日本の一九三〇年代
- サブタイトル
- 国の内と外から
- 編著者名
- 三輪 公忠 編
- 出版者
- 創流社
- 出版年月
- 1980年(昭和55年)5月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 337p
- ISBN
- NDC(分類)
- 319
- 請求記号
- 319/Mi68
- 保管場所
- 地下書庫半藤図書
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
序論 日本にとっての一九三〇年代――その精神史上の特質――(三輪公忠)
「東洋新秩序」と地政学
はじめに/日本における地政学/「国土計画」論の展開/「京都学派」の地政学/地政学的「南進」論/「東亜共同体論」と地政学/補章「ユーラシアブロック」への幻想
「東亜共同体論」――蠟山政道、尾崎秀実、加田哲二の場合(高橋久志)
はじめに/蠟山政道――「地域主義」の理念とその実践的限界――/尾崎秀実――中国農民解放を通して「新秩序」へ――/加田哲二――「身を亡ぼして仁をなす」にあらず――/おわりに
極東における日米国際秩序観の相克(五味俊樹)
はじめに/日本人にとっての満州――その特殊性/アメリカ人の満州認識/極東認識の対立構造からくる日本の進むべき道――東亜新秩序構想/おわりに
オーストラリアから見た日本の地政学的脅威 ――一九三一年~一九四一年――(ヘンリー・フライ)
「地政学」の視角から/一九三一年/一九三三年/一九三五年/一九三七年/一九三九年/一九四一年/「地球平和学」に向けて
ドイツ側から見た日本の大東亜政策(ゲルハルト・クレープス)
ローズヴェルト政権の対日態度――一九三三年~一九三八年――(土田宏)
はじめに/初期のローズヴェルト政権と外交/日米冷戦/ローズヴェルトの危機。三七―三八年/結語
英国と「東亜新秩序」――日英極東政策の乖離(佐藤恭三)
はじめに/日中戦争と英国の対応/宥和政策と「新秩序」声名/欧州大戦後の極東政策/おわりに
東支鉄道利権をめぐる日中ソの角逐と地域ナショナリズムの昂揚 ――満州事変前史として――(判沢純太)
満州の歴史的沿革/東支鉄道の主権の帰趨とカラハン宣言の受容/ソ連対奉天政権/満州鉄道問題と条約の蹂躙/まとめ
翼賛政治の実相(エドワード・ドレィ)
はじめに/大政翼賛会と翼賛議会/結語
駒井徳三と中国(長谷川雄一)
実践的アジア主義の解明に向けて/出自と思想形成/満州大豆=中国綿花論/康徳学院
日本人とスペイン戦争(川成洋)
はじめに/日本人義勇兵/市井の日本人/在スペイン日本人外交官/おわりに
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