図書目録テンノウ ト マスコミ資料番号:080006124

天皇とマスコミ

サブタイトル
編著者名
松浦 総三 著
出版者
青木書店
出版年月
1975年(昭和50年)11月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
iv,256p
ISBN
NDC(分類)
313
請求記号
313/Ma89
保管場所
地下書庫半藤図書
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書 半藤一利氏旧蔵資料
目次

序章「大東亜戦争」報道と天皇
奇怪な逆転の論理
大御心キャンペーン
負の戦勝報道
変化球キャンペーン
”国体護持“キャンペーンの転換
牙は失った、しかし
 
第一部 「人間」天皇からミッチー・ブームへ
占領下の天皇とマス・コミ
プロローグ
“菊”だけが健在
八・一五前後のキャンペーン
国民への売込みプラン
全国行幸の内幕
嵐のなかの“不敬罪”
不敬罪は投獄せよ
ふたたび“雲の上へのぼる”
立太子礼と婚約キャンペーン
“言論の真空的自由”
火野葦平の『天皇組合』
京大天皇行幸事件
各紙の天皇家記事
『孤独の人』の波紋
婚約記事のキャンペーン
天皇主義者たちの計画
気狂いじみた取材合戦
四月一〇日の新聞
ミッチー・ブームに消された安保報道
“日米共同声明”の象徴
三つの皇室批判記事
主婦と生活社の大争議
黙殺された“投石少年”
週刊誌ブーム
“言論対策日米共同作戦”
狙われた『中央公論』
 
第二部 天皇制批判にたいする言論弾圧の復活
「風流夢譚」事件と『中央公論』の屈服
プロローグ
浅沼事件的
深沢七郎の思想
小説「風流夢譚」の取扱いをめぐって
右翼の“抗議の論理”
宮内庁の圧力
中央公論社労組の日誌
「風流夢譚」をめぐる右翼・政府のマス・コミ対策
『中央公論』をねらえ
右翼の暴挙
表現の自由と名誉毀損
中央公論編集部の挫折
右翼、気勢をあげる
嶋中事件と恐怖の世論操作
プロローグ
嶋中事件と赤尾敏
報道の“冬の時代”
飯守発言の思想
総合雑誌の伝統を放棄
ジャーナリズムの沈黙と後退
“恐怖”による世論操作
『思想の科学』天皇制特集号事件
プロローグ
「NHK」と『霧の中』
言論の自由をめぐって。
『思想の科学』天皇制特集号
右翼の手にわたった特集号
主刊行にふみ切る
「政暴法」反対の声明
小説「セブンティーン」と「御璽」事件をめぐって
小説「セブンティーン」
「教師と文芸」入選小説事件
小説「御璽」と自民党
作家の“右翼ノイローゼ”
小泉信三の役割
新聞報道規制協定
 
第三部 天皇再神格化時代のマス・コミ
小説『美智子さま』への出版妨害
『軍閥』のシナリオ掲載中止
天皇再神格化コース
小山いと子と小説『美智子さま』
『若い人』の削除は戦前
“君の名は”調の小説だが
昭和三七年という年
“人間路線”はタブウ
社会君主側の政治的機能
戦後ファシズムの“象徴”宮内庁
一五年前の文化人の発言
宮内庁ファシズム
“天皇再び雲にのり給う”
「行幸啓防疫実施要領」
「敬語報道」の愚かしさ
村山藤子殴打事件
「体が二つに折れるようなショック」
皇室にかんする報道統制
鷹司平通心中事件における報道統制
海外紙の報道が正確
まちまちな新聞報道
宮内庁の狼狽ぶり
有名人と庶民のプライバシー
宮内庁による事前検閲
皇制批判こそ言論の自由の原点
マス・コミがつくった生誕七〇年ブーム
死せる三島、天皇を走らす
天皇の旅行の意味するもの
天皇制ブームは歷史の偽造
広島訪問の不人気さ
“天皇制批判への弾圧”
デモに首相が強権発動
天皇制に極端に弱い新聞
『文春』増刊と『女性自身』の天皇観
 
第四部 訪欧・訪米と新しい天皇報道の展開
“天皇批判”の雪どけと訪欧
“弾圧”が引きおこすブーム
支配層の“天皇演出”は失敗
「天皇」告発特集はなぜ売れるか
『天皇の陰謀』刊行の意味
清水幾太郎の「天皇論」
天皇訪米と戦争責任の隠蔽
着々と進められた訪米準備
天皇訪米までの三段飛び
皇太子夫妻の沖縄旅行
事前のキャンペーン
外人記者団との会見
天皇、戦争責任を否定
気狂いじみたキャンペーン
あとがき

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