の危機監視役(武田徹)
荒木経惟 時代のスカートめくりを楽しむ(鷲田清一)
立花隆 現象を支配する<構造>をえぐる(若一光司)
ニコラス・ネグロポンテ 新電子応用技術の地平を着々用意(武田徹)
ロバート・メイプルソープ ゲイ文化と二重写しの生と死(武田徹)
スティーブン・スピルバーグ ハリウッドを甦らせた天性の磁力(前田良一)
ウィリアム・ギブソン 「サイバーパンク」の新世界へ突入(武田徹)
プライム・エッセー 音の渦、イルカの耳、パーセプション・サーカス(藤本憲一)
参考文献
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索引
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