図書目録テンノウ ソシテ ショウワ資料番号:080006281

天皇そして昭和

サブタイトル
日本人の天皇観
編著者名
朝日新聞テーマ談話室 編
出版者
朝日新聞社
出版年月
1989年(平成1年)4月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
462p
ISBN
4022560150
NDC(分類)
288
請求記号
288/A82
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

第1章 天皇崩御
昭和天皇のご無念(須藤成一)
あふれた涙は…(米山喜美子)
三代のご大喪(石村雍子)
四代を生きた果報者(宮近三次)
ご成婚のお若くりりしかった日(和田艶子)
時代の変わり目に(萩原久雄)
父が叫んだ「敵機襲来」(笠井久江)
『原爆許すまじ』のBGMに感激(丹羽年夫)
辛酸をなめたにもかかわらず(水城文江)
昭和ひとけたのいつわらざる感慨(太田昭三)
「国民精神総動員」の悪夢(雨宮仁)
中国残留邦人の叫び(服部祥一)
その日見た都心の風景
前にもこんな情景が(椿芳子)
崩御翌日の新年会(鈴木たづ子)
英BBCのヒロヒト死去報道(米田恭子)
リトル・トーキョーの天皇崩御(加藤淑枝)
わが家の反応(渡辺明子)
「平和と自由と繁栄」に生まれて(森本悠子)
戦争のむごさを忘れてはいけない(石井忍)
社説「『昭和』を送る」に涙(吉川治郎)
「昭和の新聞」最終走者(河本艶子)
追悼特集の貴重な資料(武田光枝)
私、不遜でしょうか(水野千代子)
バッハの『アリア』に清められて(安井正二)
さよなら、私の青春(鷲田重美)
 
第2章 昭和から平成へ
国民と親しく(阿部正好)
新しい時代を新しい陛下と共に(北川ヒロ子)
新陛下の今後の厳しさを想う(川島多紀子)
偶然のめぐり合わせ(赤沢重夫)
昭和を忘れないでください(高階侃)
辛うじて生きながらえて(中田和成)
暖衣飽食、平和の中で(宮里嘉仁)
いま、戦中派に告ぐ(久田二郎)
納得のいく老いを生きたいと(三浦十四三)
うっとうしかった日(白武留康)
政治にクールな目を(山形多美子)
目を光らせて(都築年雄)
平和は成るものではない(中河光)
平和と民主の国づくりはこれから(長谷川次郎)
国も国民も思慮深さを(佐藤朝子)
教えられた日本と現実の日本(広本義孝)
私の昭和は終わらない(橋爪志津乃)
そうでないことを望む(青木実)
豊かさに流されていないか(吉田和子)
手の打ちようがなくなる前に(岡林ゆかり)
友への挽歌『第九』を歌う(北村光郎)
 
第3章 私の天皇
過ぎし時へのあふれる愛惜(新井恵美子)
お立ち台のおそろいの姿に複雑(相原ゆう)
若き士官候補生の思い(河村幹雄)
紀元二千六百年記念章に(白塚三千雄)
二重写しの天皇イメージ(石井耕一)
白馬にまたがった軍服姿が…(関根哲人)
おん眼(柿嶋秀男)
陛下の眼鏡(蓑田淳子)
陛下の愛した赤マンマ(釘宮君子)
全身に電流の走る思い(長谷秀雄)
虚像と実像と(中村陽三)
時の支配者の都合に(井上一)
「竜顔を咫尺の間」に(木立清夫)
五秒間の拝顔(久保木康勝)
微動だになされず(市川光夫)
スイスのある小さな町で(小川幸子)
「日本の象徴」と習っただけで(横尾恵子)
私たちと同じ人間です(小林尚乃)
「天皇」私感(池ヶ谷一雄)
 
第4章 天皇と私
昭和天皇への「親しみ」(佐護恭一)
寂しげな後ろ姿(佐藤長幸)
永く史観の中に生きつづける(植田恒雄)
お写真と同じ姿(須貝ミイ)
でっちあげられた虚像(松添信夫)
やわらいだ複雑な感情(寺島文雄)
精神的に天皇と固く結ばれて…(平田有一)
愛憎交々の涙(倉持喜一)
天皇の力をかりずに(伊藤日郎)
昭和天皇とわが父(篠田一夫)
「天皇様と同じ年だよ」(篁美恵子)
「朕ノタメニヨク戦ッテクレタ」(伊藤守)
同じ皇国教育を受けたが(宮川忠治)
戦争未亡人の声を(清水鶴子)
園遊会のお言葉などで(森本ますえ)
 
