明治・大正・昭和世相史
- サブタイトル
- 編著者名
- 加藤 秀俊 著/加太 こうじ 著/岩崎 爾郎 著/後藤 総一郎 著
- 出版者
- 社会思想社
- 出版年月
- 1967年(昭和42年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 339,8p
- ISBN
- NDC(分類)
- 210.6
- 請求記号
- 210.6/Ka86
- 保管場所
- 開架半藤文庫
- 内容注記
- その他の著者:加太こうじ,岩崎爾郎,後藤総一郎
- 昭和館デジタルアーカイブ
第一部 世相史研究序説
第二部 明治・大正・昭和世相史
明治一(一八六八)年
ハワイ出稼の初め
近藤勇の首、京都三条河原に晒さる
漢語の流行
立小便、以ての外
横浜の外人、官兵の帯刀禁止を要求
明治二(一八六九)年
切腹廃止論
時計の見かた
贋金横行で、各国公使の苦情
無提燈の禁
明治三(一八七〇)年
阿片密売吸飲者は死の極刑
人力車公認営業の初め
外人の国内旅行の取扱い方
名古屋城の金のしゃちほこ、方今無用の長物
明治四(一八七一)年
洋服屋、大繁盛
郵便制度実行の初め
幼女の女児五名米国へ留学
名古屋における物価
はだかは御法度
明治五(一八七二)年
汽車鉄道の初め
牛肉を悪くいう者は文明開化の妨害者なり
沢村田之助、大人気
当時盛衰左右合
明治六(一八七三)年
祝賀の松明行列、提燈行列の初め
野球の初め
兎の流行から、殺人事件にまで発展
滋賀県では丁髪に課税
明治七(一八七四)年
六歳の少女と縁組、徴兵忌避の手段
五歳児、凧を飛ばして裁判
国辱、女子の袴
東京繁栄鞠唄
郵便脚夫に六連発を持たしむ
明治八(一八七五)年
森有礼のハイカラ結婚式
新聞条例と讒謗律、発布さる
市内温泉と滝が大ばやり
明治八年一〇月末日の物価
明治九(一八七六)年
洋画モデルの初め
暴動に懲役人駆り出さる
玉突き流行
東京府下諸商人の現員しらべ
明治一〇(一八七七)年
第一回内国勧業博覧会開催
浅草に結婚媒介所登場
貝塚の発見
清楽・月琴の流行
メータ付の人力車
明治一一(一八七八)年
東京府の脚気病院設立
立小便から巡査と兵士が大衝突
七百円の香典、ポンと返す、さすが西郷の妻
オヤカマチャンリン節
西南戦争死傷者しらべ
明治一二(一八七九)年
コレラの蔓延
毒婦高橋お伝に斬罪の判決
仲よく妻を共有
夜会の初め
明治一三(一八八〇)年
村田銃が軍用銃に制定さる
慈善音楽会、慈善演劇会の初め
明治時代最後の仇討事件
両国大相撲
各地の流行
明治一四(一八八一)年
日本政府脱管届を提出して懲役百日の刑に処せらる
小学校唱歌集出版の初め
演説見習のため、大阪に留学
犯罪データ
もり、かけ、蕎麦、三厘値上げ
明治一五(一八八二)年
女生徒に体操とは以ての外
東京の〝京〟の字
万年青の流行
三国一の婿さがし広告
芸妓の数
理髪値段=協定
御嶽教のはじまり
明治一六(一八八三)年
天気予報が不思議によくあたり、巷間では大喜び
鹿鳴館が完成し、鹿鳴館時代到来
大学生暴行退学事件
妙な広告
宿賃は一日卅銭
明治一七(一八八四)年
クリスマスにつき横浜居留地の各商館と銀行は休業
外交官未曽有の不祥事
半三後家のお浅留置場で自殺
全国新聞紙購読表
明治一八(一八八五)年
全国各地大飢饉の惨状
地図の温泉マークの初め
婦人束髪会、結成さる
今日新聞の催せる、現今日本十傑指命の当選者
大学の月謝値上げ、一円を一円五〇銭に
明治一九(一八八六)年
婦女子の集会が、ぞくぞく登場
イタリアから曲馬団来日、大評判
洋食嫌いとは不都合、婦人洋食会を設置
びん詰の酒、売始め
洋服の値段
明治二〇(一八八七)年
転載専門の雑誌が現われ、雑誌界に大恐慌
女子の服制に関する皇后陛下の「御思召書」
書方改良会
当世女の骨格
