図書コウダ ロハン080006511

幸田露伴

サブタイトル1~10
日本ルネッサンス史論から見た
編著者名
福本 和夫 著
出版者
法政大学出版局
出版年月
1972年(昭和47年)10月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
xvi,497p,図版 [2] p
ISBN
NDC(分類)
910
請求記号
910/Ko16
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

口絵写真
序文
 
第一部 露伴文学の出発点
一 露伴の初一念とその貫徹の苦心
二 露伴はどのように西鶴と馬琴を摂取したか
三 露伴最初の西鶴論
四 海洋文学への関心と挫折
五 転換期に直面してどう対処したか―「阿賀利賀磨自敍」を中心に―
 
第二部 花、雲、水、そして都市
六 「花のいろいろ」と「望樹記」
七 「雲のいろいろ」に寄せて
八 露伴の幕末政治家十七面相とドーミエの布袋腹の立法議員三十五面相
九 「水上語彙」の画期的意義
一〇 「一国の首都」と題する都市計画論
一一 三たび露伴の都市計画論について―「一国の首都」と片山潜氏の「都市社会主義」の比較検討―
 
第三部 読書法・読書力と問題のとらえ方
一二 露伴の読書法
一三 露伴の読書力と視力
一四 境目の問題と圏外の問題
一五 露伴はどのように見聞を蒐集しメモしたか―韓非子・徂徠・西鶴のばあいと対比して―
 
第四部 史伝物から見た露伴と鷗外
一六 露伴の史伝物とその史眼―史伝物の第一着手「頼朝」を中心に―
一七 「讕言」に見る史伝への関心と用意
一八 妻物語・恋物語七篇とその背景
一九 「幽情記」の構成とその位置づけ
二〇 歴史小説の傑作「運命」
二一 たぎり立った時代の火の玉魂蒲生氏郷―政宗との葛藤と氏郷の死病―
二二 史伝「太公望」について
二三 歴史小説または史伝から見た露伴と鷗外―その交渉と比較検討を中心に―
 
第五部 五十歳代と七十歳代の仕事
二四 最晩年の小説三部作について
二五 「評釈芭蕉七部集」と小説「連環記」
二六 最晩年今一つの労作―「音幻論」に寄せて―
 
第六部 露伴の文芸復興論
二七 露伴の浮世絵研究と小林文七
二八 露伴の米元章論
二九 露伴の文芸復興論と私の日本ルネッサンス史論
三〇 日本ルネッサンス史論から見た先秦古典の列子―世界最初の人造人間と心臓移植の話―
三一 雪嶺の「学術上の東洋西洋」と露伴の文芸復興論
 
第七部 露伴における墨子論・仙道丹道論の意義
三二 権威・体制に対する態度からみた漱石と露伴
三三 佐藤一斎に一種の社会契約論を見出した露伴
三四 露伴における墨子論の意味するもの―墨子の非攻論・政体論を中心に―
三五 露伴の仙道・丹道研究の特色とその意味するもの
三六 露伴の絶筆―繫念
三七 露伴終焉記―「じゃ、おれはもう死んじゃうよ」―
 
附録
一 つとに呑牛の気概あり―露伴と管仲―
二 小説「いさなとり」
三 蘇東坡と米元章との雅会
四 近代的都市計画論が露伴によって提出された背景
五 私の木蝸牛図に題して蝸牛庵先生の御笑覧に供す
 
あとがき