戦中女学生の記録
1 はじめに
2 蘭組
(旧姓)
大人に対する不信(川辺靖子(林))
国破れて山河あり(小林和子(池沢))
校長先生のお心づかい(笹川とよ子(下村))
思い出はニ短調幻想曲(柴田静子(柴田))
戦争下の女学生(成川匡代(片山))
冬の桜(蘭組生の話より)(中村道子(新橋))
わが青春の和歌と俳句(西郡幸子(梛野))
Sの時代から(平尾英子(白石))
工場の事務室(平本敬子(宮崎))
昭和十七年四月の初空襲(古田康子(辻村))
気象台グループの記録(松下己巳子(本庄))
何もない頃(森登志子(中村))
3 菊組
研究生活の始まり(市川薫(吉田))
三月九日一炊の夢(榎本友紀子(近藤))
軍隊調になじめず(大慈彌豊子(村樫))
疎開先でも機銃掃射(小池みち子(田中))
せめて器だけは(坂口澄子(大久保))
すべてを灰に(庄田正子(庄田))
私の満洲体験と夫の戦地日記(田村佑子(池田))
福井県へ疎開して(高木圭子(佐伯))
満洲での敗戦(玉山小波(内海))
「非国民」呼ばわり(中村智子(中村))
父と兄の戦死(浜崎富美子(和田))
焼け跡残った樫の木(春田しず子(中黒))
中島飛行機工場の記(光岡敏子(光岡))
「お国のために」(峯和子(織田))
音楽への敬慕(山口慶子(山口))
4 竹組
英語教師の苦悩(原田正枝(松本先生))
疎開した山梨で(足立瑛光(己巳子))
東京大空襲と父の死(四十八願タカ子(下宿))
5 梅組
退任のあと(末廣和子(藤井先生))
挽歌(石塚久子(竹中))
戦災死された岩淵さん(近藤富美子(田村))
軍国少女の夢(渋沢晴子(山口))
二度戦災に遭って(高橋貞子(岡田))
思い出すままに(巽美子(中村))
二人の兄の生と死(冨沢昭子(渡辺))
ボタン付けの青春(深田具子(浦城))
ハンガーストライキ(藤木利子(坪井))
写真によせて(三宅昌子(香西))
八月十五日の疎開(茂木雅子(源生))
東京駅に落ちた爆弾(森久美子(福場))
6 資料
サイン帖より
昭和二十年の日記抄(松尾素娥(鄭))
(手紙)四蘭、気象台の皆様へ(五味三保子先生)
戦地日記抄(田村宏)
中島飛行機工場報償金明細書
あとがき