図書目録タイショウ シンサイ ゴジツ モノガタリ資料番号:080004646

大正震災後日物語

サブタイトル
編著者名
春日 靖軒 著者
出版者
冨文館
出版年月
1924年(大正13年)1月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
358p
ISBN
NDC(分類)
210.69
請求記号
E210.69/Ka79
保管場所
地下書庫江波戸図書
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書 江波戸昭氏旧蔵資料
目次

1 大震大火災の梗概
震災刹那の帝都
燒失せる區域
燒け野ヶ原の市街
地方の慘状
箱根も殆ど全滅
2 悲慘の極致
自警團員の貰ひ泣
殉職警官の壮烈な最期
美妓一家の慘
死體の間から蘇生の警部
見殺しになつた女給
死兒を負ひ歩いた老婆
薄命な花婿殿
一人生き残つても張合が無い
虫の息の父親を背負つて彷徨
大旋風に襲はれた被服廠跡
餓に泣く八人の子供
生首を提げて迷ふ四十男
永代橋から人の雨
増上寺で青い顔の銀行頭取
福原大尉の随行視察
悲劇中の悲劇
血を見せた娘
狂亂して探す無數の母親
震災後燒跡の割腹
行衞の判らぬ刀自
3 人間性の發露
捧ぐる温き眞情
猛火を潜つての報告
職務に没頭の警部補
妊婦産婦を助けた病院の書生
生死を忘れての喜劇
妻の行衞も判らぬ後備兵
學生車を曳いての慰問品
曳綱斷れて助かつた病院船
猛火の嵐を潜りぬけて
三兒が救はれた警部補
貧乏人が同情に富む
名流婦人連の牛乳配給
濱野家の美挙に感泣す
感ずべき古物商
宮内省使丁の冒檢
男も及ばぬ白衣の婦人
父を救つた可憐の少女
生命を賭した神田っ子
驛長の身を案じて猛火の中に
重要書類搬出中に殉職
醫学博士殉職の刹那
救はれた母子の感激
美しい少女の心根
美しい二十金
日本の女中に感心した外人
母性愛の復歸
感心な二家主
本來無一物の畫伯
心の美しい俳優
家族の死を顧みぬ憲兵中尉
社會奉仕の一端に
生き乍らの地獄
同情に燃える米國民
罹災學生の月謝を贈る
良子女王殿下の御慈善
奇蹟のやうな母子の邂逅
死ぬ迄かばつて呉れた
二千の避難者が涙で感謝
陸相に表彰される看護婦
火災から銀行を救つた行員
4 災害の異聞
宮様をお救ひしての表彰
命拾ひした乙女
九死に一生の訓導
鞄二つ持つて命からがら
大祟りの氣象臺
主馬寮の厩の藁の中に博士
被服廠跡で生き残つた人
十日目に涙の對面
花嫁の悲喜劇
いぢらしい迷子
大川の水に運命を托して
物凄かつた一夜
恐ろしい一夜
トタン板の雨
慘めな辯護士連
一時解放された囚人
燒野原に殘つた沼南翁の家
無事を祝し合つた雲梯居士一家
最も氣の毒な文藝家
不思議に殘つた父子三人
囘向最中の歸宅
明治屋の奇智
三たび危難を遁れた夫人
宮城邂難婦の分娩
生殘つた大火傷患者
沈勇に救はれた帝國ホテル
自働車滿載の胃腸藥
自働車一萬臺の注文
勞働總同盟の失業者救濟
死を免れた報知の葉書六萬枚
同業者に先鞭をつく
地震のお陰で夫婦に
5 震災後の實况
健氣なる三乙女
生活の責苦を負つて
令嬢の八百屋
看板師に早變の女流畫家
藝術家揃ひのパン屋
會社重役の叩き大工志願
槿花一丁の夢
藝者の大道商賣
沈着な交換孃
震災を脱れた記念に
日比谷に下駄病院
被服廠跡の追弔會
燒跡に群がる花賣
昔變らぬ丸ビル
明治神宮へのお暇乞
救ひに起つた思想團
庭一杯に黄金
家主と店子の喧嘩
見渡す限り泥の海
美髪學會の優しい同情
氣の毒な人の群
暴風雨に遭つた避難民
震災後殘暑に冬服姿
災害後は安直に結婚離婚が多い
日比谷村民の暮し向き
南郊飛入卅五萬人
十坪の地上權五千圓
爆破作業で得た知識
被服廠の大追悼會
二百萬の兒童愛護袋
句佛上人が來て大法會
6 各種機關の活動
軍用鳩の通信に大活動
三萬餘人を救つた署長
赤坂三聯隊の活動
不便を忍び在郷軍人の活躍
日本全國の農會起つ
清水港畔の活動
冒險の富士登山
皇后陛下の御仁慈
婦人團體の活躍
新潟縣救護班の活動
救療班の風浪中飛躍
空の宮様から氣象臺へ
氣象傳書鳩の驚くべき活動
救世軍の奔走
宮内省救護班の巡回
佛敎婦人會の衣類寄贈
御料林から數十萬石
地方から上京の青年團
婦人傳道師等の活躍
三井家の救濟事業
自警團へ警告
7 此際に處する道
震災が何を人心にもたらしたか
震災雑感
虚榮を脱いだ質實の生活
改善すべき震災後日本婦人の生活
震災後に處する婦人の覺悟
依頼心を廢して
眞劍の主婦同盟
婦人の危機貞操の保護
主婦の心掛け一つ
震災後の家庭へ
貯金の無い者が一番困つた
風俗習慣の一變を望む
輕捷運動の鍛錬を要す
この機を逸せず現金買ひに
お白粉つけて街が歩けぬ
これからの臺所
火災に遭つた場合の心得
メリヤスや靴下類の品鑑別
バラック建の防寒の設備
時節柄の手輕な着物消毒法
震災後の疲れをいやす食物
白米代用にうどん
簡單な榮養料理
安價な榮養料理
燒跡に於ける一般衞生
不安と恐怖から神經衰弱に
榮養不良からふえた鳥目
罹災者に大切な感冒豫防
子供の生活は注意深く
家は燒けても借地權は消滅せぬ
敷金はどうなる
8 震災に關する學藝の領域
地震の話
建築上から見た地震と火災
安全な建物と危険な建物
補遺
避難する途中に死んだ産婦
生殘つた淋しさ
猛火を浴びて御眞影を
大川から首だけの五九郎
看護婦に突き飛された松方公

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