明治二一(一八八八)年
「帝国」の流行
喫茶店登場
岐阜県下の竹槍騒動
新華族の閥しらべ
牛肉相場、後足五円八〇銭、前足四円九〇銭
明治二二(一八八九)年
祝典に於ける「万歳」発声の初め
何とおおっぴらに、婦人が海水浴
「的」の字の流行
下宿料、一ヵ月四円、米価騰貴で値上げ
明治二三(一八九〇)年
浅草に十二階建ての高楼現わる
インフルエンザ初渡来
電話交換手には女子を採用と決定
大学生一人に六百余円の失費
男女混合劇、不問に付すと訓令
明治二四(一八九一)年
露国皇太子謀殺未遂事件
西郷隆盛生存説のデマ、乱れ飛ぶ
東京下層婦人の内職
これは便利簡単、電話の開始
明治二五(一八九二)年
皇后陛下も御覧になった川上音二郎の演技
興信所の初め
鳥の飼育流行
景気のよいものわるいもの
一票が金五円也、奈良県の投票相場
明治二六(一八九三)年
君が代、制定さる
全国的に赤痢蔓延
幕内力士の給料
総理大臣の給料
のろけ賃を寄附、或る料理店ののろけ箱
明治二七(一八九四)年
戦争版画、大人気
記念郵便切手の初め
貸ビル登場
戦争に因む流行語
草鞋八万九千足、陸軍の慰問品
明治二八(一八九五)年
路面電車、初めて京都に登場
徽章と勲章の流行
内国勧業博覧会美術館に出品の黒田清輝の裸体画、ついに問題化
日清戦争後の世のはやりもの
馬車鉄道の収入から見た東京の繁昌日
明治二九(一八九六)年
酒造税の改正で、ドブロク業者のストライキ
東京に於ける子供の遊び
二重廻し流行
職種別賃金一覧表
女医の現況
明治三〇(一八九七)年
活動写真登場
川開きの大椿事、欄干壊れて二百余名河中に墜落
吾妻コート流行
煉瓦・セメント払底、需要急増のため
明治三一(一八九八)年
東海道五十三駅、自転車旅行
「汽車会」再発足
上野公園に、犬をつれた大西郷の銅像現われる
女、珍名づくし
中流以上が質屋通い、入質お断りの看板
明治三二(一八九九)年
新橋にビヤホール開場
年賀郵便制度始まる
暴風のため箒川鉄橋の真中で列車が転覆
大阪の物価指数
明治三三(一九〇〇)年
公衆電話お目見得
未成年者喫煙禁止法制定さる
滑稽姑息極まる裸体画の取締り、局部に黒布を纒うて陳列
大阪に於ける元日の劇場状況
明治三四(一九〇一)年
二十世紀来たる
夏季講習会の流行、多くはインチキ
華厳の滝は失恋の身の捨てどころ
流行歌で試験答案、学生の風紀地に墜つ
俳優学校の授業課目
明治三五(一九〇二)年
九代目団十郎と五代目菊五郎
教科書収賄事件
銅像の流行、俳優にまで及ぶ
「御用」文字の濫用で、厳重取締りの告諭
明治三六(一九〇三)年
秋田県知事の功績、ズーズー弁を改良
ショールの流行
一高生藤村操「巌頭之感」を残して華厳の滝に身を投ず
「巌頭之感」
ロシヤ語研究生増加
明治三七(一九〇四)年
野球界の覇者一高に代って、早慶戦の時代来たる
当時の新聞の野球報道
デパート登場
「二〇三高地」髷流行
明治三八(一九〇五)年
屈辱講和に公憤爆発し、「国民大会」開かる
地主様がドモリで一村の者みな吃音
世界富豪の番付
接吻の研究
明治三九(一九〇六)年
ひのえうま
日露戦役凱旋観兵式記念切手及び絵葉書
逓信省で、女性を「判任官」に登用
日本一の婦人月給取の年俸
エスペラント流行
明治四〇(一九〇七)年
自動車運転免許状の初め
義務教育、六ヵ年となる
タバコ
大食漢! 相撲協会の炊出し
明治四一(一九〇八)年
指紋応用の初め
女優養成所に、元代議士の令嬢森律子入所
「煩悶引受所」意外に大受け
明治元年以来の米価趨勢
明治四二(一九〇九)年
味の素、発見さる
自動車熱高まる
現代文士の年齢と出身地
世界の美人投票に、末弘ヒロ子第六位
ヰタ、セクスアリス、発売禁止
明治四三(一九一〇)年
白瀬中尉ほか南極探検隊出発
徳川大尉、日本の空に初めて飛行
アパート登場
ボート転覆事件
