図書目録テンノウセイ ケイサツ ト ミンシュウ資料番号:080006384

天皇制警察と民衆

サブタイトル
日評選書
編著者名
大日方 純夫 著
出版者
日本評論社
出版年月
1987年(昭和62年)7月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
278p
ISBN
4535011435
NDC(分類)
317
請求記号
317/O14
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
文献:項末
昭和館デジタルアーカイブ
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

まえがき
 
Ⅰ 維新の改革のなかで
「ポリス」誕生―近代警察の萌芽と治安情勢
首都の治安を確保せよ
「ポリス」は薩摩から
民衆にとっての「ポリス」
川路利良、ヨーロッパへ―警察視察と改革構想―
ヨーロッパの川路利良
そのころ日本では―
川路利良の意見書
揺れる警保寮―「明治六年一〇月の政変」と警察―
警保寮幹部の意見書
寮内征韓派の運動
内務省の警察
警察は「治国ノ要務」―内務省警察と民衆生活―
地方の警察
光る警察の目
「教ナキ民」
膨張する〝内務省軍隊〟―反乱・一揆と警視庁―
武装する警視庁
反乱・一揆と警察
西南戦争への参戦
 
Ⅱ 確立される「国家」のなかで
「真の警察」めざして―機構と機能の再編成―
ふたたびヨーロッパへ
深まる内部矛盾
警察制度の改革
本格化する国事警察―自由民権運動の監視と弾圧―
薩長政府を守れ
福島県の民衆と警察
切りくずされる民権運動
張りめぐらされる警察網―集兵警察から散兵警察へ―
村と巡査―千葉県
ドイツに学べ
カタツムリの触角
藩閥の〝爪牙〟と〝耳目〟―議会の開設と高等警察―
政治運動の監視と弾圧
高等警察を強化せよ
警視総監園田安賢
資本家の〝奴隷〟、民衆の〝敵〟―日清戦争後の警察―
政党内閣と警視庁
有松英義と治安警察法
労働運動への規制
足尾鉱毒事件
 
Ⅲ 「大正デモクラシー」のもとで
焼打ちされる警察―都市民衆騒擾と警視庁―
日比谷焼打事件
警視庁を廃止せよ
対応迫られる警察
日本国家の「金城鉄壁」―特高警察と憲兵警察の登場―
西園寺内閣と社会主義
社会主義を根絶せよ
朝鮮併合と警察
「警察の民衆化」と「民衆の警察化」―デモクラシーの潮流と警察―
〝冬の時代〟の終わり
「親切丁寧主義」
警察思想の注入
警察に組織される民衆
警察は力である―社会運動に直面して―
ふくれあがる警察力
社会運動への対応
「思想問題」
大震災をめぐる警察と民衆―朝鮮人虐殺と自警団―
「不祥事変」
自警団
強まる統制
ストライキをする警察官―巡査の〝労働者化〟と精神統制―
奮起せよ、巡査諸君
巡査の増給運動
「陛下の警察」精神
 
Ⅳ ファシズムと戦争のもとで
暗黒・恐怖の警察政治―治安維持法と特高警察―
国体を守れ
「国家の暴力」
「叛逆者」の殲滅
不安の社会相と介入する警察―恐慌下の警察と民衆―
「強盗時代」
風俗警察
争議と警察
高まる国家主義と警察―テロとクーデターの中で―
あいつぐテロ
軍隊と警察
「ギャング狩り」とクーデター
「陛下の警察官」の虚像と実像―警察の腐敗と警察精神―
警察官の非行・犯罪
腐った関係
警察精神を作興せよ
選挙粛正運動
戦争突入とふくれあがる警察―治安維持と動員・統制―
戦争と国内治安
産業報国
経済警察
太平洋戦争下の警察と民衆―暴走する警察と揺れる民心―
非常措置
翼賛選挙
流言蜚語
 
Ⅴ 敗戦―そして、今
解体される警察、解体されない警察―敗戦・占領をめぐる警察―
敗戦と警察
特高「解体」
警察改革
過去と現在をつなぐもの―警察のあり方をめぐる今と戦前―
警察組織の内側
不偏不党の表と裏
警察と自由・自治

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