東京大空襲救護隊長の記録
- サブタイトル
- 編著者名
- 久保田 重則 著者
- 出版者
- 新人物往来社
- 出版年月
- 1985年(昭和60年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 21×
- ページ
- 271p
- ISBN
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- E916/Ku14
- 保管場所
- 地下書庫江波戸図書
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
はじめに
第一章 本土空襲はじまる
頭上の敵機
米軍の日本爆撃計画
空の要塞B29の開発
中国基地からの日本爆撃
日本軍の首都防衛計画
サイパンよりの偵察
特別攻撃隊の編成
B29の本格的来襲
一月二十七日の空襲
米艦載機の関東地区空襲
始まった皆殺し作戦
第二章 史上最大の空襲
東京爆撃隊発進
都内の火災発生状況
深川区方面 本所区方面 浅草区方面 向島区方面 城東区方面 下谷区方面 日本橋区方面 その他の地域
落とされた焼夷弾
焔の海と死体の山
死の明治座を脱出して 地下室は焦熱地獄だった 焔の海を抜け出して 絶望の底を生き抜く 子供にだけは見せたくない 顏にふれたのは油だった ガソリンの煙霧の中で 凶器となった焼けトタン
第三章 陸軍軍医学校救護班
救護班の出動
活動開始
すべての人が眼を冒されていた
生と死の間
きれいな空気がほしい
火傷の治療
暗夜に見出した一灯
第四章 人間の演ずる最大の悲劇、戦争
ショックさめやらぬ負傷者
教えられた医道
患者をなんとか助けたい
九死に一生の奇跡
ああ非情!
何故殺し合うのか
戦争とその原因 人間のもつ獣性
第五章 生への闘い
ペニシリンの開発
伊号第八潜水艦日本に向かう ペニシリン開発の発端 ペニシリン開発に医・薬・農・理学界の総力を結集
ペニシリンを肺炎患者に
何としても生きつづけて欲しい
病気と外傷
夜を徹して行なわれた救護活動
苦悩の夜
死の診断
徒労
戦争と生命
医師の生命観と権力者の生命観 戦争への謀略
生命の尊厳
欠けていた科学的調査
明暗
母と子と たのもしかった看護婦さん 心痛めた焼跡の惨状 死体の爪ははがれていた 苦悩のどん底を生き抜いて 嬰児を抱いて
和戦の決定は一握の権力者で
第六章 隅田川畔での救護活動
吾妻橋へ
乾燥血漿を火傷患者に
折れ込んだ注射針
脳軟化症患者の死
若き軍医の戸惑い
窮余の策、頸動脈圧迫麻酔
老警官と娘
土色の顔
祈る気持で送った姉弟
第七章 新しい時代へ
深刻化する食糧難
戦災孤児
苦しかった毎日 疎開児童の悲衷
民衆自身で決まる戦争と平和
救護班の撤収
悪戦苦闘の死体処理
なぜ空襲資料は少ないのか
胎動
わが民族が生き残る道は
あれから四十年
あとがき
参考文献
国立国会図書館デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/pid/12283830
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