卸売市場制度五十年史 第1巻
序(卸売市場制度五十年史編さん委員会委員長・川野重任)
序(農林省食品流通局長・杉山克已)
序(社団法人食品需給研究センター理事長・中西一郎)
凡例
第1章 卸売市場の意義
生鮮食料品卸売市場の意義
生鮮食料品の商品特性
市場の概念
生鮮食料品卸売市場の特質
生鮮食料品卸売市場の成立
問屋・仲買・卸売商の展開過程
生鮮食料品取引形態の変遷
中央卸売市場の意義
中央卸売市場の制度
中央卸売市場の機能と性格
卸売人の機能と性格
仲買人の機能と性格
第2章 卸売市場前史-中央卸売市場法成立まで-
明治以前の食品市場
近世までの食品市場-生鮮食料品市場を中心として-
近世幕藩体制下の食品市場
明治期に於ける生鮮食料品卸売市場
明治期における生鮮食料品卸売市場の発達-その統計的概観-
明治期における府県食品市場行政の展開
各地における青果市場の成立-その取引実態-
各地における魚市場の成立-その取引実態-
大正期における都市の卸売市場
東京市の卸売市場
横浜市の卸売市場
大阪市の卸売市場
京都市の卸売市場
神戸市の卸売市場
名古屋市の卸売市場
青果物の生産と出荷の状況-中央卸売市場開設以前-
問屋と産地-その取引実態-
産地の展開
共販組織の形成
系統農会の販売斡旋事業
県営の物産販売斡旋所
水産物の生産と出荷の状況-中央卸売市場開設以前
概説
問屋と産地-その取引実態-
沿岸漁業と供給産地市場
資本制漁業の発展と流通状况
大量輸送手段と冷蔵冷凍事業の発展
食肉の流通と出荷の状況-中央卸売市場開設以前ー
食肉の消費動向と食肉流通の特質
消費地家畜市場と取引形態の展開
大都市における小売商の動向-中央卸売市場開設以前-
大都市における青果小売商の動向
大都市における鮮魚小売商の動向
市場附属営業人の動向
東京市の各卸売市場における附属営業人
横浜市の各卸売市場における附属営業人
大阪市の各卸売市場における附属営業人
中央卸売市場法制定以前における府県市場行政の展開
大正初期における生鮮食料品卸売市場の発達-大正七年内務省衛生局調査を中心にして-
中央卸売市場法制定以前における府県市場行政の展開
第3章 中央卸売市場法案策定の前史
欧米卸売市場制度の紹介事績
明治四〇年(一九〇七)「市場法案」
はじめに
議会における審議経過
「市場法案」の歴史的意義
大正元年(一九一二)農商務省水産局「魚市場法案」
大正元年(一九一二)農商務省水産局「重要魚市場調査」
生産調査会の設置と日用品市場対策
「魚市場法制定ニ関スル件」諮問
生産調査会の審議経過
「魚市場法案」の歴史的意義
大都市市場業界の動向
日本橋魚市場組合の動向
全国重要魚市場聯合会の結成
京都魚市場合同問題
名古屋市内主要魚問屋の動向
第4章 中央卸売市場法制定の背景
大都市における人口集中と生鮮食料品需要の増大
人口の都市集中化
大都市における生鮮食料品需要の増大
大都市における公設小売市場の発達
第一次世界大戦と小売市場問題の台頭
東京市における公設市場
横浜市の公設市場
大阪市の公設市場
京都市の公設市場
神戸市の公設市場
名古屋市の公設市場
物価対策と中央市場設置構想の展開
内務省及び臨時国民経済調査会の市場対策
大都市市会の中央市場設置の諸建議
農商務省の市場対策と加藤内閣「物価調節策一九項目」
第5章 中央卸売市場法の成立
内務省社会事業調査会の中央卸売市場構想
はじめに
内務省社会事業調査会の中央卸売市場構想
中央卸売市場法案に対する市場業界の動向
六大都市青果市場聯合会の建議
日本橋魚市場中央卸売市場委員会
帝国議会における法案の審議経過
衆議院における法案の審議
貴族院における法案の審議
中央卸売市場法の公布
政府による法案の宣伝
法の公布と法制定の要旨
法の構成と主務省による逐条解釈
中央卸売市場制度の特質
法制定時における各会の動向
六大都市青果市場聯合会の「陳情書」
国司浩助の魚市場制度改善策と大日本水産会の中央卸市場法案修正案
「全国魚市場組合有志」の「中央卸売市場法案に対する意見大要」
東京青果小売商組合の決議と「請願」
六大都市関係課長会議
京都市による卸売業者への諮問
第6章 中央卸売市場法改正法律案の提出と議会における審議経過
中央卸売市場法改正法律案の提出をめぐる諸動向
生産者団体の動向
市場業界の動向
議会における中央卸売市場法改正法律案の審議経過
中央卸売市場法改正法律案の意義
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