山頭火意外伝
- サブタイトル
- 編著者名
- 井上 智重 著
- 出版者
- 熊本日日新聞社
- 出版年月
- 2017年(平成29年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 311p
- ISBN
- 9784877555566
- NDC(分類)
- 911
- 請求記号
- 911/Ta86
- 保管場所
- 地下書庫半藤図書
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
まえがき
山頭火意外伝
ささやかな店をひらきぬ桐青し
山頭火を呼び寄せた若者たち
肥後は火の国、水の国
「白川及新市街」
地橙孫という男
熊本師範生が見た山頭火
モダンな新市街
若き歌人たちの群れ
兵列おごそかに過ぎゆきて若葉影あり
九州新聞に山頭火の句
種田不知火
当地俳壇事情
紫溟吟社名跡事件
けさも雨なりモナリザのつめたき瞳
貧乏の味
九州新聞に投句欄を持つ
活動の看板畫など観てありくこのひとときはたふとかりけり
熊本は悲しい土地
もう一人の巡礼者
活動写真の絵看板を見上げる山頭火
寥平に宛てた借金依頼状
海よ海よふるさとの海の青さよ
海明かりのするふるさと
つくられたイメージ
この世に文学があるという意味
「層雲」に加わる
祖母ツルと弟二郎の死
雪ふる中をかへりきて妻へ手紙かく
年若い文学仲間を送って
東京暮色
サキノとの離婚
山は今日も丸い
斯くも遠く灯の及ぶ水田鳴く蛙
九州新聞に井泉水選の俳壇
井泉水と放哉と山頭火
泥酔し市電をとめる
山頭火を救った木庭市蔵とは
けふも托鉢ここもかしこも花ざかり
報恩寺に身を寄せる
サキノに聖書を与える
やさしい耕畝和尚
父と子
出家となってふるさとへ
枕もちて月のよい寺に泊りに来る
分け入っても分け入っても青い山
天草に向かう
天草でもあり得る「青い山」
幻の日向路
大山澄太のサービス精神
お経あげてお墓をめぐる
妻を亡くした寥平のそばに
故郷の山河を歩く
徒労禅を続けています
西へ行くか、東へ行くか
すすきのひかりさえぎるものなし
新たな仲間たち
リレー紀行「阿蘇山行」
投げられしこの一銭春寒し
コヂキ
「映画 九州の旅」
熊が手をあげている藷の一切れだ
「雅楽多」の春
息子の将来
苦味生が見たサキノ
悩む若者たち
江津湖で移動句会
炎天の下を何處へ
うつりゆく心の影を
行乞記を書いてお目にかけます
芭蕉とホイットマンと山頭火
山頭火と「寅さん」
工藤好美のふるさと
バカボンド、ルンペン、同じ道を辿るんだね
ヤスかヤスかサムかサムか雪雪
師走の寒空をさまよう
立春堂を訪ねる
花園の垣を越える
「三八九」のガリを切る
山頭火は灰色ブルジョアの幽霊か
微笑むクマモト
無銭遊興で逃亡犯に
うしろ姿のしぐれてゆくか
失われし日々の面影
キネマと戦争と山頭火
サキノへの未練
椿がよく咲いてた豆腐買ひにゆく
小郡町に其中庵
澄太と黎々火
蓮田善明の「広島日記」
父と子は山の重なり
ふるさとを裸足で味わう
健の縁談
自殺未遂
をとこべしをみなへしと咲きそろうべし
贅沢な死に場所探しの旅
丸の内に茂森を訪ねる
放浪の歌人宗不旱
健の結婚
ふるさとの味
斎藤清衛の訪問
純情でけっぺきな山頭火
健から助けられる
遺骨が街に流れ込む
ひよいと四国へ晴れきつている
日記は自画像である
茶色い戦争がありました
伊那の井月の墓参に
風来居をあとにして
慈母観音
四国に渡る
ぷすりと音たてて虫は焼け死んだ
ぼくは社会のいぼです
福島次郎が見たサキノ
ありのままの人生
武蔵と自らを重ねる
ころり往生
茶の花ひつそりと残されし人の足音 澄太
熊本の秋
鴨長明と山頭火
座談会「山頭火の思い出」
大慈禅寺に句碑
サキノの死
大正・昭和を彩った文芸家たち
汀女が封印した青春とは
人物に見る熊本の青春
第十一旅団長の娘(斎藤史)
たばこ売り場にすわって(安永蕗子)
おかっぱ頭の代用教員(石牟礼道子)
コケ臭い若き国士(荒木精之)
光岡明と福島次郎
熊本は二人の作家を喪った
あとがき
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