書中の天地
Ⅰ 読書の愉しみ
読書の愉しみ
わが読書
寝本・寝酒
四十七士の講談本から
贋・紙魚の歌
病は良書でなおる
わが室は本づまり
「作品」から「作家」へ
なぜ伝記を書くか
笑い―生活の潤滑油
戯作不解
仕事への愛と責任
詩人国日本
誤認の多い評論家たち
朝鮮語も習っては
Ⅱ 読書の苦しみ
文芸時評
一九七四年一二月
一九七五年一月
一九七五年二月
一九七五年三月
一九七五年四月
一九七五年五月
「文芸時評」を終って
ヨシのズイから―「大波小波」
わが読書日録
Ⅲ 岩を眺めて酒を酌む
島尾敏雄の文章
明セキを欠く思考
井上靖『比良のシャクナゲ』
桑原武夫『文学入門』
野間宏『真空地帯』
吉川幸次郎『唐代の詩と散文』『杜甫私記』
村上元三論
堀田善衞『広場の孤独』
虚飾なきアメリカ文学の魅力
日野草城句集『人生の午後』
安東次男『抵抗詩論』
堀田善衞『歴史』
U・S・Aの文学とヘンリー・ミラー
小野十三郎『短歌的抒情』
思想の科学研究会『現代人の生態』
石川淳『珊瑚』
女の文学への期待
杉浦明平『文学の方向』
杉浦明平『ノリソダ騒動記』『基地六〇五号』
鶴見俊輔『大衆芸術』
善玉悪玉
吉行淳之介『驟雨』
エルマーノス『希望の終り』
現代文学・Ⅰ『文学の理論と歴史』
木島始『四つの蝕の物語』
青山光二『青春の賭け』
ヘンリー・ミラー『ランボー論』
小野十三郎詩集『重油富士』
村上兵衛『聯隊旗手』
吉川幸次郎『陶淵明伝』
グレアム・グリーン『おとなしいアメリカ人』
山代巴『荷車の歌』
杉浦明平『現代日本の作家』
青山光二『法の外へ』
坂口安吾選集第四巻
耕治人『詩人千家元麿』
江崎誠致『ルソンの谷間』
山崎豊子『暖廉』
伊藤牧夫他『砂川町合戦録』
『伊東静雄詩集』
曽根綾子『婚約式』
大井広介『英雄よみがえる』
円地文子『秋のめざめ』
斯波六郎『中国文学に於ける孤独感』
畔柳二美『ポプラ並木はなにを見た』
ノエル・カレフ『その子を殺すな』
松田道雄『社会主義リアリズム』
花田清輝『映画的思考』
藤井重夫『家紋の果』
曽宮一念『海辺の溶岩』
杉浦明平訳『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記・下』
アーウィン・ショウ『若き獅子たち』
社会主義労働研究所『戦後日本共産党史』
瀬沼茂樹他『文学と性』
伊吹武彦『ベレー横丁』
天野忠『単純な生涯』
松岡国男『炭焼日記』
R・トレイバー『錯乱』
金達寿『朴達の裁判』他
寺田透『絵画とその周辺』
子母沢寛『昼の月』
伊藤永之介『警察日記』
司馬遼太郎『梟の城』
室生犀星『かげろふの日記遺文』
野間宏『さいころの空』
下中邦彦編『日本残酷物語・二』
橘外男『ある小説家の思い出』
井上光晴『虚構のクレーン』
井伏鱒二『釣師・釣場』
大岡・中村編『中原中也全集』
夏堀正元『罠』
庄野英二『ロッテルダムの灯』
寺田透『をりふしの批評』
荒畑寒村『寒村自伝』
鈴木亨『少年聖歌隊』
井上光晴『死者の時』
小林太一郎『芸術の理解のために』
無茶残念―『茶道古典全集』
小田実『なんでも見てやろう』
佐藤春夫『極楽から来た』
山崎豊子『女の勳章』
西口克己『祇園祭』
北川荘平『企業の伝説』
椎名麟三『長い谷間』
古賀珠子『魔笛』
ペリュショ『フランスの若者たち』