第5章 私の昭和
昭和史はありのままに(田中美蘭)
昭和戦前期の検証を(佐藤由子)
時代の推移を予測して(鈴木三郎)
うのみにしてはなるまいぞ(宮崎孝子)
歌によるわたしの昭和史(北沢かづ)
勝二の一生(山田嘉人)
始めから終わりまで女の闘い(田中悦子)
昭和史に密着して(荻原統一)
時代、時代を主体的に生きて(中野義明)
おれの一生は何だった(吉田朗)
昭和の前半は二十年(秋葉雅治)
パラオ島の教師体験(渡辺猛)
昭和と共に(小林昌子)
昭和元年生まれ(橋本久雄)
昭和三年生まれ(今村昭典)
昭和五年生まれ(田中郁子)
二つの極端を体験(吉田亮)
わが名は「忠義」(清水忠義)
『異国の丘』を子守り歌に(小島範浩)
昭和ひとけた世代の座(金久保久雄)
学制改革の犠牲者(栄井千鶴子)
わが家の中の「昭和」の流れ(青山明弘)
デホダイこいてんで(鷹野泰弘)
工場の窓から見た学習院馬場(伊藤正博)
八十七歳までも生きて(松下昭子)
娘の観音像を彫る父(小野順子)
私の三人の父(広重清子)
一生に一人の母哀れ(梅原明)
終戦直前、母の死(大河津明)
母の昭和は無形の遺産(高橋哲子)
祖母の昭和(園田裕彦)
生年月日の秘密(新井茂)
死ぬばかりが忠義じゃない(矢内仁)
宝物となった私の昭和(池田育子)
貧困から脱出して三十五歳(横山隆)
昭和三十年代生まれ(蒔田恵子)
「激動」はピンとこない(古平恭子)
 
第6章 皇国教育
「過去に目を閉ざすな」を銘記(中村烝治)
「天皇の赤子」に抱いたイメージ(大橋啓子)
貧困農村兵士には別天地(金野清治郎)
軍隊は勲章がもらえる刑務所(大西徳好)
服従、犠牲のイメージ(福田信三)
祭政一致の教育(金吉郎)
憲法と天皇と私(田寿郎)
時勢に素直なことの無責任(黒田沢智)
「誰に教わったのかね」(東幸男)
白線と短剣(尾崎武男)
校長先生の大粒の涙(鈴木澄)
ゆえなく苦しめられた日々(田中正男)
いま、教え子に詫びたい(楢原利昭)
悔恨のビンタ(岡山一郎)
元少国民として(高野ゆう子)
決定的影響(木山三男)
「黙れッ、不忠者」(榎本淳)
歴代天皇名の暗誦(杉本俊子)
腑に落ちない御在位年間(松浦元治)
皇国教育の〝成果〟(佐藤キミ子)
 
第7章 教育勅語・ご真影・奉安殿
一時間以上もの直立不動(角川武由)
先生たちのおかげで(小松峯子)
別れの言葉も残さず(梅靖三)
全文暗記したのだが(阿南康子)
汝臣民臭カロウ(下條哲)
教育勅語の聞き賃(石原保雄)
借金でつくったフロックコート(田中徳郎)
劫火からご真影を守る(大久保邦子)
祖父から渡されたご真影(内田貞男)
脚を折られた雌ひなどり(竹沢尚司)
戦後も〝ご真影〟が飾られた(小川和枝)
この人は誰ですか?(春田テル子)
涙ながらの詫び(鈴田ノブ子)
奉安殿にお尻を向けて(清水甚三郎)
ある校長の退職(植木富与)
原爆廃墟の奉安殿警備(森田定治)
奉安殿のオムツ(志村悦子)
 
第8章 軍人勅諭
勇気ある新兵の質問(安田玩)
勅諭にそわぬこと多し(井田福一)
三十秒の勅諭訓話(中野滋)
呪縛の言葉(田口甚兵衛)
字が読めないのに(原田務)
朝鮮語で汚したと…(大島守成)
それ以下の文句(菊池繁春)
 
第9章 天皇の軍隊
ご真影護持の大義名分(岡田実)
タバコ一本で重営倉(伴卓二)
恩賜のタバコを火に捨て(武田裕)
カビの生えた恩賜のタバコ(佐藤公保)
菊の御紋章(戸田省助)
陛下の体温計(清水光雄)
食い続けた時計の重さ(青木幹夫)
不動の姿勢(岩田勲)
脱走同年兵の射殺遺体(寺西金一)
「生きて虜囚の…」(日野資純)
陛下の中尉に助けられた(廣重義雄)
親が払った税金だから(常木金雄)
徴兵検査(黒木壽郎)
「天皇陛下」の安売り(武藤輝彦)
指呼の間の父にも会えず(渡辺覚男)
下痢は天皇に対する不忠(清水弘)
劣等兵の岩波文庫(大広行雄)
 
