日本人の履歴書
- サブタイトル
- 三代の人間形成図
- 編著者名
- 唐沢 富太郎 著
- 出版者
- 読売新聞社
- 出版年月
- 1957年(昭和32年)7月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 299p,図版 [4] p
- ISBN
- NDC(分類)
- 372.1
- 請求記号
- 372.1/Ka62
- 保管場所
- 地下書庫半藤図書
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
プロローグ
八種類の日本人
世代と教科書
世代の対立
マスコミュニケーションと人間の大量生産
ひいじいさん ひいばあさんのころ―寺子屋から学校へ―
町人の子 武士の子
〝金釘を師匠真赤に焼直し〟
〝読書百遍義自ら通ず〟
〝弟子七尺去って師の影をふむべからず〟
七五調でおぼえた東海道
〝心を労する者は上に在り〟
四民平等の参議熱
てんやわんやの翻訳時代
立志編ブーム
〝書生書生と軽蔑するな今の参議はみな書生〟
おじいさん おばあさんのころ―石筆から鉛筆ヘ―
のどかな学校風景
牛小屋の小学校
そのころの教師
ハイカラな学校
音痴に苦労した音楽教育
蝶々菜の葉にとまれ
教育の国家統制が強化されて
〝孝は徳の本なり〟
巡査にも道をゆずって
立身出世は学問から
軍隊式の師範学校
万世一系の「国体の精華」徐々にかたまる
検定教科書制度の確立とナショナリズム
〝てんしさまをたふとむべし〟
軍歌のはんらん
忠君愛国と敬神崇祖
憧れの陸士・海兵
おとうさん おかあさんのころ―ハカマから洋服へ―
起て海国の健児 振え東洋の雄の児
海国日本
文学熱、弁論熱
『少年世界』の流行
口に忠信孝悌の語を繰り返すこと、まさに一千万遍
ものめずらしい最初の国定教科書
一挙に国定制へ
フランクリン・リンカーン・ナイチンゲール
近代精神をゆがめる忠孝の大義
日露戦争後の社会不安
忠君愛国と家族倫理
〝ハタ タコ コマ〟の国語教科書
〝村の鍛冶屋〟と〝働けど…〟
明治天皇と二宮金次郎
明治のシンボル明治天皇
最優等生 二宮金次郎
少女と申すもの誰も戦争ぎらいに候
〝水兵の母〟と〝君死にたまふこと勿れ〟
軍人の鑑・乃木大将
浪花節の流行
叔父さん 叔母さんのころ―幻灯から活動写真へ―
大正という時代
明治から大正へ
きょうは帝劇 あすは三越
官界よりも会社・銀行へ
〝ハナ ハト マメ マス〟
大正デモクラシーとその限界
近代市民倫理・国際協調の修身教科書
教科書を使わない修身教授
新しい女と職業婦人の進出
〝男たよっている女子にはこんな気持はサわかるまい〟
女子高等教育は民族繁栄に害あり
資本主義教育のうらとおもて
プロレタリア教育運動
〝デンデン ムシムシ カタツムリ〟
〝今に見ていろ僕だって〟
〝おれは河原の枯れ芒〟と〝籠の鳥〟
兄さん 姉さんのころ―蓄音機からラジオへ―
暗い谷間
〝戦中派〟の誕生
失業の悲哀
萎縮する教師 プロテストする学生
教員の俸給不払
触らぬ神にたたりなし
背広の軍人
社会への憤り
昭和の〝大御代〟
〝サイタ サイタ サクラガ サイタ〟
〝臣民の道〟
〝マスプロ文化〟の出現
講談社の絵本と岩波文庫
ラジオの普及と大衆文化の向上
〝どこまで続く泥濘(ぬかるみ)ぞ〟
一路軍国主義へ驀進
〝僕は軍人大好きよ〟
軍部が出しゃばってきた教科書の編纂
〝アカイ アカイ アサヒ アサヒ〟
格上げされた富士山
〝日本ヨイ国 キヨイ国〟
僕たち 私たちのころ―ラジオからテレビへ―
新教育の青写真
八月十五日―敗戦
墨ぬられた教科書やパンフレット教科書
六・三制 野球ばかりがうまくなり
〝みんないいこ〟の国語教科書
蒸留水のような社会科の誕生
直訳社会科―メイド・イン・U・S・A
教科書に現われた人物
のんびりしている日本の教科書
愛国心の世界コンクール
戦後学生気質
アブレ学生
学生の社会人化
◯×式の知的デバート的教養
サラリーマン大学生
立身出世主義の変容
天皇盲腸論
日本版〝暴力教室〟
義理や恩では縛られない
エピローグ
教育投資
あとがき
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