図書オウガイ タクボク カフウ カクサレタ タタカイ080006341

鷗外・啄木・荷風隠された闘い

サブタイトル1~10
いま明らかになる天才たちの輪舞
編著者名
吉野 俊彦 著
出版者
ネスコ
出版年月
1994年(平成6年)3月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
270p
ISBN
NDC(分類)
910
請求記号
910/Mo45
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
鴎外・啄木・荷風関連年譜:p[245]-270
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

まえがき
 
第一部 森鷗外と石川啄木
天才啄木との出会い
啄木の足跡をたどる
鷗外が啄木へ抱いた期待
妹へ書いた秘密の書簡
観潮楼歌会に臨む
鷗外は色の黒い人だった
啄木から鷗外への礼状
「詩を書きえずなり候」
啄木、絶好調
啄木が見た森家の団欒
啄木、恋歌で高点をとる
空前の盛会でついに最高点をとる
斎藤茂吉に勝つ
観潮楼歌会、幕を下ろす
啄木、大散財する
啄木を春陽堂に売り込んだ鷗外
「とんだ宿屋へとまつてしまつた」
なぜ啄木は離反したか
啄木、『昂』の編集者となる
文学論での対立
啄木が聞いた鷗外の妾の風聞
最大の論点、「答へず」を推理する
「答へず」か「逢わず」か
朝日新聞記者に暴行を加えられた鷗外
離反の真相
「森先生は余(あまり)に平静である」
鷗外の本音を探る
「青年」のモデルは啄木か
啄木の真の友人は誰か
京助、郁雨の悲劇
鷗外を冷淡というなかれ
共通する死生観
「それを仕遂げて死なむと思ふ」
 
第二部 森鷗外と永井荷風
市村座での出会い
対立の立場で親交を結ぶ
耽美派の同志となる
明治文壇早慶合戦
坪内逍遥との論争
一に漱石、三に荷風
破格の月給百五十円
鷗外が荷風を慶応の教授に推薦した理由
反自然主義の同志として
「豊熟の時代」は荷風がつくった
鷗外のフランス・コンプレックス
江戸文化を再評価する
鷗外、ジャポニズムを説く
発禁の被害者仲間
啄木にこきおろされた荷風
『三田文学』創刊のゴタゴタ
荷風、漱石を訪ねる
鷗外の支払い節約指令
編集者荷風の原稿依頼状
荷風、慶応を辞任する
「私はいよいよ我慢が出来なくなつた」
鷗外が寄稿をやめた四つの理由
鷗外への敬愛は揺るがず
観測楼での私的歓談
鷗外の断筆宣言に泣く
荷風に嫁を世話しようとした鷗外
鷗外逝去
ただひとり許された最後の対面
鷗外全集への複雑な思い
与謝野寛への反発
『鷗外全集』か『森林太郎全集』か
荷風、全集編纂にそっぽを向く
鷗外全集を耽読する日々
「断腸亭日乗」に見る耽読の記録
全集の不出来を嘆く
椎の木陰で布団の中で
岩波版鷗外全集の刊行
小島政二郎とのデリケートな関係
荷風の広告文
「渋江抽斎」にのめりこむ
秘せられた草稿
「独逸日記」に青春を偲ぶ
「即興詩人」読了、荷風死す
全集焼失
荷風が愛した鷗外作品
どの作品を何回読んだか
荷風が書いた鷗外作品論
荷風、「即興詩人」を語る
荷風が耽読した鷗外関連書
鷗外とともに孤独を生きる
折りにつけ師を偲ぶ
「沙羅の木」の揮毫をする
実物未詳「鷗外先生のこと」を発見
荷風は何回鷗外の墓参りをしたか
最後の墓参
 
結び 鷗外・啄木・荷風、その点と線
 
◎鷗外・啄木・荷風 関連年譜