暗号
序文
まえがき
Ⅰ 暗号について
暗号という用語
意志の伝達と秘匿
意志の伝達
意志の伝達の秘匿と暗号
暗号の原理
Ⅱ 知らないコトバを使用する方法
普通語の使用
特殊語(社会方言)の使用
その他
通信用言語
略語
符丁
Ⅲ 特殊な暗号(暗号らしくない暗号)
文字の秘匿
秘密インキ
分置式
意味の変換
合言葉
隠文式
隠語式
秘話(挾み言葉)
Ⅳ 量的にみた文字言語の特徴
単文字の使用度数特徴
連接特徴
単語の使用度数特徴
Ⅴ 一般的な暗号(暗号らしい暗号)
文字の変換(換字式)
図形、符号などによる文字の代用
定成分の換字
不定成分の換字
多表による換字
配列の変換(転置式)
異なる書き順による方法
幾何学図形転置
分散(鍵)転置
各種の形式
転置式暗号小史
転置式暗号解読のヒント
Ⅵ 乱数と暗号
鍵語と鍵語による換字表の作成法
換字表の選択のための鍵語
鍵語から鍵乱字(鍵乱数)へ
乱字(乱数)の分類と作成法
疑似乱数(特殊乱数)
普通乱数
乱数性の検定
乱数表
現代暗号と乱数
乱数表による規約などの作成
乱数表の使用法と暗号強度
Ⅶ 漢字と暗号
漢字と暗号の一般形式
漢字特有の暗号形式
字画の分解・結合による方法
その他の方法
Ⅷ 機械暗号
暗号機とその目的
多表式を除く各種暗号形式の機械化
多表式の機械化
正方形の多表を組み込む仕掛け
乱数を機械的につくる仕掛け
回転式多表の仕掛け
暗号機の規約
内部規約とその種類数
周期と開始位置
機械暗号の解読について
付録 ミッドウェー海戦とD暗号の解読
はじめに
開戦当時の日本海軍の使用暗号書表
解読の成功を裏付けるもの
シカゴ・トリビューン紙の記事
ニミッツ提督の言葉
老暗号解読者の栄誉
この事実に対する定説
定説に対する疑問
D暗号の構成
使用書表の細部
更新の状況
通信量ならびに乱数の重複状況
D暗号の解読に必要な理論
コード暗号とその解読法
ヴィジュネル多表の解読法
一致反復率と乱数重複の発見法
アメリカ海軍情報部の動き
解読経過の推理
第一段階(昭和十五年末から開戦まで)
第二段階(開戦からミッドウェー海戦前まで)
その他の憶測に答える
付表 暗号形式の分類
参考文献
あとがき