新聞一万号記念文芸募集、一万円懸賞
明治四四(一九一一)年
夏目漱石、博士号を返上
東京自慢のハイカラ劇場、帝国劇場落成
地方青年団、最初の見学旅行
大阪の梅田駅に、自動式入場券発売函現わる
観劇料の変遷
大正一(一九一二)年
婦人専用電車
紡績工場の労働=一八時間
映画ジゴマの上映禁止
明治晩年世間の流行
大正二(一九一三)年
憲政擁護大集会
騎馬巡査の狼藉
当世ない物づくし
東京者の大阪見物
大正三(一九一四)年
桜島の噴火
松井須磨子
横綱常陸山の引退興行
宝塚に開会中婚礼博覧会余興
東京駅の開業式
午砲の情緒
大正四(一九一五)年
今日は帝劇、明日は三越
蝶印ハーモニカが初の国産品として売り出された
チャールス・ナイルスの曲乗り飛行
流行歌
成金紳士和装一そろえ
大正五(一九一六)年
大杉栄、情婦に刺さる
目玉の松ちゃんと忍術映画
おどろくべきは、現時の文明国における多数の貧乏である
大正六(一九一七)年
芳川伯家の若夫人、お抱え運転手と情死す
浅草オペラ
大正七(一九一八)年
『新しき村』発行の辞
漁夫の女房が大挙して米の廉売をせまる
スペイン風邪
児童文学運動『赤い鳥』運動
大正八(一九一九)年
松井須磨子の死
鈴弁殺し
剣劇
沢正の忠治
大正九(一九二〇)年
昨朝、八幡製鉄所に、大同盟罷業起こる
メーデー
松旭斎天勝
新宿の遊廊住吉楼の受取り書
大正一〇(一九二一)年
原総理大臣刺さる
同棲十年の良人を捨てて白蓮女史、情人のもとに走る
ホルモン療法
長篇小説『地上』
枯れすすき
大正一一(一九二二)年
相対性理論
有名外国人の来日相い次ぐ
テント生活の流行
火星人存在説が流行した
土用休みの廃止
男女共学
未成年禁酒令
平和博覧会
大正一二(一九二三)年
関東大震災
関東大震災三、四日目の報道
復興節
演歌の衰退
有島武郎、軽井沢で情死す
大正一三(一九二四)年
正ちゃんとのんきなとうさん
和洋合奏
円タク
『籠の鳥』『ストトン節』
「文化」という言葉
関東震災後の東京における家具什器等の値段
大正一四(一九二五)年
治安維持法の公布
ラジオ放送はじまる
早慶戦の復活
『女工哀史』
民謡ブーム
昭和一(一九二六)年
大阪松島遊廊事件
鬼熊事件
大正一一年に天皇暗殺をくわだてて
近頃各家庭で小鳥を飼うことが流行し
東京市の地価
昭和二(一九二七)年
金融恐慌
東京に地下鉄開通
千葉県野田の醬油会社の労働争議
芥川龍之介氏劇薬自殺をとぐ
芥川のことば
本の安売り
御大葬の歌
昭和三(一九二八)年
国産電気吹込レコードの発売
マネキンガール
駄菓子屋の生態
昭和四(一九二九)年
知識階級のための失業登録開始
旅客飛行開始
ツェッペリン伯号きたる
説教強盗
傾向映画が多く作られる
女の値段
昭和五(一九三〇)年
カジノ・フオーリー
娘の身売り
エロ・グロの流行
女給の流行
三・一五記念日
エントツ男
アッパッパ
節約政策支持の右翼ビラ
昭和六(一九三一)年
黄金バットの出現
『何が彼女をさうさせたか』
昭和七(一九三二)年
チンドン屋の発生
ハア小唄、小唄勝太郎登場
神奈川県大磯、坂田山心中
白木屋の火事
都市貧民の物価
昭和八(一九三三)年
三原山噴火口投身自殺第一号
ヨーヨーの流行
東京音頭の流行
ロングスカート流行
防空演習
漫才台本『敵機きたりなば』
サーカスの唄
昭和九(一九三四)年
結婚ブーム
丹那トンネル開通
朝鮮の舞踊家・崔承喜
全国カフェー・バーの数
若い男たちの物価
昭和一〇(一九三五)年
満州国国歌
島木健作『満州紀行』
喫茶店の流行
昭和一一(一九三六)年
「いまからでもおそくない」
昭和維新の歌
新宿のムーラン・ルージュでレビュー開演中
阿部定事件
ひとのみち教団検挙
「庶政一新」
昭和一二(一九三七)年
ヤクザ小唄と国民歌謡
死のう団事件
『綴方教室』と『濹東奇譚』