第10章 「天皇陛下万歳」
とっさの「天皇陛下万歳」(中西光三)
「テンノウヘイカ バンザイ」(藤原長司)
人しなみの苦労のほかに(杉山次郎)
不忠者に代わって(中村泰秀)
二人の将校との出会い(森川一男)
陛下を敬慕しながらも(黒沢邦雄)
ものを言わぬ霊に(矢部輝夫)
ただ一人の天皇陛下万歳(橋本進)
二十歳にも満たぬ身で(石井清隆)
 
第11章 非合法・反戦・平和
特高のお化け(江藤美博)
二・二六事件と治安維持法(蓮尾信治郎)
二・二六事件とある地方教師(平尾均)
「科学的日本主義」研究会(加川治良)
胸を患って帰郷した青年(宮本達雄)
主上臣下、法に背き(藤並天香)
天皇とキリストと(池田政一)
非戦論牧師であった父の投獄(植松偕子)
憲兵の耳に入らぬよう(梅田高良)
すばらしき人々(田中時久)
戦時中の反戦家への評価は?(松本邦彦)
 
第12章 植民地の人びと
尾を引くアジア蔑視観(福島都志夫)
在日朝鮮人はこう考える(李万九)
一視同仁の名のもとに(坂井節子)
「五族協和」の名の下に(滝口正次郎)
植民地出身の元「日本兵」(坂井正)
京城郊外、水原の町で(川口利治)
劇的な事態の逆転(藤沢照子)
大日本帝国に殉じた人のこと(豊田千代子)
朝鮮人二世と天皇(蘇英子)
被害者意識ばかりで過ごしてきて(吉良恵子)
四十三年間忘れていたこと(田代正雄)
安易な昭和懐古に違和感(箱田和之)
天皇・昭和が見えてきた(上幸雄)
 
第13章 昭和の戦争・私の戦争
こんな戦争で死んではいけない(花村晴美)
深夜の握り飯づくり(美土路脩一)
聖戦の実体と日本軍人の業(酒井与郎)
「死なんで帰ってくろ」と母(板津秀雄)
華やかな零戦活躍の陰で(寺西金一)
インパール白骨街道の雨(佐野次丸)
怨みは消し去れぬままに(佐藤貞)
毒ガスの実験(松井学平)
「コーゴーヘイカと…」(山田龍男)
散った戦友の遺児と(谷口貞彦)
シベリア抑留と民主運動(猪股佶)
雪の上で焼く(川本晃)
私の〝戦争体験〟(吉岡紀子)
戦傷の兄たちと共に(松尾ミキ子)
戦争の中で育って(正木和代)
開戦の日に感じた不安(福田龍美)
小学生の戦争(兼平滋)
台湾への集団就職(中本勝)
疎開台湾学童と中島飛行機(佐々木龍太郎)
死産の子を埋葬して戦地へ(小沢喜美)
無残に散った戦時の恋(高木茂)
タローの出征(大川静江)
若き戦争未亡人の死(杉茂慶三)
一人の戦争未亡人(横山薫)
夜襲突撃に唱った敵国の歌(鯉渕道子)
父の無念(新城祐吉)
この不条理をどこに(田中和江)
引き揚げ船の高い甲板(阿部義)
仏たちはいまだどこかを(伏見義雄)
戦禍語り継ぐもう一人分の皿(鈴山玲)
 
