史話明治初年
1 もう一回やらんならん
2 明治の改革と外交
3 財政
4 太政官礼の発行に就て
5 明治初年官吏の月給
6 うっかり乗った外債の口車
7 弾正台の話
8 横浜裁判所の引渡し
9 大蔵省で大福帳
10 明治前後の通貨と両替の話
11 貢進生と音響官
12 開成学校の憶い出
13 教室内で日本語厳禁
14 “You may guess”
15 康熙字典にもない新字
16 ハイカラな追悼会
17 新聞紙の奇観
18 明治初年の僧侶学校
19 西洋医術渡来事情
20 辞書を拝ませる
21 竹橋騒動余話
22 芝居にまでなった西国立志篇
23 維新前後の陸軍
24 最初の兵学校
25 調練の始まり
26 徴兵適齢の話
27 寒冷紗の軍服
28 郵便創業珍談
29 江戸と横浜と初めての汽船
30 郵便御用の早馬に
31 馬車の乗初め
32 汽車が汗をかいた
33 蒸気船破裂の話
34 築地ホテルの水盛りの話
35 靴、メリヤス、煉瓦、瓦斯
36 腐れゆく幕府
37 会津候と慶喜公
38 上野戦争に出逢った話
39 上野の宝物を助け出した話
40 上野戦争前後の無政府状態
41 彰義隊余聞(一)
42 彰義隊余聞(二)
43 会津籠城余談
44 千代田城其主を代う
45 一万円の金に窮して千代田城の名器を濫売
46 危機一髪の竹橋騒動
47 竹橋騒動余談
48 明治初年の殿様
49 容堂公の書いた古器物品目
50 長命寺のお花さんとオランダ公使
51 外人万能の失敗
52 グラントのきたときの話
53 最初の異人洋品店
54 最初の輸入商
55 維新後の札差
56 興福寺金堂で豚鍋
57 人が仏を助けた話
58 明治初年の流行神仏
59 本屋から観た明治初年の洋漢学と国学
60 維新前後の書画会
61 明治初年の小説
62 智学氏の「日蓮記」
63 数百円の西鶴本がタッタ一円
64 明治十年前後
65 明治初年の新聞記者
66 牛肉屋で「美術」の命名
67 維新前後の浮世絵師
68 菊池容斎と河鍋暁斎
69 柴田是真の啖呵
70 零と百点
71 容斎の随筆
72 はじめて博覧会の開かれた当時のこと
73 乱暴な風俗(一)
74 乱暴な風俗(二)
75 ちょんまげから斬髪へ
76 断髪勧誘に御役人
77 絞首台を造った話
78 コレラ流行の話
79 養育院の始まり
80 海水浴の始まり
81 奠都当時の東京
82 明治初年の土地問題
83 丸の内の御役所
84 維新前後の兜町付近
85 蠣殻町の今昔
86 「煉瓦」懐古
87 銀座の見世物と異国情調
88 日本橋の今昔
89 霊岸島と築地居留地の今昔
90 島原開発の話
91 島原と築地
92 追憶の木場
93 「御行の松」界隈
94 明治初年の浅草
95 浅草の奇人連
96 明治前後の食通
97 佐竹ヶ原の繁昌のはなし
98 招魂社で曲馬と花火
99 明治初年の劇場
100 横浜の芝居
101 チャリネの芝居の口上役
102 先代富本豊前太夫
103 明治初年の芸人の状態
104 明治の落語
105 円朝の死
106 明治初年の通人連
107 船宿と川遊び
108 金瓶大黒の今紫
109 深川と平清
110 横浜芸妓一昔
111 桜痴さんと花柳界
112 耄碌会の話
113 書物にのらぬ明治初年の話
114 解説 文明開化の証言者たち(紀田順一郎)