昭和一三(一九三八)年
岡田嘉子、杉本良吉の越境
「だまれ!」
ホットドッグ
『日蔭の村』
女学生のための値段
軍国歌謡の急襲
昭和一四(一九三九)年
国民服
興亜奉公日の制定
パーマネントウェーブ
「日本人なら、ぜいたくはできないはずだ!」
双葉山七〇連勝成らず
放送における洋楽の反響
昭和一五(一九四〇)年
奢侈品の製造販売禁止
節米、代用食の奨励
となり組制度
ダンスホール禁止
ドレミハソラシド
「あのねー、おっさん、わしゃかなわんよう!」
昭和一六(一九四一)年
大本営陸海軍部発表
詔書
戦陣訓
マイクロホンは敵だ
「あの旗を打て!」
男装の麗人
日用品の値段
昭和一七(一九四二)年
東条首相のきまり文句
戦時少国民生活とラジオ
空襲
昭和一八(一九四三)年
愛国百人一首登場
米の配給、通帳制
煙草の値上げ
適性語使用禁止
替歌煙草値上げの歌
昭和一九(一九四四)年
出征兵士の書簡
荷風日記
ぞうすい食堂
学童疎開
東京の空襲はじまる
昭和二〇(一九四五)年
広島へ敵、新型爆弾を投下
新型爆弾への心得
被爆者の記録
玉音放送
宝くじ
昭和二一(一九四六)年
新円騒動
生きていた不敬罪
青空市場はんらん
熊沢天皇出現
失業者の実数
昭和二二(一九四七)年
ストリップ・ショウ
集団見合い
タブロイドの新聞
裏口営業
物価の急上昇続く
法を守り死の行進
昭和二三(一九四八)年
サマー・タイム
停電屋
ショバ屋
赤い羽根
ニセ百円札
売れないピース
昭和二四(一九四九)年
輪タク
匂う新聞広告
アドバルーン復活
特急「へいわ」
列車恐怖時代
昭和二五(一九五〇)年
ひがしくに教
女剣劇とチラリズム
官吏試験
アルサロ誕生
競輪の八百長
昭和二六(一九五一)年
PR(時代)
三越スト
マキ・タクシー
日本髪復活
「光」好評
昭和二七(一九五二)年
もく星号事件
新宿駅騒動
新聞の一頁広告
二つの学生白書
昭和二八(一九五三)年
有料道路第一号
八頭身論争
「君の名は」ブーム
性典映画
ハイヤーにラジオ・カー
昭和二九(一九五四)年
ビキニまぐろ
黄変米騒動
ヘップバーン旋風
美容体操
不況の出版界
「ユーモア劇場」さよなら放送
昭和三〇(一九五五)年
深夜喫茶
押し屋
米のヤミ値下る
「四月バカ」騒ぎ
オネスト・ジョン発射
昭和三一(一九五六)年
太陽族発生
もはや戦後ではない
ノイローゼはんらん時代
クイズ・ブーム
一億総白痴化
昭和三二(一九五七)年
カリプソ娘
家出ラッシュ
今年の七不思議
エア・カーテン
小判のあたり年
昭和三三(一九五八)年
ロカビリー旋風
フラフープ
ブームのブーム
売春防止法実施後……
東京の電話五〇万
沈む東京
昭和三四(一九五九)年
ミッチー・ブーム
週刊誌時代
カミナリ族
「私の選んだ人を」
昭和三五(一九六〇)年
一円玉ききん
ダッコちゃんブーム
忘年会ブーム
テレビとラジオ
昭和三六(一九六一)年
プライバシー問題
女子学生亡国論
レジャー・ブーム
インスタント時代
昭和三七(一九六二)年
ニセの季節
ニコヨン町長
青田刈り
太平洋単独横断
東京の人口一千万突破
昭和三八(一九六三)年
サリドマイド生体実験
「歌会始」盗作事件
草加次郎事件
昭和のがんくつ王
昭和三九(一九六四)年
みゆき族
ツートン・カラー車
ワッペン・ブーム
五輪と流行語
東京の水ききん
昭和四〇(一九六五)年
しごき事件
五輪映画騒動
エレキギター・ブーム
ショッピング・ヘルパー
昭和四一(一九六六)年
当り屋一家
間借人協会
紀元節の復活
ひのえうま
資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。
- 担当:
- 図書情報部 図書係
- 電話番号:
- 03-3222-2573
- FAX:
- 03-3222-2626