第14章 天皇の戦争責任
一視同仁の徳を磨かれた天皇が(竹岡勝美)
「神聖不可侵」とは何か(中村良平)
統帥権における天皇の責任(米本宝一)
マ元帥との会見記録公表を(菊地裕)
マッカーサーの質問(加藤シヅエ)
マ元帥証言はうのみにできない(百瀬正昭)
「たとえばわが身は」の欺瞞(西小路正)
昭和の罪悪、無責任の体系(孝橋謙二)
今日の無責任体制をつくったもの(千早耿一郎)
大元帥としての天皇の責任(孝橋謙二)
象徴としてふさわしく存在に(小尾俊人)
政教一致こそが戦争の真因(姫島忠生)
天皇にも戦争責任はある(境学)
一般国民とは比較にならぬ責任(荒堀徹)
天皇は身の処し方を過った(中山正雄)
死者に鞭打っても(小山晴之助)
国際社会に伍してゆくために(菊地幹)
良心に従ってのご退位を(倉田俊丸)
自民党長崎県連幹事長に問う(中村良平)
戦争にいたらしめた為政者責任(肥沼茂)
「軍は天皇親率の下に」(森伊七)
いわゆる「言葉のアヤ」について(原真市)
天皇制、戦争とは何かの議論こそ(青山文雄)
大戦の歴史的メカニズム解明を(熊谷徳一)
小学生程度の能力だったのか(倉林洋子)
マスコミの戦争責任(中村維男)
豪州で天皇と戦争を考える(保尾まゆみ)
強制収容所で受けた心の傷(渡辺信夫)
イギリス人捕虜の声とわれわれ(大庭定男)
捕虜の処遇は自国の軍隊と同じ(野田光春)
軍の横暴を許した国民の責任(曽野みどり)
開戦責任は戦争責任でない(及川充)
他人の罪を背負って歩かれた(小林久夫)
年若かった天皇には重圧(村上京子)
昭和を哀惜し、思い惑う(森馨子)
「戦争責任論」―歴史に学ぼう(小林伴培)
大勢順応社会の怖さを見きわめて(長谷川次郎)
怠惰、安穏むさぼった者の責任(加藤富士子)
安穏をむさぼった者の責任か(安部勲)
戦死者遺族の悲しみが汲み取れぬ(皆川義明)
国民はがんじがらめであった(布施徳郎)
いったい、どうやって抵抗を(根岸律男)
ご巡幸歓迎の人波を避けて(中野英次)
戦前戦中派の反省と戦後派の許し(石川ふみ枝)
国会で前大戦の謝罪決議を(中村守)
いまが謝罪のチャンス(鈴木敦子)
戦犯は処断され、賠償も払った(牛田久美子)
新天皇に謝罪のご表明を期待する(下田直孝)
新天皇の〝戦争責任〟表明を(服部康一)
戦中派の心残り(西村周造)
明確な表明がなく残念(大沢善和)
釈然としない気持ちはなお消えぬ(森田千代子)
天皇はご存じあるまい(山口節子)
国民に向かって明確にされるべき(黒木洲雄)
 
第15章 敗戦前後
終戦の報にほおゆるむ(柴田洋子)
『パンドラの匣』の一文(熊谷文男)
なんとまあ、ささやかな喜び(先崎昭雄)
幻の召集令状(山川裕)
割り切れぬ思い(益子四郎)
シベリア抑留は労務提供のため(後藤清明)
昭和二十年と私(北原領一)
敗戦直後の文部省図書(二木光仁)
戦後復興と天皇(田中金子)
昭和二十年十二月の「声」欄(熊谷芳博)
価値観の変動に翻弄され(金久保美代)
買い出し列車の進駐軍(安藤敏子)
食糧難時代と食管法(大友章)
二等分の食事(久野敦子)
食糧難時代のある不快感(横澤本治)
終戦時の秘話(磯部栄吉)
 
第16章 元号・国歌・国旗
元号を使えない理由(佐々木宣子)
元号が先に浮かんでくる(樋口弘之)
国際化時代に合う西暦(河原照彦)
元号とマスコミ(渡辺順子)
路上に投げ出された「日の丸」(石川浩二)
初めての「日の丸」(片山幸雄)
国歌・国旗の改正を望む(湯川せつ子)
国歌の改訂を堤議する(土屋励)
 
第17章 行幸・巡幸・観兵式・例大祭
天皇とわが師(高橋錬太郎)
覗見セザルコト(岡見信彦)
昭和五年のテレビ(井吹仁美)
ゲートルをズボンに縫いつけて(吉富良七)
観兵式の思い出(佐々木登)
臨時健康診断(大島新平)
思い出の天覧授業(毛利数男)
事務室になった御便殿(鹿角清隆)
かたくるしい言葉づかいに(室谷幸吉)
靖国神社臨時大祭(河野章)
お召し列車の中でもご勉強(佐藤充)
お召し列車の警備(三野輪幸節)
緊張と装備の重さで倒れ(芹沢耕作)
戦後巡幸に親しみ(近江通貴)
ヤマをどよもす万歳(中原隆次)
北洋サケ・マス漁の再開に(高田弥彦)
申しわけありませんでした(熊田辰三)
宮崎康平氏の懇願(鳥飼数雄)
ろう学校での両陛下(八巻つね代)
「なぜ、万歳しなかった」(石崎須珠子)
 
