カメラ社会相
第1篇 街頭訪問の卷
日本橋畔の名物
大道の支那藝人
あやめ
富川町に耽る酒
空中の勇士
文錢僧
擴聲こはいろ屋
御嫁入りの稼ぎ
飴屋の追憶
石膏屋
チョン髷八百屋
八卦
獅子舞
二人づれ
狐の運命判斷
ガソリン堂の美人
一宇千金
易者一萬五千人
女車掌の生活
秩父石鹸屋
涙の父親
立派な東西屋
突進
人を助ける百餘人
蛇藥
支那人に買はされる
猿廻し
愉快に稼ぐ少年
萬燈彌榮ゆ
南國の戀
思想善導
花屋に灑ぐ涙
芝居の飴屋
小さんの齒入屋
四人組ならぬ大木二世
醉人、是れ山脇君
フロツク
人形賣り
名札屋の話
新聞賣子
點燈屋
街頭に戰ふ寡婦
悠々洋傘直し
女嫌ひ草花屋
籠屋姿
豆賣りの婆さん
相惚甘酒屋
化學者へ
街頭の印刷屋
玩具屋
靴直し屋
隠居箒
開け放し脚立屋
縁日の植木屋
錦心流の豆屋
官許辻占
ドンキ洗濯屋
風鈴屋
俄傘屋の物語
災害防止
餘る力
近代的
呑海先生
琴瑟相和の話
色町の名殘り
同業同髷
チョン公
男女巡禮
堂に入る
有縁無縁
神の御命令
大道布敎
救世軍眞劍
活銅像
電車を睨む人力車の運命
就職難
八十不倦
長い音
榮へるワンタン屋
移動床屋
芝居の景氣
木やり
露店の骨董屋
しんこや
信仰の瀧壺
額縁屋の繁昌
鮨の立食
出前持の藝
肺量屋
革命の嘆き
衞生滋養
軍鶏第ニ世
一酷按摩
三科式カツフヱ
第2篇 名士百面相
大臣にも玄關払拂(西園寺公望公)
おらが大將(腰越の田中首相)
のど自慢(望月内相)
何でも來いの(三土藏相)
朝の散歩(小川鐵相)
刀劍いぢりの(山本農相)
狸庵(中橋商相)
古い相撲通(原法相)
釣の好きな(白川陸相)
無趣味の趣味(岡田海相)
マドロスパイプの(勝田文相)
おらが大將の友達(久原遞相)
平和そのものゝ姿(髙橋是淸)
俺は得意も失意も無い(犬養毅)
未曾有の苦手(加藤髙明伯)
氣持ちの好い(後藤伯爵)
カメラの領分外(野田卯太郎)
やがて大に笑ふつもり(床次竹ニ郎)
首切り話を知らぬげに孫さんの相手(腕の喜三郎)
馬上の尾崎行雄
廻れ右(一戸大將)
素志一貫(澁澤子爵)
刻苦多幸(服部金太郎)
車窓の富士
第3篇 學者・名人・蒐癖家
異なる途(大山柏公の近業)
記念の寫眞(星野錫、藤山雷太、著者)
概嘆(大倉喜八郎)
變つたレコードホルダー(松島肇)
輝く星(尾上梅幸)
みゝづく山(廣瀨木兎さん)
金魚王(秋山吉五郎さんの話)
天上の戀(槇有恒さんの話)
小櫻縅(堀越紫鄕さんの話)
此人此言(石本房子)
今は九人(小原忠三郎さんの話)
納豆部落の主(大澤京之助さん)
日本一の寫眞王(菊地東陽さんのこと)
日本一「笑ひの王」(曾我廼家五九郎)
整容(山本久榮さんの話)
英雄禮讃(大錦君)
菊の着物
雪ごろも(朝比奈とら子さんの話)
枯淡な笑(故松助翁)
神の攝理
鰻の匂ひ
近代(三越のたえ子さん)
照子さん
突貫(三番町の榮太郎さん)
刹那の優越(梅田君の役目)
復古(伊勢屋の主人)
悠久(大平惠吉君)
獨樂の名人(松井源水さん)
無我の境(新助翁の話)
土地自慢(淸次郎さんの話)
男子獨占(中尾都山師)
變態墓誌(横川俊三さんの話)
凉しい影(源良近さんの話)
大江戸の夢(三代目新門辰五郎さんの話)
足の行進曲
蒐集家の嘆き(齋藤昌三さん)