李英儒『野火と春風は古城に闘う』
曽宮一念『日曜随筆家』
乾孝『おかあさん心理学』
重松敬一『わが家の診断』
阪本勝『風塵の色』
畦地梅太郎自摺版画集『山の呼ぶ声』
安岡章太郎『質屋の女房』
阪本勝『荒磯に鰯を焼く』
大原総一郎『母と青葉木菟』
井上靖『風濤』
金沢星子詩集『ありか』
曽宮一念『泥鱒のわた』
林富士馬詩集『夕映え』
中野重治『眺め』
長尾雨山『中国書画話』
山田宗睦『危険な思想家』
小高根二郎『詩人その生涯と運命』
阪田寛夫詩集『わたしの動物園』
小沢信男『わが忘れなば』
小池玲子詩集『赤い木馬』
畦地梅太郎画文集『山の出べそ』
安水稔和詩集『やってくる者』
丸谷才一『笹まくら』
吉村昭『星への旅』
長谷川四郎『模範兵隊小説集』
山本夏彦『日常茶飯事』
田村泰次郎『失われた男』
『竹内勝太郎全集』
杉浦明平『維新前夜の文学』
武田泰淳『揚子江のほとり』
藤枝静男『空気頭』
大原富枝『ひとつの青春』
桑原隲蔵『蒲寿庚の事蹟』狩野直喜『中国哲学史』
安田武『遊びの論』
ヴァージニア・ウルフ『オーランド』
中谷孝雄『招魂の賦』
『伝統と現代⑧大衆芸能』
北山茂夫『女帝と道鏡』
天野忠詩集『昨日の眺め』
花田清輝『随筆三国志』
『上方』復刻の効用と意義
岡本良一『大阪城』
松田道雄『ロシアの革命』
大塚滋『ああ星条旗』
小高根二郎『蓮田善明とその死』
武田泰淳対談集『混々沌々』
花田清輝『乱世今昔談』
今西錦司『私の進化論』
小中陽太郎『天誅組始末記』
『想苑』の復刻をよろこぶ
吉川幸次郎『帰林鳥語』
足立巻一『鏡』
水津彦雄『日本のユートピア』
青地晨『野次馬列伝』
桑原武夫『思い出すこと忘れえぬ人』
白崎秀雄『北大路魯山人』
長谷川四郎『ボートの三人』
杉浦明平『小説渡辺崋山』
アルトマン『サセックスのフランケンシュタイン』
牧羊子『人生受難詩集』
瀬戸内晴美『放浪について』
小田実『世直しの倫理と論理』
『白崎礼三詩集』のこと
陳舜臣『よそ者の目』
きだみのる『人生逃亡者の記録』
読売新聞社会部編『連合赤軍』
桑原武夫対話集『日本の眼外国の眼』
鄒雅・李平凡編『中国解放区木刻』
井上ひさし『手鎖心中』
富岡多恵子『回転木馬はとまらない』
宇野千代『幸福』
橋本峰雄『丸いメガネを返せ』
武田泰淳 堀田善衞『私はもう中国を語らない』
司馬遼太郎『花神』
佐々木元勝『野戦郵便旗』鈴木明『南京大虐殺のまぼろし』
竹内好『中国を知るために』第三集
司馬遼太郎『人間の集団について』
杉浦明平『田園組曲』
花田清輝『室町小説集』
ラブレー『第一之書ガルガンチュワ物語』
中西進『万葉の世界』
杉浦明平『新・古典文学論』
原田憲雄訳『日本漢詩選』『中国名詩選』
山崎正和『室町記』
足立巻一『やちまた』
司馬遼太郎『歴史と視点』
坂口謹一郎『古酒新酒』
花田清輝『さまざまな戦後』
中谷孝雄『わが陶淵明』
尾崎秀樹『歴史の中の地図』
水上勉『一休』
水上勉『一休』
田辺聖子『小町盛衰抄』
『正岡容全集』
藤枝静雄『小感軽談』
井上ひさし『日本亭主図鑑』
上林暁『随筆集幸徳秋水の甥』
Ⅳ 故き人の安息
久坂葉子の死
誰が彼女を殺したか?
『贋・久坂葉子伝』縁起
風流
巨大な人の死―高村光太郎
ミカンにおうところ―佐藤春夫
美貌の花田、今やなし
花田清輝〝無念の死〟
あとがき
索引