「海ゆかば」の昭和
Ⅰ
深沈たる日本鎮魂曲「海ゆかば」(桶谷秀昭)
敗者の教訓(粕谷一希)
信時潔小感(高橋英夫)
「海ゆかば」をめぐる感想(三木卓)
「屍」とは何か。(山折哲雄)
「海ゆかば」の思想的根拠(饗庭孝男)
逝ってきます(佐々木幹郎)
「海ゆかば」入門(小池昌代)
「海ゆかば」と「威風堂々」(御厨貴)
「海ゆかば」――「義の音楽」(新保祐司)
Ⅱ
海ゆかば(久世光彦)
海ゆかば(團伊玖磨)
信時さんと唱歌(阪田寛夫)
うみゆかば 信時潔作曲――感慨は複雑に層をなす(小池民男)
海ゆかば(冨永明夫)
私の「海ゆかば」(谷川俊太郎)
小津安二郎と「海ゆかば」(川本三郎)
国民歌としての「海ゆかば」――戦死者を忘れないために(松本健一)
海ゆかば(近藤信行)
「信時潔」の著者S氏に(吉村正)
Ⅲ
「海ゆかば」の思い出 対談 中曽根康弘×西部邁
Ⅳ
信時先生の思い出(高橋アキ)
戸山ヶ原の塹壕(高橋昌男)
信時潔のこと、伊東静雄のこと(佐藤泰正)
大君の行方(富岡幸一郎)
戦争歌と私(菊田均)
きみはなし、花はなし(井口時男)
塾歌と「海ゆかば」(谷崎昭男)
「海ゆかば」を歌わなかった父(佐藤洋二郎)
短調の唄――讃美歌と軍歌(中沢けい)
「海ゆかば」と「軍艦マーチ」(山田利明)
義父の遺書(二階堂正宏)
Ⅴ
「海ゆかば」アルバム
Ⅵ
「海ゆかば」と私――二つの個人的な逸話(猪木武徳)
芸術作品としての「海ゆかば」をめぐって(花岡千春)
母のこと、あるいは「読むこと」(田中実)
「熱禱」、「恋闕」、そして「海ゆかば」(前田雅之)
私の昭和(宍戸恭一)
信時潔の芯なるもの(吉岡繁)
「海ゆかば」とキリスト教信仰(峠口新)
けざやかに祈りへ――ためらう世代の「海ゆかば」(岩名雅記)
運命の「人形」(藤野邦康)
戦後五十七年目の「海ゆかば」――林京子氏にふれて(平岡敏夫)
ポツダム曹長の「海ゆかば」(杉原志啓)
夜な夜なの「かへりみはせじ」を省みて(西澤光義)
民族のレクイエム――永遠の生命への転生のために(浅岡弘和)
CD「海ゆかばのすべて」制作にあたって(石川宏平)
Ⅶ
音源紹介
あとがき
プロフィール