第18章 人間天皇
お召し艦上の天皇(古山武雄)
「天皇はやはり人間」(阿伽陀しげみ)
天皇家と家族愛(折笠豊子)
皇族の自由とプライバシーを(酒井忍)
ご家族も苦労なさった(青木隆三郎)
お三方の皇女たちと出会う朝(瀬野千英子)
お笑いにならない方だと…(三橋美江)
時に朴訥とさえ(大畑信晴)
朝のテレビ・ドラマに(早川明美)
『春琴抄』のご感想(鈴木幸平)
昭和天皇の人間味(渡辺安貞)
素朴な疑問「天皇と人間性」(植木富与)
「お話をした」と(市川甲乾)
新幹線の天皇(関山栄次)
皇太子さまのお悔み(神部菱一)
新天皇に望むこと(染山政太郎)
 
第19章 天皇制と日本人
現行憲法第一世代の課題(宮沢節生)
「平等」の例外としての天皇(亀山宣英)
主権在民と象徴天皇のバランス(熊谷徳一)
戦前の地下出版物に強い衝撃(垂木煥文)
天皇個人につながらぬ(吉竹藤三)
天皇と差別(西山吉太郎)
封建遺物からの断絶を(菊池之雄)
競争の理念を超えた存在として(佐藤光一)
自然神と天皇の間(芦立祐之)
神話に生きるのか(赤堀清太郎)
前近代的な家父長制の皇室典範(島村教次)
「日本の昔の王様だよ」(別府大悟)
民主社会に天皇制は不必要(山平忠信)
今後もまた、かつがれ、利用され(竹市弘)
悪用される天皇制の存在(井口祐夫)
隠れミノをほしがるのは誰(清田嘉宣)
いつの日かまた忽然と(山崎正雄)
天皇は考えない葦であるか(谷精治)
天皇制と言論の不自由(浅利多美子)
今こそ天皇制の廃止を(横田徳子)
影の薄いほうが幸せな時代(高橋久美子)
本家のお父さんのつもりで(小林忠雄)
ピンクのおなら(橋本久美子)
天皇と眼鏡(神村光太郎)
ぬぐえぬ五十年前のしこり(山田次郎)
返す言葉なくたじろぐばかり(土田和美)
天皇制と庶民感情(福田明)
敬語ばかりの天皇論議(竹沢尚司)
吉野山あれは雲だと多数決(石丸弥平)
ロンドン郊外の小都市で(大庭茂樹)
「人皇」とお呼びしては(錦谷薫)
陵墓に学術上の発掘許可を(古谷正一)
 
第20章 大正天皇崩御、昭和天皇即位
大正天皇崩御(神部菱一)
御大喪歌(野村富子)
今後、絶対、歌ってはいけない(大橋正雄)
何が不敬だったのか(中野政弘)
黒い印肉のお免状(川上魏)
昭和私史、ここに始まる(江口三郎)
村の小学校の御大喪と御大典(小泉純二)
昭和天皇即位式直前のある体験(鬼塚和夫)
不思議なご威光(田中満世)
 
第21章 昭和のひとコマ
戦中にも信念を貫いた一判事(岡井敏)
西園寺公の諫言に疑問(豊田穰)
再び西園寺公の諫言について(岡井敏)
マルタ島の日本海軍基地(紀脩一郎)
二・二六事件反乱将校の万歳(宮下矩雄)
日中共学校へのご関心(河野通弘)
親日家に変わった英人捕虜(上野実朗)
幻の特攻体当たり機(江角宥幸)
コックリ様の占い(若月清次)
ご真影カーテンの半コート(沼尻茂子)
憲兵腕章の足袋(森田清)
農村の貧困と軍国主義化(平倉園衛)
昭和大恐慌と軍国主義化(吉田彰男)
神馬「白雪」の足あと(岡本孝)
知られざるサッカーご観戦(本堂守男)
昭和と共に永眠した歌人(山内美恵子)
 
第22章 大喪の礼
政教分離と皇室行事の意味(宇井亨)
再び泥沼に引きずりこまれて(板橋俊典)
日本国憲法の政教分離とは(萩原重夫)
神さまにされた父は…(太田利世)
納得のいく国家行事で(布施道子)
異国にさらされている遺骨(秋葉行雄)
累代御陵が日本にはふさわしい(東谷七郎)
累代陵と家制度(新堀桂子)
誰のための大喪恩赦(雀部真理)
タンスで半世紀以上眠った画報(萩原重子)
大喪の日は私の誕生日(平田利栄)
 
あとがき(朝日新聞編集委員・小田木基之)

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