キリスト者と天皇制
はじめに
第一章 「緑の島々」の国家
(1) 亡国の危機(唐と元)
(2) ポルトガルと「東への道」、スペインと「西への道」
(3) 日本に迫るアメリカとイギリス
(4) 明治の夜明けとカリスマ天皇
(5) 明治の試練 ①日清戦争
(6) 明治の試練 ②日露戦争
(7) 倫理と民族エネルギー
第二章 民主主義と君主
(1) 敗戦と日本
(2) 「君主」と民主主義
(3) 政治の圏外なる天皇
(4) 大正デモクラシーと大正天皇
第三章 聖断
(1) 明治の憲法・明治の英知
(2) 「強兵」エネルギーの爆発
(3) 北一輝(ロゴスとパトスとエトス)
(4) 統帥権干犯
(5) 二・二六事件と聖断
第四章 現御神(あきつみかみ)(現人神(あらひとがみ))
(1) 日本の「神」とGod
(2) 無姓の天皇と「やまとことば」
(3) 聖書の神と現人神
(4) 「神格否定」の問題点
(5) 文化の交流と「誤訳」
第五章 帝王学と倫理
(1) 帝王学とその実践
(2) 帝王学的倫理と終戦
第六章 国家間の倫理と日本の敗戦
(1) 日ソ中立条約
(2) 原爆とスターリン
第七章 戦後の天皇論
(1) 戦争責任と天皇
(2) 天皇と祭祀
(3) 天皇在位五十年式典
第八章 戦後の混乱と共産党
(1) 劣等感と祖国喪失
(2) 日本共産党への不安
第九章 日本の将来
(1) 無財産の天皇
(2) 日本・ニーバー・カーター大統領
(3) 日本の霊性と天皇制
(4) 日本国憲法と天皇の「国事」
(5) 天皇と黄色い共産主義(イエローコミユニズム)
(6) 日本の将来と労働運動
付録(一) 「君が代」(国歌の由来)
付録(二) 大自然と人類の反省
(1) 冷厳な自然の律法
(2) 人類と自然
(3) カミュの予言
(4) 地球の人口と人類の英知
あとがき